中国国家宇宙局は、ロシア国営宇宙企業のロスコスモスと、月基地を共同で建設することで合意した。
中ロ両国を除く日米欧など8カ国は、2020年10月、月面探査計画「アルテミス協定」に署名している。
中国国家宇宙局は、ロシア国営宇宙企業のロスコスモスと、月基地を共同で建設することで合意した。
中ロ両国を除く日米欧など8カ国は、2020年10月、月面探査計画「アルテミス協定」に署名している。
米航空宇宙局(NASA)は、2024年に予定している宇宙飛行士の月面着陸計画を「アルテミス計画」と名付け、現在、準備を整えている。
既にNASAは、1969年に人類が初めて月に降り立ったアポロ計画を成功させており、アポロ計画から50年がたった現在、再び月に降り立つ「アルテミス計画」を推進する。
宇宙飛行士が月に降り立つ中継基地となる月面周回有人小型宇宙ステーションは、米宇宙企業「マクサ・テクノロジーズ」が開発すると同時に、月着陸機の研究開発を米企業11社に委託し、民間企業との連携を強める。
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・2020年 無人月面周回試験飛行(「アルテミス1」)
・2022年 有人月面周回飛行(「アルテミス2」)
・2022年~2024年 月面周回有人小型宇宙ステーション「ゲートウェイ」建設
5回に分け建設資材を打ち上げ、日欧が「ゲートウェイ」拡張計画に参加を検討
・2024年 新型ロケット「SLS」+火星宇宙船「オリオン」で「ゲートウェイ」へ宇宙飛行士を輸送
(「アルテミス3」)
・2024年~2028年 月面に人が継続的に滞在できる環境をつくる
・?年 月の南極に到着(2人)
・?年 月を経由して、人類が火星に初めて降り立つ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの国際共同研究チームは、日本の月周回衛星「かぐや」に搭載された電波レーダ、月レーダサウンダーで取得したデータを解析し、月の火山地域の地下、数10m〜数100mの深さに、複数の空洞の存在を確認した。
確認された地下空洞の一つは、「かぐや」が発見した縦孔を東端として、西に数10km伸びた巨大なもの。
地下空洞の存在を確実にした今回の成果は、科学的にも将来の月探査においても重要なものである。溶岩チューブのような地下空洞内部は、月の起源と進化の様々な課題を解決出来る場所であり、また月における基地建設として最適の場所のため。
縦孔は、こうした地下空洞への入り口の可能性があるが、縦孔の数は非常に少なく、科学的探査や基地を作ることのできる地下空洞は希少かもしれないという。
現在、日本が参画している国際宇宙ステーション(ISS)は、2024年までの運用が決まっている。その後、日本の宇宙探査計画はどこに向かうのであろうか。
現在のところ予定されているのは、米国の2030年の月到達プロジェクトに参画して、日本人飛行士を月に送り込むことのようだ。
つまり、JAXAは、有人用大型ロケットや有人宇宙船の自前での開発を断念したことになる。
米国は、ISSの終了後の次世代大型ロケット「SLS(スペース・ローンチ・システム)」と有人宇宙船「オライオン」による月面探査計画(月面拠点の建設)を現在推進中だ。
そして米国は、次は月を基地として、火星の有人探査を目指している。
一方、中国は、独自での有人月探査、有人火星探査を目指すことは明らかだ。
さらに、米国、中国の宇宙探査計画を睨み、今後ヨーロッパも独自の宇宙探査計画を進めるであろう。
これからの各国の宇宙探査計画の行方に目が離せない。
大塚製薬は、2014年5月15日から始動する、民間企業初の月面到達プロジェクト(2015年10月、米国フロリダから打ち上げ予定)、「LUNAR DREAM CAPSULE PROJECT」(ルナ・プロジェクト)に参画する。
「月には水がある」。同プロジェクトは、人類が月で生活する時代の到来を引き寄せると言われる、この発見がきっかけ。
「国家プロジェクトレベルでないと実現できなかった宇宙飛行を自由に民間の手で、そして月へ」そんな夢を身近に感じてほしいとの想いから、世界屈指の技術力を集約した民間企業とともに、「ポカリスエット」は、地上約38万kmの月面へ挑む。
月面に届けるタイムカプセル“LUNAR DREAM CAPSULE” (ドリームカプセル)には、世界中の子どもたちから集めた夢とともに、人類にとって大切な「水」の象徴として、また「夢はいつも身近にある」ということを伝えるシンボルとして、「ポカリスエット」 (粉末)が収められる。