■ロシアと欧州を結ぶ天然ガスパイプライン/天然ガス供給をめぐるウクライナとロシアの動き
<ロシアのインタファクス通信によると、ウクライナ危機の中、ロシアのエネルギー省当局者が1日、ウクライナがガス購入に絡む未払い金約16億㌦を完済しなければ「現在の低価格で供給する契約を延長する意味はない」と語り、4月から値上げする可能性を示唆したという。(中略)ウクライナが懸念を抱くのは、ロシアがこれまでもガス価格の操作でウクライナに圧力をかけたり、懐柔したりしてきたからだ。>
(東京新聞2014年3月4日付 ウクライナ介入経済戦略/ロシア産ガス「値上げ」圧力/EUも供給影響)
■主なEU加盟国の天然ガスのロシア依存率
<欧州にはロシアからウクライナやベラルーシなどを経由して天然ガスを送るパイプラインがくまなく走る。クリミア半島を併合したロシアにEUが経済制裁を科さないのは、ガス供給停止といった報復を恐れていることが影響している。EUが検討しているのは、供給停止などの緊急時に備え、隣国に融通して助け合うためのパイプラインの接続と備蓄体制の拡充に加えて、ロシア以外からの輸入先確保と代替エネルギーの開発を中長期にわたって進める―という内容だ。欧州には、欧州向け天然ガスの5割が通過するウクライナをめぐる苦い経験がある。2006年と09年、ガス料金の値上げなどをめぐる争いからロシアがウクライナへのガス供給をストップ。欧州向けは無関係にもかかわらず、09年にはブルガリアなどに真冬の2~3週間、ガスが全く来ない事態になった。この教訓からEUは、パイプラインの接続を推進。(中略)こうした緊急時対策は進むものの、代替源は見当たらないのが現状だ。>
(東京新聞2014年4月11日付 EU6月までにエネ安保計画/脱「ロシア依存」難航も/天然ガスの代替源確保厳しく)
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