日曜日は<経産省を人間の鎖で囲もう!1万人アクション>に参加。
9月5日にこんな記事がWebに掲載され、その中で五十嵐敬喜・前内閣官房参与は「脱原発デモが首相官邸に来たら政治が動いたのではないか」と発言した。正直国会議事堂、首相官邸は条件としてハードルが高いのだが、それならば9.11は前日(!)に露骨な言葉狩りで大臣を辞任に追い込まれた(追い込んだ?)経産省を取り囲みに参加するのは当然である。
そこが事件の現場であり、そこがデモンストレーションする価値のある場所であるならば。
日比谷公園を13時30分にスタートしたデモは1時間ほどのあっさりとしたコースでウォーミングアップという感じだったが、公園に戻って15時30分まで待機してからスタート時間に主催の誘導で移動を始め、参加者全員で経産省を取り囲んだ。オレは正面入口付近の場所をキープ。いや、別に選んだ行ったわけじゃないんだけれども。
街宣車のスピーカーから聴こえる主催のアナウンスはさっぱり意味不明だったけれども(本当に最後まで日本語として聴こえないんだから凄かった…)、「経産省を取り囲んだ」という事実は残る。それだけでも意味がある。
9.11というのは「それ」をアピールしに来たのだから、それで充分である。
「人間の鎖」が完成して30、40分ほど経って、「鎖」もばらけ始めたところで(もちろんまだ「鎖」はつながっているんだが)、同じく経産省の正面入口付近にいた安心・安全な未来を子供たちにオーケストラさんたちの近くに移動。アナウンスとは別に、この地点を中心にしばらく熱いコールが続いた。
安心・安全な未来を子供たちにオーケストラの叩くリズムは本当にポジティブだ。
この半年間、いろんな反・脱原発デモには参加しているけれども、このときほど「東電解体」というお馴染みのフレースが心から出たことはなかった。休日とは言え、経産省を取り囲んで、経産省の真ん前で「東電解体」を叫んでいるんだぜ。オーケストラの周りの歩道にはカメラマンも含めて20、30人ほどの輪が出来ていたと思うけどれも、もっとこの輪が「広場」のように拡がればいいのにと思う(実際人間の鎖に対しては、それをさらに取り囲んだ警察もこのパフォーマンスにはほとんど干渉しなかった)。
これは決して怒りの感情だけではないんだよ。素晴らしいパフォーマンスだったと思う。
「人間の鎖」終了後、経産省入口でハンストをスタートさせる若者と老人たちがスピーチをした。
あまりにもいろんなことが起こり過ぎた半年間だったが、3.11までの次の半年間はどんなことが起こっているんだろう。
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