●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●ダイモンの月面探査車「YAOKI」、月着陸船内から月面写真の送信に成功

2025-03-08 20:37:11 | 月面探査
 ダイモン(東京都中央区新富1-6-16、中島 紳一郎社長)は、同社が開発した月面探査車「YAOKI」を搭載した、米インテュイティブ・マシンズ社の月着陸船「Nova-C」(愛称「Athena」)が、日本時間3月7日(金)未明に月面軟着陸に成功し、その数時間後にはYAOKIが撮影した写真データの受信にも成功した。

 これにより、ダイモンの月面探査車「YAOKI」が日本の民間企業として初めて月面に到達し、稼働した月面探査車となったことが確認された。

 横転した状態ではあるものの、米インテュイティブ・マシンズ社にとって2回目の月面軟着陸成功となり、3月2日のブルーゴーストに続く民間企業の月着陸船として3例目となった。

 IM-2(Intuitive MachinesのMission 2)は、将来の月探査を可能にするために、水資源探索のインフラを検証し、利用可能な資源の組成や濃度を特定し、月面通信技術を実証することを目的としている。

 「YAOKI」は着陸後約5日後に計画していたミッションを、着陸直後に実行する計画変更の指示を受け、Athenaに搭載されている全てのペイロードの最後にミッションを実施した。電力供給の制限や、温度の低温化など、時間が経つほど環境が悪化する状況下で、月面での写真撮影・データ送信に成功し、着陸船から月面に解放されるに至らずも、YAOKIが月面で予定していた所定の動作が正常に作動することを確認できた。
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●宇宙探査●ダイモン社製の月面探査車「YAOKI」、民間としてわが国初となる月面へ軟着陸に成功

2025-03-07 19:02:21 | 月面探査
 ダイモンは、同社製の月面探査車「YAOKI」が、米インテュイティブ・マシンズ社の月着陸船「Athena」と共に、3月7日未明(日本時間)に月面への軟着陸に成功したと発表した。

 一方で、月着陸船「Athena」の姿勢に問題が生じているとの報告を受けており、インテュイティブ・マシンズ社と緊密に連携し、状況の把握と対応に努めている。

 月面探査車「YAOKI」からの温度テレメトリデータは正常に機能しており、月面走行に向け準備を進める。

 月面探査車「YAOKI」は、日本の民間企業として初めて月面に到達した探査車となった。月面を走行し、画像データなどを地球に送信することで、将来の月面開発や宇宙探査に貢献することを目指している。
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●宇宙探査●アイスペース、月着陸を2025年6月6日に設定

2025-03-06 14:51:09 | 月面探査
 アイスペースは、2025年1月15日に打ち上げ、現在月を目指して航行を続ける月着陸機「RESILIENCE」の月面着陸を、最短6月6日(金)午前4時24分(日本時間)に設定した。

 現時点で着陸地点候補は3か所あり、各地点で着陸日及び時間帯が異なるため、運用の状況に応じて、着陸予定日は6月6日午後~8日に変更の可能性がある。

 これまでの経験を、効果的且つ効率的に反映し、各マイルストーンの達成確度をさらに高めた結果、予定通りの動作を確認した。

 月着陸機の7つのサブシステムの状態は良好であり、全て正常に作動していることを確認している。

 今後、アイスペースの運用チームは、管制室から引き続き軌道の制御を行いながら月着陸機「RESILIENCE」を月へと導き、深宇宙軌道制御を、4月24日頃に完了する予定。

 その後、5月6日頃に月重力圏へ到達、月周回軌道投入を実施する予定。
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●宇宙探査●米の民間の無人月着陸船、月に着陸

2025-03-02 23:50:43 | 月面探査
 米ファイアフライ・エアロスペースは、無人月着陸船「ブルーゴースト」を月に着陸させることに成功した。

 民間では、2024年2月に米インテュイティブ・マシンズの月着陸船「ノバC」に続いて2例目。

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●宇宙探査●ダイモンの月面探査車「YAOKI」、米の月着陸船に搭載され月面着陸へ向かう

2025-02-27 15:05:24 | 月面探査
 ダイモン(東京都中央区、中島紳一郎社長)が開発した月面探査車「YAOKI」が、米Intuitive Machinesの月着陸船 「Nova-C(通称:Athena)」に搭載され、2月26日に打ち上げられた。

 月面着陸は、打上げから約8日後、YAOKIの月面走行・データ取得・送信は月面着陸から約5日後を予定。  

 民間の探査車が月面着陸に成功すれば、世界初の偉業となる。

 従業員10名足らずの小規模なスタートアップ企業であるダイモンが月面探査に成功すれば、宇宙産業の未来を切り拓く大きな転機となる。
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●宇宙探査●アイスペース、史上初となる民間月着陸船による月フライバイに成功

2025-02-16 17:39:11 | 月面探査
 アイスペースは、月着陸ミッション「Mission 2 (SMBC x HAKUTO-R VENTURE MOON)」において、月着陸船のRESILIENCEが、民間企業による商業用の月着陸船としては史上初となる「月フライバイ」に成功した。

