徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

デモクラシーという<クラブ>/東京デモクラシー、始動

2014-02-03 13:03:32 | News




昨夜は渋谷駅前ハチ公口周辺で「東京デモクラシー、始動」。
J発足以降、日本でも主に政治や行政においてボランティアをサポーターと呼称することが非常に多くなったのだが、ほとんどの場合は都合のいい「無償のお手伝い」の言い換えに過ぎない。しかし昨夜の渋谷、あの場にいた人たちの多くは、その意味において本物のサポーターだっただろうと思う。では何のサポーターだったのか。
プレーヤーは所属するクラブを変えることができるが、サポーターは愛するクラブを変える事ができない。

あの夜、あの場所にいた人々の中には、その意見がtogetterでもまとめられていたように、選挙前の宇都宮陣営について辛辣な意見を飛ばしていた連中が少なくない(オレも)。しかし戦いが始まってしまえば、それぞれができること、やるべきことをやるしかない。コア(スタッフ)に指示されなくたって、「場」のために考え、勝手に動いてしまうのがサポーターなのだ。
イベントタイトルの横には、宇都宮健児候補を表す<U.K.>の文字があったとはいえ、メインタイトルはあくまでも<東京デモクラシー>である。勿論あの場にいた人々は宇都宮候補の支持者なのだが、大仰に書いてしまえば、サポートしているのはあくまでも<デモクラシー>だろう。
I WILL VOTE、そして第二、第三のU.K.を送り出す土壌を作ることが、あの場にいた「サポーター」の願いだろうと思う。

宇都宮候補はスピーチの中で沖縄との連帯を口にした。国政選挙は3年先まで行われないとはいえ、これから全国各地で行われる地方選挙の結果のひとつひとつは実に重い意味を持つ。来年4月には統一地方選も行われる。この戦後70年の節目の年にファシスト政権が何を目論んでいるのかはもはや明らかだろう。
投票日まであと一週間を切った。結果がどちらに転ぶのかは、まだわからない。
ファシズムという<クラブ>と戦い、勝ったり負けたりしながらデモクラシーという<クラブ>のサポーターであるオレたちの生活は続いていく。その積み重ねにはきっと意味がある。




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