米宇宙企業ヴァージン・ギャラクティックは、6月29日、米ニューメキシコ州から6人が乗った宇宙船を打ち上げ、商用宇宙飛行に成功した。
同社は、8月には、民間人の宇宙旅行を実施する。
米宇宙企業ヴァージン・ギャラクティックは、6月29日、米ニューメキシコ州から6人が乗った宇宙船を打ち上げ、商用宇宙飛行に成功した。
同社は、8月には、民間人の宇宙旅行を実施する。
米ブルーオリジンは10月13日、米テキサス州の発射場から宇宙船「ニューシェパード」を打ち上げ、同社として2回目の有人宇宙旅行を成功させた。
この宇宙船には7人(内乗客は4人)が乗船し、打ち上げから着陸までに約10分間かかり、数分間の無重力状態を体験した。
米宇宙企業スペースXは、地球を周回する約3日間の宇宙旅行のため、米国の民間人4人が乗る宇宙船クルードラゴンを、南部フロリダ州から15日午後8時ごろ(日本時間16日午前9時ごろ)打ち上げる。
乗員が全員民間人で地球を回る宇宙飛行は、世界初の試みとなる。
米ヴァージン・ギャラクティック・ホールディンングスは、7月11日に、創業者のリチャード・ブランソン氏らを乗せ、自社開発した有人宇宙船「スペースシップ2」の試験飛行を行う。
また、米アマゾン・ドット・コムは、子会社のブルーオリジン製の有人宇宙船に、アマゾン創業者のジェフ・ベゾスらを乗せ、7月20日に試験飛行を行う。
米ヴァージンは、2022年から商業宇宙船事業を開始する計画。
日本を宇宙旅行のビジネスハブにすることを目指す団体として一般社団法人「Space Port Japan(スペースポート・ジャパン)」が2018年11月16日から活動を開始した。
「スペースポート・ジャパン」は、今後巨大なマーケットに成長していく可能性のある宇宙旅行ビジネスにターゲットを当て、日本にアジア初のスペースポート(宇宙港)を開港すべく活動を開始したもの。
活動に際しては、国内外の関連企業や団体・政府機関等と連携して行くことにしている。
代表理事は山崎 直子宇宙飛行士が務め、初期会員企業にエアバス・ジャパン、ANAホールディングス、丸紅、三井不動産、スカパーJSTA」などが参加。
主な活動は、①ビジネス機会の創出②.国内外の関連企業および団体との情報交換および連携③情報発信、勉強会やイベントの開催。
PDエアロスペース、エイチ・アイ・エス(H.I.S.)、ANAホールディングス(ANAHD)の3社は、民間主導による宇宙機開発を行うことに合意し、宇宙旅行をはじめとする宇宙輸送の事業化に向けて資本提携した。
PDエアロスペースは、低コストで利便性の高い宇宙輸送インフラの構築に向けて事業展開しており、現在、世界初となるジェットエンジンとロケットエンジンを切り替えることの出来る次世代エンジンと、完全再使用型弾道宇宙往還機を開発中。
H.I.S.とANAHDは、宇宙旅行・宇宙輸送実現にむけて、国内唯一の有人宇宙機開発会社であるPDエアロスペースと資本提携し、民間主導による宇宙機開発を推進し、2023年12月の商業運航開始を支援する。
今後は、PDエアロスペースの有人宇宙機開発にANAHDが旅客機運航の知見を活かして宇宙機のオペレーションをサポートし、H.I.S.が宇宙旅行、宇宙輸送サービスの販売を担う。
ジェットエンジンとロケットエンジンを切り替えることの出来る次世代エンジンは、単純な筒構造で構成され、かつ極超音速の飛行が可能なパルスデトネーションエンジンの特性を活かして、ジェットエンジンとロケットエンジンの機能を1つのエンジンで相互に切り替える。これにより、空気中も宇宙空間も1つの機体で飛行することが可能となる。
完全再使用型弾道宇宙往還機は、航空機のようにシステムの全てを繰り返し使う。離陸(或いは、発射)後、放物線を描くように、宇宙空間へ到達した後に自由落下して地球に帰還、着陸することが出来るシステム(宇宙機)。
PDエアロスペース、エイチ・アイ・エス(H.I.S.)、ANAホールディングス(ANAHD)の3社は、民間主導による宇宙機開発を行うことに合意し、宇宙旅行をはじめとする宇宙輸送の事業化に向けて、10月28日に資本提携した。
PDエアロスペースは、低コストで利便性の高い宇宙輸送インフラの構築に向けて事業展開しており、現在、世界初となるジェットエンジンとロケットエンジンを切り替えることの出来る次世代エンジンと、完全再使用型弾道宇宙往還機を開発中。
H.I.S.とANAHDは、宇宙旅行・宇宙輸送実現にむけて、国内唯一の有人宇宙機開発会社であるPDエアロスペースと資本提携し、民間主導による宇宙機開発を推進し、2023年12月の商業運航開始を支援する。
クラブツーリズムは、1月に宇宙旅行専門会社「クラブツーリズム・スペースツアーズ」を設立したが、これを記念して新刊書籍「宇宙旅行の今」(クラブツーリズム・スペースツアーズ代表取締役社長 浅川恵司著、双葉社刊)を発刊した。
同書は、民間宇宙旅行が「夢の旅」から、「現実の旅」になろうとしている今、その実態やこれから起きようとしていること、日本の進むべき道など幅広いスコープで、新しい産業として宇宙観光の可能性を紹介している。
主な内容は次の通り。
・まもなく実現する宇宙旅行はこんな旅
・宇宙の魅力や参加者の方の夢
・開発や販売までの苦労談など
・宇宙旅行に行ける健康基準やリスク
・知られていないアメリカの宇宙港の紹介
・新しいビジネスとしての可能性やマーケット需要
・市場調査紹介 (JAXAとの共同研究の一部)
・日本での実現の課題など
これまでクラブツーリズムは、世界初の民間宇宙旅行を開発中のイギリスのヴァージンギャラクティック社の公式代理店として日本で宇宙旅行を紹介してきたが、この実現も近づき、宇宙旅行観光時代の到来に備え、クラブツーリズム・スペースツアーズを設立して本格的に取り組むことになったもの。