インド宇宙研究機構(ISRO)は8月29日、月の南極付近に世界で初めて着陸した無人探査機「チャンドラヤーン」3号の探査車両が、硫黄の存在を確認したと発表した。
探査車両が月面を移動し、レーザー光線を使って硫黄を観測した。
酸素や鉄、アルミニウム、カルシウムなども想定通り見つかったという。
インド宇宙研究機構(ISRO)は8月29日、月の南極付近に世界で初めて着陸した無人探査機「チャンドラヤーン」3号の探査車両が、硫黄の存在を確認したと発表した。
探査車両が月面を移動し、レーザー光線を使って硫黄を観測した。
酸素や鉄、アルミニウム、カルシウムなども想定通り見つかったという。
インド宇宙研究機構(ISRO)は、インド初の太陽観測衛星「アディティヤL1」を9月2日に打ち上げると発表した。
現在、インドの無人月探査機「チャンドラヤーン3号」は、月の南極に着陸し、地表の成分調査を進めている。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、線分光撮像衛星(XRISM)および小型月着陸実証機(SLIM)を搭載した「H-IIA」ロケット47号機の打上げを8月28日(月)に予定していたが、高層風が打上げ時の制約条件を満たさないため、打上げを中止した。
新たな打上げ日については未定。
日本の古川聡飛行士ら4人を乗せた米スペースXの宇宙船「クルードラゴン」7号機が、8月27日午後10時過ぎ(日本時間)、打ち上げから約30時間の飛行を経て国際宇宙ステーション(ISS)に到着した。
古川飛行士は、米国、ロシア、デンマークの飛行士3人とともに、約半年間ISSに滞在する。
米航空宇宙局(NASA)と米スペースXは、8月26日、米国フロリダ州のケネディ宇宙センターから宇宙船「ドラゴン」を打ち上げ、宇宙船は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。
古川聡飛行士ら4人を乗せ、8月27日朝に国際宇宙ステーション(ISS)に到着する予定。
国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在クルー古川宇宙飛行士が搭乗するクルードラゴン宇宙船「Crew-7」の打上げは、日本時間8月25日16時50分に予定していたが、8月26日(土)16時27分(日本時間)に変更された。
X線分光撮像衛星「XRISM」および小型月着陸実証機「SLIM」を搭載したH-IIAロケット47号機の打上げは、8月27日に延期していたが、天候の悪化が予想されることから、8月28日(月)午前9時26分に変更した。
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打上げ日 : 2023年8月28日(月)
打上げ時刻 : 午前9時26分22秒(日本標準時)
打上げ予備期間 : 2023年8月29日(火)~2023年9月15日(金)
打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
なお、8月28日の打上げの可否については、天候状況を踏まえ、再度判断する。
インドの無人月探査機「チャンドラヤーン3号」が8月23日、月の南極付近への軟着陸に成功した。
月面着陸成功は、旧ソ連、米国、中国に次ぐ4カ国目だが、月の南極付近への軟着陸は初。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、次世代ロケット「H3」初号機の打ち上げ失敗の原因を、最終的に次の3つに絞り込んだ。
① エキサイタ内部で軽微な短絡、SEIG後に完全に短絡
② エキサイタへの通電で過電流状態が発生
③ PSC2 A系内部での過電流、その後B系への伝搬
これまでの原因究明活動の中で、検討の網羅性を確認しながら、上記①~③のシナリオについて様々な条件で再現試験等を実施してきた。
その結果、故障発生のメカニズムが部分的にではあるが再現しており、各メカニズムの更なる詳細検討や試験により、これらのいずれかが要因となりエキサイタもしくはPSC2が損傷することにより2段不着火事象が発生したと判断した。
以上を踏まえ、エキサイタおよびPSC2に対して対策を行うことで再発を防止する。
今後、これらの対策をH3ロケットの設計に反映させ、H3ロケットの信頼性を向上させるための設計変更について検討を進め、2号機の早期打ち上げを目指す。
ロシアの国営宇宙企業ロスコスモスが8月11日に打ち上げた無人月探査機「ルナ25号」が月面着陸前の軌道を外れ、月面に衝突した。
もし成功すれば、史上初めて月の南極近くに着陸する探査機となるはずであった。