■NATOの東方拡大
<会見したラスムセン事務総長は「欧州の安全保障に対する深刻な脅威を抑止し、同盟国を守る決意を再確認した」と強調。その上で対話の窓口は閉ざさず、「解決の唯一の道は政治と外交しかない」とロシアに呼びかけた。(中略)NATOは冷戦終結後、ロシアとの共存関係を模索し、2002年にNATO・ロシア理事会を設立。集団安全保障や加盟問題などの最重要事項を除く政策決定にロシアが加盟国と同等の立場で関与する“準加盟国”の関係を築いてきた。その一方で、旧ソ連支配下にあった共産圏の12カ国を次々に加盟させ、08年には「東方拡大」路線の一環でウクライナとグルジアの将来の加盟方針を示した。これに反発したロシアのプーチン大統領が同年、グルジア侵攻を決行したと言われ、今回のウクライナ危機の背景にもなっている。>
(東京新聞2014年4月3日付 ウクライナ危機 NATO、対ロ協力停止/強硬避け対話模索/ロ大統領 クリミア駐留協定を破棄)
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