JAXAは、閉鎖環境適応訓練設備を用いた有人閉鎖環境滞在試験(閉鎖試験)を、2015年度から2016年度にかけて実施するが、このための被験者募集を行う。
2015年度には1回、2016年度には最大3回の2週間閉鎖試験を行う計画。
これは、閉鎖環境滞在時に被験者が感じるストレスをよく反映する客観的指標(ストレスマーカ)を抽出するのが目的。
この目標達成に向けた第一歩として、今回の試験では「ストレスマーカ候補の絞り込み」の初回検討を行う。
8名の被験者(成人男性)が宇宙飛行士養成棟閉鎖環境適応訓練設備(閉鎖設備)に2週間(13泊14日)滞在する。
閉鎖設備滞在前には基礎データの取得のために、閉鎖設備退室後には回復過程の確認のために、それぞれ2回のデータ取得を行う。
被験者は滞在中、ISS滞在を模したストレス負荷を受けつつ、さまざまな課題を実施し、ストレスマーカ候補の測定を行う。