平成二十二年五月(夏)場所(於・國技館)は千秋楽。
日本相撲協会「本場所情報」
銀河大角力協会
・序ノ口
13日目に優勝決定済み。
◎7戦全勝
竜王浪(西9、初。各段も初)
・序二段
佐々木山(東20)・齊心で決定戦。佐々木山を押し倒したかに見えたが、団扇は佐々木山。齊心の踏み越しがあったようにも見えるが、佐々木山は既に体がない。齊心が優勝。
◎7戦全勝
齊心(西49、初。各段も初)
・三段目
13日目に優勝決定済み。
弓取りの千代の花(西36)は磯東(東40)を押し出して3勝で終了。
◎7戦全勝
拓錦(東23、初。各段は18年3月の序ノ口以来2回目)
・幕下
13日目に優勝決定済み。
1敗同士の対戦だが、仲の国が隆の山を圧倒して6勝目。
◎7戦全勝
前田(西35、初。各段は18年3月の三段目以来2回目)
・十枚目(十両)
芳東(西下4)をあっさり押し出し、上林(西13)7勝目で残留。芳東は負け越し。
剣武(東下3)を押し出し、若天狼(東11)は6勝目で道産子関取の座を守った。剣武は4勝止まりで関取昇進ならず。前の取り組みも含め、そういう大事な取り組みのわりに、幕下力士に全く気合いが感じられない。最初から結果が決まっているわけでもあるまいし…。
星風の引き落としに、春日錦簡単に転がった。春日錦負け越し、星風勝ち越し。
5敗同士、松谷を引き落として大道が10勝目。新十枚目の松谷は9勝6敗でまずまずの星。
徳真鵬をどっしりと寄り切って山本山勝ち越し。徳真鵬負け越し。
立ち合い合わずに3回目。霧の若を肩透かしで下し、土佐ノ海は7勝まで持ち直して終了。霧の若は2勝13敗の大負け。
残留がかかる佐田の富士(東14で五分)と、優勝争い単独首位の武州山(10勝4敗)が対戦。いったんは土俵際詰まりながら残した佐田の富士だが、武州山の上手投げが決まって武州山優勝。佐田の富士は幕下へ。
将司の廻しにしがみ付き、足を掛け、自分も一緒に掬い投げ。海鵬が6日目以来の白星で有終の美。
旭南海に敗れ、蒼国来(西4)8勝止まり。
玉飛鳥(東4)は10勝目で幕内復帰を決めた。普天王(西12)は9敗で幕下陥落と出羽海部屋から関取が消える非常事態。
清瀬海の叩きに琴春日落ちた。清瀬海は10勝目。
豊桜を引き落とし、翔天狼(東2)勝ち越して幕内復帰へ。
安壮富士を引き落とし、臥牙丸(西筆頭)は10勝で新入幕に花を添えた。
境澤を崩して寄り切り、磋牙司(東筆頭)は惜しくも7勝で終了。
◎11勝4敗
武州山(西5、20年7月以来2回目)
各段の決定戦・表彰式の後、幕内土俵入り。魁皇に歓声が上がるのに続いて琴光喜。しかし、大関としては異例とも言える、全く声が上がらない状態。
・幕内
千代白鵬を下し、玉乃島5勝目。
栃乃洋を上手投げで破り、春日王6勝目。幕内へは足りなかったが、まあしょうがない。
光龍を上手く小手投げで瀬川9勝目。
猛虎浪を下手投げで下し、豪風久しぶりに勝ち越し。
隠岐の海が出て行くが、霜鳳送り投げ。同時に倒れたので取り直し。今度は霜鳳が掬い投げで引っ繰り返し、10勝目。隠岐の海は負け越しまでの府成績が響いて5勝10敗。
北勝力を寄り切って、阿覧12勝目。敢闘賞受賞。北勝力は負け越しても問題ないみたい。
高見盛を一気に寄り切り、豪栄道9勝目。
お互いに押し合って激しい相撲。引いた豊響をそのまま押し出し、若荒雄10勝目。こちらの方が敢闘賞らしい。
垣添の後ろについて送り倒し、嘉風9番・垣添負け越し。
勝ち越しまであと1番の木村山。若の里の叩きに屈して負け越し。あと2勝が長すぎた。
鶴竜が出て行ったのに土佐豊が入れ替えて、そのまま寄り切り。軽さが見えた鶴竜は6勝で終了。
勝てば勝ち越しの両者。北太樹も力を出したが、栃ノ心が得意の吊りで決めた。栃ノ心が勝ち越し・敢闘賞。北太樹は負け越し。
旭天鵬が出るところを雅山が引き落とし。どう見ても雅山が残っているかと思いきや、雅山の足が先に出ていた。
玉鷲を引き落とし、豊ノ島5勝目。玉鷲(東7)は3勝12敗で、幕内に残れるの? 時天空の叩き込みに栃煌山バッタリ。負け越して小結を明け渡し。その代わり、栃ノ心が上がりそう…?
