大阪府立大学と室蘭工業大学は、共同開発した超小型人工衛星「ひろがり」が、2月に米国から国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げられると発表した。
2月21日(日本時間)に米国航空宇宙局(NASA)の施設から民間ロケットで打ち上げられる。いったんISSに回収され、春に宇宙空間へ放出される。
大阪府立大学と室蘭工業大学は、共同開発した超小型人工衛星「ひろがり」が、2月に米国から国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げられると発表した。
2月21日(日本時間)に米国航空宇宙局(NASA)の施設から民間ロケットで打ち上げられる。いったんISSに回収され、春に宇宙空間へ放出される。
インターステラテクノロジズ(IST、北海道広尾郡大樹町)は、室蘭工業大学航空宇宙機システム研究センター との共同研究を促進するため、同大学内地方創生研究開発センター内に研究開発拠点として「インターステラテクノロジズ室蘭技術研究所」を開設した。
ISTと室蘭工業大学は、ISTが開発している超小型衛星打上げロケット「ZERO」のロケットエンジンに搭載される低コストターボポンプについての共同研究を2019年度から実施してきた。
これまではISTの社員が航空宇宙機システム研究センター内の研究室の一部を借りて研究開発を進めていたが、より研究開発を加速するため、研究開発拠点を大学内に開設することとなった。
これまではISTの社員1名と内海センター長および研究室の学生という体制で研究開発を進めてきたが、2020年冬より常駐するIST社員が3名と増えたことから、大学の支援制度「アライアンスラボ制度」を活用し、拠点を開設したもの。
「アライアンスラボ制度」は2020年6月から運用を開始し、同制度により研究開発拠点を開設した企業は、ISTが3社目。
これにより、ISTのロケット開発体制は大樹本社、東京支社(千葉県浦安)と室蘭技術研究所の3拠点での開発となる。
米スペースX(SpaceX)は1月24日、史上最多となる143機の衛星を搭載した「ファルコン9」ロケットを、米フロリダ州ケープカナベラルから打ち上げ、成功した。
1回の打ち上げで軌道に投入された衛星数では過去最多という。
<新刊情報>
書名:宇宙と生命~最前線の「すごい!」話~
著者:荒舩良孝
発行:青春出版社
「はやぶさ2」プロジェクトは、小惑星「リュウグウ」のサンプル・分析により、「生命の起源」と「太陽系の起源」がわかると期待されている。世界中が注目するその偉業達成までに、生命と宇宙への知識を深めておきたいところ。同書は、「生命の起源」から「宇宙開発」まで、子どもから大人まで楽しめる「宇宙」と「生命」のすごいを収録。「はやぶさ2」プロジェクトのサイエンティストの渡邊誠一郎教授、分析チームの薮田ひかる教授のインタビューも収録。
米宇宙開発企業「ブルー・オリジン」は1月14日、新型無人宇宙船を搭載した新型ロケット「ニュー・シェパード」の打ち上げ試験に成功した。
今回の試験成功により、有人宇宙飛行に向け大きく前進した。
「ブルー・オリジン」は、アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏が率いている。
京都大学と住友林業は、「宇宙における樹木育成・木材利用に関する基礎的研究」に共同であたる研究契約を締結し、「宇宙木材プロジェクト(LignoStella Project)」をスタートさせた。
2023年に木造人工衛星 (LignoSat)を打ち上げ、2024年3月31日まで宇宙環境下での木材物性評価や樹木育成研究を行う。
再生可能な資源である木材を宇宙利用する可能性を明らかにし、将来、宇宙で木材を活用する基礎的な知見を得る。過酷な条件下での木材を活用する技術を開発し、地球での木材の利用拡大にも取り組む。
両者のリソースを集結し、宇宙での木材活用の道を拓いて人類の持続的な発展に寄与することを目指す。
京都大学と住友林業は、木の価値を高める研究技術を開発して、宇宙での森林形成や木材利用の道を拓き、人類の持続的な発展に寄与するというビジョンが一致。両者のリソースを集結して今回のプロジェクトがスタートすることとなった。
<新刊情報>
書名:人生が変わる宇宙講座
著者:ニール・ドグラース・タイソン
監修:渡部潤一
訳者:田沢恭子
発行:早川書房
宇宙を知りたいすべての人たちへ。100万部超のNYTベストセラー。米で人気のTV番組「コスモス」の司会を務める米天体物理学者による入門書。一冊でわかる宇宙講座の決定版。解説は渡部潤一。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙教育センターでは、宇宙航空分野の最前線で働くJAXA職員からの仕事内容の紹介、参加者と職員との交流、360度カメラを用いた模擬施設・設備見学などをオンラインで参加することができる、高校生を対象とした「エアロスペーススクール(オンライン)」を開催する。
【概要】
主 催 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)
対 象 高等学校、中等教育学校後期課程(4~6学年)または高等専門学校(1~3学年)に在籍する日本国籍の生徒及び学生
応募資格 日本語での受講が可能なこと。Zoom及びYouTubeでの受講が可能なこと。
参加方法 先着90名(事前応募制)
参加費用 無料(通信料は、各個人の負担。wi-fi 等のインターネット接続環境がない場合は、多大な通信費がかかる場合がある)
◇
① 筑波エアロスペーススクール(オンライン)(第1回)
開催日:2021年1月22日(金)16:30~18:00(筑波は2021年2月19日(金)に第2回を開催予定)
プログラム:ロケットの開発と打ち上げ
~卒業生が語る、宇宙の"夢"との向き合い方~
高品質タンパク質結晶生成実験
~「きぼう」日本実験棟を利用した新薬設計支援~
追跡管制というお仕事
~ミッション成功になくてはならない存在:はやぶさ2のあの時~
施設・設備見学の模擬体験『JAXA筑波宇宙センター』
職員との対話
応募期間:2020年12月23日(水)17:00 ~ 2021年1月10日(日) 24時(定員に達した時点で受付を締め切る)
参加招待状の通知:2021年1月20日(水)午後
<新刊情報>
書名:はやぶさ2~最強ミッションの真実~
著者: 津田雄一
発行:NHK出版(NHK出版新書)
10年前、満身創痍で地球に帰還した「はやぶさ」は全国民の感動を呼んだ――。しかし、持ち帰られた「小惑星のかけら」は微量にとどまった。これを踏まえ、次号機として計画された「はやぶさ2」プロジェクトは、いくつもの冒険的な技術を積み込んだ、異様に野心的な計画となった――。その打ち上げ成功から6年、小惑星への2度の着陸など数々の「世界初」を劇的な大逆転で成功させてきた、日本が世界に誇る探査プロジェクトの全貌がいま明らかになる。毎回記者会見で印象的な言葉を発してきた中心人物が、困難を極めた開発から超絶的な訓練と運用までを、臨場感とスリルをもって描く唯一無二のドキュメント。