●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●インターステラ、弾道ロケット「MOMO」2号機4月28日に打ち上げ

2018-03-30 15:02:45 | ロケット

 インターステラテクノロジズは、日本で初めて宇宙に到達することを目指した弾道ロケット「MOMO」2号機を2018年4月28日(土)に北海道広尾郡大樹町から打ち上げる。

 同時に「打上げ応援ツアー」の申し込みを3月30日から開始した。

 「MOMO」は民間企業単独の開発では日本で初めて宇宙に到達することを目指した弾道ロケット。2017年7月30日には初号機が打上げられたが、残念ながら宇宙までは届かなかった。今回、改良された「MOMO」2号機で宇宙を目指す。

  打上げ予定日:2018年4月28日(土)

  打上げ場所:北海道広尾郡大樹町

【打上げ応援ツアーの紹介】

<IST打上げ応援隊sola旅コース>

 MOMO2打上げを応援する、ISTオフィシャルツアー。種子島ツアーで人気の「宇宙教室」やツアー参加者限定のMOMO2打上げ記念グッズなど、オフィシャルツアーならではの特典が付いているツアー。無事に打上げを見学できた場合には、「打上げ見学証明書」をお渡しする。種子島などで打上げを豊富に経験しているベテラン添乗員が同行するので、初めての打上げ見学の方も安心してご参加できる。

 打上げ見学場所:SKY-HILLS(町内で唯一、打上げの発射地点を直接見ることができる公式の打上げ見学特設会場)

 旅行日程:4月27日(金)~3日間

 旅行代金:札幌発:大人おひとり様 99,800円~ (予定)
         羽田発:大人おひとり様 133,800円~(予定)

<トムソーヤクラブ宇宙キャンプ in 大樹>

 子供たちだけで参加できるISTオフィシャルツアー。ロケット打上げ見学以外にも、北海道帯広ならではの様々な体験プログラムをご用意している。ツアーには、子供たちの生活のお世話をするトムソーヤクラブリーダーが同行する。

 打上げ見学場所:SKY-HILLS(町内で唯一、打上げの発射地点を直接見ることができる公式の打上げ見学特設会場)

 旅行日程:4月28日(土)~3日間

 旅行代金:未定

 対象学年:小学2年生以上~中学3年生 

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●宇宙探査●JAXAと国土交通省、衛星画像活用のための「災害時の人工衛星活用ガイドブック」作成

2018-03-28 15:13:48 | 天体観測施設

 JAXAと国土交通省は、2017年5月に災害時の被害の迅速な把握に人工衛星などの画像を効果的に活用するとともに、その成果を地方公共団体と共有することを目的として「人工衛星等を用いた災害に関する情報提供協力に係る協定」を締結したが、現在、この協定に基づき、水害及び土砂災害を対象としたワーキンググループを設置し、衛星画像の活用促進のための検討を行っている。
  
 このワーキンググループでの検討も踏まえ、このたび、JAXAと国土交通省は、水害及び土砂災害対応のための「災害時の人工衛星活用ガイドブック」を作成した。

 同ガイドブックは、導入部として人工衛星の特徴、搭載されているセンサ、観測の仕組みや一般的な解析方法や留意事項等を掲載するとともに、実務に活用できるよう、発災時における被害状況把握の手法、災害対応初動期におけるフロー、被害域の抽出手法等を説明するとともに、活用事例を紹介している。
  
 このガイドブックにより、国土交通省をはじめとした防災担当者に、人工衛星や衛星画像の基礎的な知識を理解してもらうとともに、災害時における衛星活用を推進する。

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●宇宙探査●JAXA、水星磁気圏探査機MMOの「愛称」および探査機本体に載せる「メッセージ」を募集

2018-03-26 18:34:38 | 宇宙探査機

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2018年10月の打ち上げを予定している、日本(JAXA)とヨーロッパ(ESA)が共同で進める大規模な水星探査ミッション「BepiColombo(ベピコロンボ)」の探査機の愛称およびメッセージの募集を開始した。

