三菱重工業および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「みちびき2号機」(準天頂衛星)を搭載したH-IIAロケット34号機(H-IIA・F34)を6月1日、9時17分に打ち上げる。なお、打ち上げの様子をライブ中継する。
◇
打上げ日:平成29年6月1日(木)
打上げ時刻:9時17分46秒(日本標準時)
打上げ予備期間:平成29年6月2日(金)~平成29年6月30日(金)
三菱重工業および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「みちびき2号機」(準天頂衛星)を搭載したH-IIAロケット34号機(H-IIA・F34)を6月1日、9時17分に打ち上げる。なお、打ち上げの様子をライブ中継する。
◇
打上げ日:平成29年6月1日(木)
打上げ時刻:9時17分46秒(日本標準時)
打上げ予備期間:平成29年6月2日(金)~平成29年6月30日(金)
宇宙開発戦略推進事務局、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、ANAホールディングス、三井物産、大林組及びスカパーJSATは、新たな宇宙ビジネスアイデアコンテスト「S-Booster 2017(エスブースター 2017)」の活動を開始した。
宇宙ビジネスアイデアコンテスト「S-Booster 2017」では、起業家、研究者、投資家を繋ぐネットワークを形成し、宇宙という素材を活用したあらゆるビジネスアイデアを発掘する。「S-Booster 2017」では、アイデアの表彰にとどまらず、アイデアの事業化を支援することで、今後の宇宙産業の裾野の拡大に貢献していく。
活動開始を受け、平成29年6月1日(木)、初回イベント「S-Booster 2017ローンチイベントin Tokyo」をDMM.make AKIBA Baseにて開催する。夏野剛氏(慶應義塾大学大学院政策メディア研究科 特別招聘教授)及び山崎直子氏(宇宙飛行士)をゲストスピーカーとして迎えて「S-Booster 2017」の内容を紹介すると同時に、主催者や支援者等とのネットワーキングを通して応募者がアイデアの着想を得る機会となることを目的としている。
また、6月13日(火)以降も、福岡、京都、大阪及び東京でイベントや説明会を開催予定。
詳細な情報は、「S-Booster 2017」専用ウェブサイトに順次掲載。
日時:平成29年6月1日(木) 18:00~19:30 (17:30開場)
場所:DMM.make AKIBA Base
〒101-0022東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル12F
2016年7月~10月まで国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在した大西卓哉宇宙飛行士のミッション報告及び「きぼう」日本実験棟での研究成果の報告会を、東京大学大学院工学系研究科と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が共同で開催する。
大西宇宙飛行士のミッション報告のほか、古川聡宇宙飛行士(JAXA宇宙医学生物学研究グループ長)ら研究者による「きぼう」利用成果の発表や意見交換会を実施する。
参加希望者はウェブフォームから参加登録。
◇
日時:2017年6月12日(月)15:30-18:00(14:30開場)
会場:東京大学 安田講堂(東京都文京区本郷7-3-1)
定員:1,000名(先着順)
主催:東京大学大学院 工学系研究科、宇宙航空研究開発機構
対象:高校生以上(内容は高校生以上向けとなっているが、小・中学生も保護者同伴であれば参加可能)
参加費:無料
<プログラム>
総合司会:山崎 直子(東京大学大学院 工学系研究科)
15:30-15:45 開会挨拶 五神 真(東京大学 総長)、奥村 直樹(JAXA 理事長)
1
5:45-16:45 第1部 大西宇宙飛行士ミッション報告(大西宇宙飛行士による第48次/第49次長期滞在ミッション報告及び会場との質疑応答)
16:45-16:55 休憩
16:55-17:55 第2部 「きぼう」利用が拓く日本の未来(4つの異なる切り口から「きぼう」利用の研究成果の紹介、及び大西宇宙飛行士を交えた意見交換会)
登壇者:石川 毅彦(JAXA 宇宙科学研究所 学際科学研究系 教授、東京大学工学部卒)
中須賀 真一(東京大学大学院 工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授)
古川 聡(JAXA宇宙医学生物学研究グループ長、宇宙飛行士、東京大学医学部卒)
菅 裕明(東京大学大学院 理学系研究科 化学専攻 教授、ペプチドリーム株式会社取締役・共同創業者)
大西 卓哉(JAXA宇宙飛行士)
モデレータ:山崎 直子(東京大学大学院 工学系研究科)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」の利用に興味がある企業・アカデミアへ情報発信を行い、JAXAとの情報交換の場を提供することを目的とした「きぼう利用ネットワーク」を立ち上げ、メンバー登録を開始した。
「きぼう」利用や宇宙実験に興味のある企業・アカデミアなら参加できる。