白馬が飛び込んでくる琴奨菊を叩き込んで10勝。琴奨菊は東小結で9勝止まりだが、関脇へ。
黒海を引き落とし、安美錦は5勝で終了。今日は上位になるにつれ、段々淡白な相撲ばかりになるのはなぜだろう(今日だけじゃないけど)。
朝赤龍がサッと稀勢の里を寄り切り。横綱と大関の差は大きいが、大関と関脇の差はさらに大きい。稀勢の里を大関候補なんて、人材難にもほどがある。
消極さが見える把瑠都。琴光喜が苦労して下手投げ、9勝目。新大関把瑠都、大関としては及第点の10番だが、把瑠都としては物足りない。どちらが良いかは知らないが、わたしは後者にしておこうっと。
勝てば通算1000勝の魁皇が登場。昨日横綱に善戦した琴欧洲を寄り切って、ついに史上2人目の1000勝力士が誕生。ああ、勝ってしまったのか…。
奮戦の日馬富士を寄り切り、白鵬今場所も全勝優勝。優勝インタヴューでは、優勝が早く決まりすぎて謝罪する話術も身に着けていた。どんどん対戦するであろう相手に稽古をつけなければ。
日馬富士も9勝6敗で、把瑠都以外の大関4人は横並び。これぞ大相撲?
◎15戦全勝
白鵬(横綱、2場所連続14回目)
・殊勲賞
該当者なし(2場所連続42回目)
・敢闘賞
栃ノ心(前2、21年11月以来2回目)
阿覧(前10、初)
・技能賞
該当者なし(20年9月以来54回目)
・雷電賞(関脇以下の最高成績者を勝手に顕彰)
阿覧(前10、初)
幕内から十枚目へは、岩木山(東5で全休)・栃乃洋(東14で3勝)・光龍(東16で5勝)・玉乃島(西16で5勝)の4人。十枚目から幕内へは、臥牙丸(西筆頭で10勝)・玉飛鳥(東4で10勝)・武州山(西5で11勝)の3人だが、落ちる方が多いので、翔天狼(東2で8勝)も候補か。
十枚目から幕下へは、普天王(西12で6勝)・霧の若(東13で2勝)・佐田の富士(東14で7勝)・海鵬(西14で3勝)の3人。幕下から十枚目へは、益荒海(東筆頭で4勝)・寶智山(西筆頭で5勝)・魁聖(東2で5勝)・剣武(東3で4勝)か。
今場所もありがとうございました。
日本相撲協会「本場所情報」
銀河大角力協会
・序ノ口
13日目に優勝決定済み。
◎7戦全勝
竜王浪(西9、初。各段も初)
・序二段
佐々木山(東20)・齊心で決定戦。佐々木山を押し倒したかに見えたが、団扇は佐々木山。齊心の踏み越しがあったようにも見えるが、佐々木山は既に体がない。齊心が優勝。
◎7戦全勝
齊心(西49、初。各段も初)
・三段目
13日目に優勝決定済み。
弓取りの千代の花(西36)は磯東(東40)を押し出して3勝で終了。
◎7戦全勝
拓錦(東23、初。各段は18年3月の序ノ口以来2回目)
・幕下
13日目に優勝決定済み。
1敗同士の対戦だが、仲の国が隆の山を圧倒して6勝目。
◎7戦全勝
前田(西35、初。各段は18年3月の三段目以来2回目)
・十枚目(十両)
芳東(西下4)をあっさり押し出し、上林(西13)7勝目で残留。芳東は負け越し。
剣武(東下3)を押し出し、若天狼(東11)は6勝目で道産子関取の座を守った。剣武は4勝止まりで関取昇進ならず。前の取り組みも含め、そういう大事な取り組みのわりに、幕下力士に全く気合いが感じられない。最初から結果が決まっているわけでもあるまいし…。
星風の引き落としに、春日錦簡単に転がった。春日錦負け越し、星風勝ち越し。
5敗同士、松谷を引き落として大道が10勝目。新十枚目の松谷は9勝6敗でまずまずの星。
徳真鵬をどっしりと寄り切って山本山勝ち越し。徳真鵬負け越し。
立ち合い合わずに3回目。霧の若を肩透かしで下し、土佐ノ海は7勝まで持ち直して終了。霧の若は2勝13敗の大負け。
残留がかかる佐田の富士(東14で五分)と、優勝争い単独首位の武州山(10勝4敗)が対戦。いったんは土俵際詰まりながら残した佐田の富士だが、武州山の上手投げが決まって武州山優勝。佐田の富士は幕下へ。
将司の廻しにしがみ付き、足を掛け、自分も一緒に掬い投げ。海鵬が6日目以来の白星で有終の美。
旭南海に敗れ、蒼国来(西4)8勝止まり。