 「BepiColombo」とは、JAXA担当の水星磁気圏探査機(MMO: Mercury Magnetospheric Orbiter)とESA担当の水星表面探査機(MPO: Mercury Planetary Orbiter)の2機を一緒に打ち上げ、水星周回へ送りこむ計画。
 
 応募されたメッセージや寄せ書き、イラスト、動画や音声などは、水星磁気圏探査機MMOの一部に記録、搭載する予定。

 募集締め切り:2018年4月9日(月)10:00 

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●宇宙探査●国立天文台の4D2U映像、「ルミエール・アワード2018 」最優秀VR科学体験賞を受賞

2018-03-23 23:35:24 | 宇宙

 2017年6月、国立天文台4次元デジタル宇宙(4D2U)プロジェクトが制作したVR映像「天の川銀河紀行」(シミュレーション:馬場淳一、可視化:中山弘敬)が、先進映像協会米国本部が実施するルミエール・アワード2018において、最優秀VR科学体験賞を受賞した。

 この映像は、大規模シミュレーションによって作り出された現実に近い天の川銀河を仮想空間に描き出すことによって、普段私たちが得られない視点から天の川を眺める体験ができるもの。

 ルミエール・アワードは、先進映像協会米国本部が主催する国際的な表彰活動で、2017年に制作・公開された、立体視映像、高精細映像、VR映像などの先進技術を用いた映像のうち、優れた作品に対して与えられる。日本からは昨年11月に発表されたルミエール・ジャパン・アワード受賞作品の中から同賞に出品され、4D2Uプロジェクトが制作した「天の川銀河紀行」が最優秀VR科学体験賞を受賞することになった。

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●宇宙探査●国立天文台、すばる望遠鏡がとらえた本格的な天体画像データ「HSCビューワ」を公開

2018-03-21 23:28:18 | 天体観測施設

 すばる望遠鏡に搭載された超広視野主焦点カメラ「Hyper Suprime-Cam(ハイパー・シュプリーム・カム、HSC)」が撮影した本格的な天体画像データを、誰でも自由に楽しめる「HSCビューワ」(http://hscmap.mtk.nao.ac.jp/hscMap2/ )サイトが公開された。

 2014年から始まったHSCによる大規模戦略枠プログラム(HSC-SSP)の第1期データを見ることができる。

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●宇宙探査●NEC、高性能小型レーダ衛星「ASNARO-2」で新燃岳の緊急テスト撮像に成功

2018-03-18 17:23:59 | 人工衛星

 NECは、2018年9月から画像販売を予定している同社の高性能小型レーダ衛星「ASNARO-2」の機能・運用確認フェーズにおいて、初画像の取得、また九州南部の霧島連山(新燃岳)の緊急テスト撮像に成功した。
 
 「ASNARO-2」は経済産業省の助成事業として同社が開発・製造した質量570kgの小型の地球観測衛星であり、イプシロンロケット3号機によって内之浦宇宙空間観測所より2018年1月18日に打ち上げられ、現在は高度約500km、地球1周約90分の軌道を順調に飛行している。

 初観測画像は打ち上げから18日目の2月4日に、ヨーロッパ上空を飛行中に取得。撮像時は日没前後あるが、区画割りされた田園地帯、道路・河川の様子が見て取れる。畑の農作物の育成状況により明るさが異なることも確認できる。

 また、3月1日に小規模噴火に至った宮崎県と鹿児島県の境にある新燃岳周辺の緊急テスト撮像を、3月4日と3月10日の2回行った。光学センサーでは噴煙でさえぎられて観察しづらい火口周辺における溶岩の動きなど地表の様子を、詳細に捉えることに成功した。

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●宇宙探査●HAKUTO、フィールド試験直前のローバー操縦体験イベントを3月24日~3月25日に開催