JAXAは、「きぼう利用戦略」(平成28年10月制定)に掲げる方針を踏まえ、大学、研究機関及び民間企業等による国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の利用を一層促進するための取組みとして、平成20年6月から平成26年3月まで進めてきた「きぼう利用フォーラム」の活動成果を踏まえ、「きぼう利用ネットワーク」を新たに設立したもの。
同ネットワークは、「きぼう」利用に興味を持つ企業・アカデミアに情報交換の場を提供するとともに、「きぼう」利用に向けた助言等の技術支援をJAXAが実施することで、「きぼう」利用の促進を目指す。
インターステラテクノロジズ(北海道大樹町)は、5月17日に全長10m、重さⅠトンの観測用小型ロケット「MOMO(モモ)」のエンジン燃焼テストに成功した。
5月23日にも再度実験を行い、年内の打ち上げを見込んでいる。
民間単独でロケットの宇宙空間到達にせいこうすれば、日本初。
<新刊情報>
書名:巨大ブラックホールの謎~宇宙最大の「時空の穴」に迫る~
著者:本間希樹
発行:講談社(ブルーバックス)
ブラックホールを科学的な形で初めて提唱したのは、イギリスのジョン・ミッチェルという科学者で1784年のことであった。さらに、20世紀になると、アインシュタインによる一般相対性理論が、ブラックホールに論理的な裏付けを与える。そして現在、人類はようやくブラックホールの姿を「見る」ことができる力を手に入れた。それは、電波干渉計という超高性能の電波望遠鏡。この望遠鏡の視力は人間でいうと300万にも達する。これは、地球から月面上のテニスボールが見えるくらいの視力に相当する。同書では、この最高の望遠鏡を使って今まさに観測が進められている、巨大ブラックホール直接撮像の挑戦に迫る。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の奥村直樹理事長と欧州宇宙機関(ESA)のヨーハン=ディートリッヒ・ヴァーナー長官は、5月15日、東京において会合を行い、次のような点で合意した。
両機関長は、国際パートナーシップ活動によるISSの2024年までの最大利用を促進することの重要性を確認するとともに、新たに、月をはじめとする宇宙探査分野で欧州と日本の強みを生かしたミッション創出の検討を行う。
また、両機関長は、宇宙探査に係る閣僚級会合である第2回「国際宇宙探査フォーラム(ISEF2)」が2018年3月3日に日本で開催されることを受け、その成功に向け協力していく。
上記の特定された分野での協議を年内に完了させるため、担当役員レベルのワーキンググループを設置した。
天体の地球衝突について国際的な議論を行う第5回「プラネタリー・ディフェンス・カンファレンス(PDC)」(主催:国際宇宙航行アカデミー)が、日本科学未来館(東京都江東区)において5月15日から19日の会期で開催。同会議では、地球に衝突しうる天体の発見や、天体の地球衝突回避、さらには巨大な自然災害という観点からの議論が行われる。
◇
会期:2017年5月15日(月)~19日(金)
場所:日本科学未来館 7階、未来館ホールおよび木星ルーム
見学できる時間帯:未来館の開館時間帯(10:00~17:00)
見学できるセッション: (1) 口頭発表(未来館ホール) (2) ポスター発表(木星ルーム)
費用・予約など:PDCの見学は無料。予約は不要。
ライブ中継:PDC で行われるオーラルセッション(口頭発表)が中継される(https://www.youtube.com/watch?v=pbUvDqFIgqg&list=PL11KdwQJKIqFBvzQY4a-0K4wGdPtBdwc8)。
◇
<プラネタリー・ディフェンス・コンフェレンス関連企画>
テーマ:地球を守れ!~天体の地球衝突にどう対応するか~
日時:2017年5月20日(土)13:30~16:30(開場 13:00)
場所:日本科学未来館 7階、イノベーションホール
参加:定員150人(先着順)、入場無料。事前申し込み不要。当日、会場までお越しください。
主催:日本スペースガード協会
協力:プラネタリー・ディフェンス・コンフェレンス、アステロイド・デイ、米国惑星協会、日本惑星協会
プログラム:オープニング : プラネタリー・ディフェンスのやさしいお話 吉川真(JAXA)
太陽系小天体の謎~予想通りにならないから面白い~ 渡部潤一(NAOJ 国立天文台)
小惑星から地球を守る ブルース・ベッツ(米国惑星協会)
小惑星を発見しよう! 浅見敦夫(日本スペースガード協会)
アステロイド・デイ~発想から世界的な動きへ~
グリゴリ・リヒター(アステロイド・デイ 共同創設者)
クロージング・トーク(渡部・吉川)
内閣府はこのほど「宇宙産業ビジョン2030」をまとめ、宇宙産業の市場規模を、2030年代の早期に、現在の約2倍に当たる2.3兆~2.5兆円にすることを目標に置いた。
国は今後、ベンチャー企業などの参入を促すため、小型ロケットの発射場や衛星データの提供基盤などを整備する方針。
インターステラテクノロジズ(北海道大樹町)の小型ロケットの開発が最終段階に入っている。この打ち上げに成功すれば、同社は民間単独で宇宙へ行く最初の企業となる。
現在開発中の小型ロケットは、全長約9.9m、重さ約1tの観測用ロケット。高度約100㎞で約4分間宇宙遊泳した後、機体は海上に落下する。
これが成功すれば、次は小型人工衛星の打ち上げを目指し、打ち上げ費用を数億円に抑える予定。