玉飛鳥(東4)は10勝目で幕内復帰を決めた。普天王(西12)は9敗で幕下陥落と出羽海部屋から関取が消える非常事態。
清瀬海の叩きに琴春日落ちた。清瀬海は10勝目。
豊桜を引き落とし、翔天狼(東2)勝ち越して幕内復帰へ。
安壮富士を引き落とし、臥牙丸(西筆頭)は10勝で新入幕に花を添えた。
境澤を崩して寄り切り、磋牙司(東筆頭)は惜しくも7勝で終了。
◎11勝4敗
武州山(西5、20年7月以来2回目)
各段の決定戦・表彰式の後、幕内土俵入り。魁皇に歓声が上がるのに続いて琴光喜。しかし、大関としては異例とも言える、全く声が上がらない状態。
・幕内
千代白鵬を下し、玉乃島5勝目。
栃乃洋を上手投げで破り、春日王6勝目。幕内へは足りなかったが、まあしょうがない。
光龍を上手く小手投げで瀬川9勝目。
猛虎浪を下手投げで下し、豪風久しぶりに勝ち越し。
隠岐の海が出て行くが、霜鳳送り投げ。同時に倒れたので取り直し。今度は霜鳳が掬い投げで引っ繰り返し、10勝目。隠岐の海は負け越しまでの府成績が響いて5勝10敗。
北勝力を寄り切って、阿覧12勝目。敢闘賞受賞。北勝力は負け越しても問題ないみたい。
高見盛を一気に寄り切り、豪栄道9勝目。
お互いに押し合って激しい相撲。引いた豊響をそのまま押し出し、若荒雄10勝目。こちらの方が敢闘賞らしい。
垣添の後ろについて送り倒し、嘉風9番・垣添負け越し。
勝ち越しまであと1番の木村山。若の里の叩きに屈して負け越し。あと2勝が長すぎた。
鶴竜が出て行ったのに土佐豊が入れ替えて、そのまま寄り切り。軽さが見えた鶴竜は6勝で終了。
勝てば勝ち越しの両者。北太樹も力を出したが、栃ノ心が得意の吊りで決めた。栃ノ心が勝ち越し・敢闘賞。北太樹は負け越し。
旭天鵬が出るところを雅山が引き落とし。どう見ても雅山が残っているかと思いきや、雅山の足が先に出ていた。
玉鷲を引き落とし、豊ノ島5勝目。玉鷲(東7)は3勝12敗で、幕内に残れるの? 時天空の叩き込みに栃煌山バッタリ。負け越して小結を明け渡し。その代わり、栃ノ心が上がりそう…?
白馬が飛び込んでくる琴奨菊を叩き込んで10勝。琴奨菊は東小結で9勝止まりだが、関脇へ。
黒海を引き落とし、安美錦は5勝で終了。今日は上位になるにつれ、段々淡白な相撲ばかりになるのはなぜだろう(今日だけじゃないけど)。
朝赤龍がサッと稀勢の里を寄り切り。横綱と大関の差は大きいが、大関と関脇の差はさらに大きい。稀勢の里を大関候補なんて、人材難にもほどがある。
消極さが見える把瑠都。琴光喜が苦労して下手投げ、9勝目。新大関把瑠都、大関としては及第点の10番だが、把瑠都としては物足りない。どちらが良いかは知らないが、わたしは後者にしておこうっと。
勝てば通算1000勝の魁皇が登場。昨日横綱に善戦した琴欧洲を寄り切って、ついに史上2人目の1000勝力士が誕生。ああ、勝ってしまったのか…。
奮戦の日馬富士を寄り切り、白鵬今場所も全勝優勝。優勝インタヴューでは、優勝が早く決まりすぎて謝罪する話術も身に着けていた。どんどん対戦するであろう相手に稽古をつけなければ。
日馬富士も9勝6敗で、把瑠都以外の大関4人は横並び。これぞ大相撲?
◎15戦全勝
白鵬(横綱、2場所連続14回目)
・殊勲賞
該当者なし(2場所連続42回目)
・敢闘賞
栃ノ心(前2、21年11月以来2回目)
阿覧(前10、初)
・技能賞
該当者なし(20年9月以来54回目)
・雷電賞(関脇以下の最高成績者を勝手に顕彰)
阿覧(前10、初)
幕内から十枚目へは、岩木山(東5で全休)・栃乃洋(東14で3勝)・光龍(東16で5勝)・玉乃島(西16で5勝)の4人。十枚目から幕内へは、臥牙丸(西筆頭で10勝)・玉飛鳥(東4で10勝)・武州山(西5で11勝)の3人だが、落ちる方が多いので、翔天狼(東2で8勝)も候補か。
十枚目から幕下へは、普天王(西12で6勝)・霧の若(東13で2勝)・佐田の富士(東14で7勝)・海鵬(西14で3勝)の3人。幕下から十枚目へは、益荒海(東筆頭で4勝)・寶智山(西筆頭で5勝)・魁聖(東2で5勝)・剣武(東3で4勝)か。
今場所もありがとうございました。