「一度きりの大泉の話」と言ってもなんのことやらと思いますでしょ。
萩尾望都さんの本の題名です。
萩尾望都と竹宮恵子
二人の巨匠が、
漫画家になった当初、1970年から二年間共同生活をしたという、練馬区大泉の話をすることがきっかけで生まれた本です。
萩尾望都さんはこの二年間を50年封印して、漫画家人生を過ごしてきたそうです。
それを続けられない事情ができ、
この本の出版に至ったようです。
私は同世代なので、
リアルタイムで作品を読んでいました。
若い二人になにがあったかと、
興味が湧きました。
若き日の挫折と確執は、
長い年月を経てなお澱のように心に残るものです。
お二人のように有名な方でなくてもそれはあることだと思います。
萩尾望都の作品も好きでしたが、
私はどちらかと言うと竹宮恵子のファンでした。
お二人の画を見ると、
やっぱり今でも当時のワクワクを思い出します。
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