 2025年2月15日(土)午前7時43分(日本時間)に、RESILIENCEランダーは、月表面から高度約8,400㎞の地点を通過、これによりミッション2マイルストーンの「Success5」を完了した。

 月フライバイは、アイスペースが目指す低エネルギー遷移軌道による深宇宙航行に移行するために重要なマイルストーンであり、目標通過点に対して数十キロの範囲にランダーを通過させるため、精密な軌道計画と運用が求められる。

 「ミッション1」で得た軌道制御の経験と実績により、初挑戦となった月フライバイは無事成功した。

 今後、RESILIENCEランダーは、予定通り低エネルギー遷移軌道を使って深宇宙を航行する。

 その後、太陽の重力を使って、5月初旬に月重力圏に到達し、軌道投入を行う予定。
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●宇宙探査●アイスペース、月着陸船の打ち上げに成功し5月末にも月面着陸に挑む

2025-01-15 17:29:13 | 月面探査
 アイスペースは、1月15日、米フロリダ州のケネディ宇宙センターから、月着陸船を、米スペースXのロケット「ファルコン9」に搭載し打ち上げ、予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。

 5月末にも月に到着予定で、月面に着陸すれば、日本の民間企業で初の快挙となる。

 民間企業では、米宇宙企業のインテュイティブ・マシーンズが24年2月に世界で初めて月面着陸を成功させたが、同社は、2回目の月着陸船を年内にも打ち上げる予定にしており、日本の宇宙ベンチャー「ダイモン」の小型月面探査車が月に運ばれる予定。
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●宇宙探査●アイスペース、1月15日午後3時(日本時間)に月着陸船を米ケネディ宇宙センターから打ち上げ

2025-01-10 17:57:17 | 月面探査
 アイスペースは、月着陸船を2025年1月15日(水)午後3時(日本時間)に米ケネディ宇宙センターから米スペースXのロケットで打ち上げると発表した。

 このミッション2の月着陸船「RESILIENCEランダー」には、次の6つのペイロードを搭載し、月に輸送する。

①HAKUTO-Rのコーポレートパートナーである高砂熱学工業株式会社の月面用水電解装置
②株式会社ユーグレナの月面環境での食料生産実験を目指した自己完結型モジュール
③台湾の国立中央大学宇宙科学工学科が開発する深宇宙放射線プローブ
④株式会社バンダイナムコ研究所の「GOI宇宙世紀憲章プレート」
⑤ispaceの欧州法人ispace EUROPEが開発したマイクロローバー”TENACIOUS”
⑥スウェーデンのアーティストによるムーンハウスと呼ばれる赤い小さな家

 また、月着陸船「RESILIENCEランダー」には、人類の言語と文化遺産を保護したユネスコのメモリーディスクも搭載している。

 ミッション1では、ランダーの設計および技術の検証と、月面輸送サービスと月面データサービスの提供という事業モデルの検証および強化。ミッション1の10段階の内、Success8まで成功を収めることができ、Success9中においても、着陸シーケンス中のデータも含め月面着陸ミッションを実現する上での貴重なデータやノウハウなどを獲得することに成功した。

 これを踏まえ、今回のミッション2では、ミッション1で得られたデータやノウハウをフィードバックする予定。

 さらにミッション3では、より精度を高めた月面輸送サービスの提供によってNASAが行う「アルテミス計画」にも貢献する計画。

 ミッション3は、2026年、ミッション6は、2027年に打ち上げを行う予定。
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●宇宙探査●NASA、宇宙飛行士の月面着陸を2027年半ばに延期

2024-12-07 15:11:04 | 月面探査
 NASA(米航空宇宙局)は、国際月探査プロジェクト「アルテミス計画」を推進しているが、宇宙飛行士が月面着陸を行うミッションを、2026年9月から1年遅らせて、2027年半ばに実施すると発表した。

 また、宇宙飛行士が乗った宇宙船が月を周回する試験飛行についても、7か月ほど遅らせて、2026年4月を目標にする。

 今回の変更は、宇宙飛行士の生命維持に関わるシステムへの対応に時間がかかることなどがある。

 しかし、米国が中国より先に月に着陸することには変わりがないことを強調する。

 「アルテミス計画」で米国は、アポロ計画以来およそ半世紀ぶりとなる、宇宙飛行士による月面探査を目指し、日米は、日本人2名が月面に着陸することで合意している。

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●宇宙探査●アイスペース、月着陸船「レジリエンス(再起)」の打ち上げを2025年1月以降に延期

2024-11-13 21:38:19 | 月面探査
 アイスペース(ispace)は11月12日、早ければ今年12月に予定していた月着陸船「レジリエンス(再起)」の打ち上げを、2025年1月以降に延期すると発表した。

 ロケット打ち上げ契約を結ぶ米スペースXが延期を決めたため。

 着陸船の開発は順調で、近日中に発射場がある米フロリダ州に輸送する予定。

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