2018-03-15 07:30:59 | 月面探査

 民間の月探査チームのHAKUTOは、現在開発中のローバーフライトモデル「SORATO」のフィールド試験を、2018年3月26日(月)より鳥取県の鳥取砂丘で実施する。

 同試験に使用するローバーは、インドに輸送したSORATOと同型のもので、屋外での走行も含めた試験は今回が初めて。

 このフィールド試験に先立ち、デモンストレーション用の月面探査ローバーSORATOの操縦を体験できるイベントをフィールド試験を行う鳥取砂丘で3月24日(土)と25日(日)に実施致する。

 両日とも時間を2回に分けて実施予定。

24日(土)第一部14:00?16:00、第二部18:00?20:00(夜間)
25日(日)第一部10:00?12:00、第二部14:00?16:00

 24日(土)の第二部は、夜の鳥取砂丘で照明を設置して、月面さながらの環境でのローバー操縦を体験できる。

■参加費:無料(現地集合、現地解散となる。開催場所までの交通手段は各自で手配)
  
■募集人数: 各回上限100名を予定

■参加資格:現地集合・現地解散ができる人。

■申込期間:3月13日(火) 22:00~3月23日(金) 23:59(先着順のため募集人数に達し次第終了) 

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●宇宙探査●JAXA、日本自動車工業会と「AI時代のソフト品質保証の考え方」に関して連携

2018-03-13 19:49:15 | その他

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、この度、日本自動車工業会(JAMA)と「AI時代のソフト品質保証の考え方」に関する連携を開始した。

  JAXAはこれまでの宇宙機開発において、IV&V(システムのリスク低減を目的として、開発者と異なる視点からリスクを抽出し対処する活動)などのソフトウェアの品質保証にかかる知見や安全性評価解析技術などの知見を蓄積してきた。
  
 これらの知見を活かし、JAMAと連携して、平成31年3月までの間、AIによる自律化システムの安全のためのソフトウェア品質確保の考え方(手法・守るべき要件)をまとめる活動に協力する。

  自動運転車にAI(人工知能)を搭載して完全自動化を行う場合、AI自らが様々な環境下で判断を行うため動作予測が難しく、安全のためのソフトウェア品質保証が課題となっている。
  
 同連携では、自動運転車のようなAI技術を用いたソフトウェア(またはシステム)に対する品質保証のフレームワークについて、JAXAが保持しているコンピュータと人の調和に着目した安全評価解析技術を活かして協力する。

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●宇宙探査<新刊情報>●トコトンやさしい宇宙線と素粒子の本

2018-03-10 06:25:57 | ●宇宙探査<新刊情報>●

 

<新刊情報>

 

書名:トコトンやさしい宇宙線と素粒子の本

著者:山﨑耕造

発行:日刊工業新聞社(今日からモノ知りシリーズ)  

 宇宙線とは、宇宙空間を飛びまわっている原子核や素粒子などの粒子。ノーベル賞でも、素粒子理論や宇宙線・ニュートリノ実験に関して日本人が受賞。さらに「重力波」や話題の「超ひも理論」といった数々の宇宙の謎に迫る研究が進められている。この大注目の宇宙線(素粒子)について、トコトンやさしく解説する。

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●宇宙探査●国立天文台、東京大学など、かつてない広さと解像度のダークマター地図を作成

2018-03-06 19:30:13 | 宇宙

 国立天文台、東京大学などの研究チームは、すばる望遠鏡搭載の超広視野主焦点カメラHyper Suprime-Cam(ハイパー・シュプリーム・カム、HSC)を用いた大規模探査観測データから、重力レンズ効果の解析に基づく史上最高の広さと解像度を持つダークマターの「地図」を作成した。

 この「地図」からダークマターの塊の数を調べたところ、最も単純な加速膨張宇宙モデルでは説明できない可能性があることがわかった。
 
 これは、加速膨張宇宙の謎を解き明かす上で新たな知見をもたらす成果。

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