著者:デイヴィッド・ウォームフラッシュ
訳者:露久保由美子
発行:原書房
つねに神話や科学の仮説の中心となってきた「月と人類の関わり」を、歴史に刻まれた数々の「時」にスポットを当てて、NASAの宇宙生物学者がわかりやすく図版とともに案内。スコット・パラジンスキ(スペースシャトル宇宙飛行士)も絶賛。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、イプシロンロケット5号機による「革新的衛星技術実証2号機」の打上げについて、下記のとおり実施すると発表した。
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打上げ予定日 : 2021年10月1日(金)
打上げ予定時間帯 : 9時48分頃~9時59分頃(日本標準時)
打上げ予備期間 : 2021年10月2日(土)~2021年11月30日(火)
打上げ場所 : 内之浦宇宙空間観測所
米航空宇宙局(NASA)は、現在の「ハッブル」に代わる、大きさ・性能ともに史上最高とされる宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)」を12月18日に打ち上げる。
JWSTは、NASA、欧州宇宙機関(ESA)、カナダ宇宙庁(CSA)の共同プロジェクトとして製造され、仏領ギアナの宇宙センターから、欧州宇宙産業のアリアンスペースロケット「アリアン5(Ariane 5)」で打ち上げる計画。
米宇宙企業スペースXの宇宙船「クルードラゴン」が9月18日午後(日本時間19日午前)、約3日間の地球周回旅行を終えて米南部フロリダ州沖の大西洋に着水、帰還した。
一般人の乗客4人は、地球の上空585キロの軌道上で周回旅行の体験をした。
米スペースXは、9月16日、宇宙船の打ち上げに成功した。
これは、世界で初めて、宇宙飛行士が搭乗せずに、しかも民間人の乗組員だけで地球の軌道を、3日間にわたり地球の軌道を1周90分で周回する本格的な宇宙飛行。
米宇宙企業スペースXは、地球を周回する約3日間の宇宙旅行のため、米国の民間人4人が乗る宇宙船クルードラゴンを、南部フロリダ州から15日午後8時ごろ(日本時間16日午前9時ごろ)打ち上げる。
乗員が全員民間人で地球を回る宇宙飛行は、世界初の試みとなる。
国際宇宙ステーション(ISS)の船長を務める星出彰彦宇宙飛行士は、9月12日午後9時15分(日本時間)ごろ、船外活動を始めた。
星出宇宙飛行士は、これまで3回の船外活動を行っており、野口聡一宇宙飛行士と並び日本人最多。
米国航空宇宙局(NASA)、欧州宇宙機関(ESA)、カナダ宇宙機関(CSA)、及び宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、延期していた第65/66次長期滞在クルーとして国際宇宙ステーション(ISS)で活動中の星出彰彦宇宙飛行士による船外活動(EVA)の実施を下記のとおり決定した。
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1.実施予定日時(日本時間)
日時:令和3年9月12日(日)21時30分~
9月13日(月)4時00分頃 <6時間30分程度>
2.作業クルー
EV1:JAXA 星出彰彦宇宙飛行士(EVAは今回4回目)
EV2:ESA トマ・ペスケ宇宙飛行士(EVAは今回6回目)
3.配信
JAXAでは、船外活動に関わる一般向け解説番組(日本語)を配信。
配信予定日時:9月10日(金)17時00分頃~(15分程度)
解説:有人宇宙技術部門宇宙飛行士運用技術ユニット宇宙飛行士グループ
宇宙飛行士 金井 宣茂
有人宇宙技術部門有人宇宙技術センター
インクリメントマネージャ(第65次長期滞在担当) 山本 紘史
配信場所:JAXA公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/user/jaxachannel)
京都大学と住友林業は、国際宇宙ステーション(ISS)での木材の宇宙曝露実験を開始する。宇宙空間での木材の曝露実験は世界初。
2021年9月に宇宙航空研究開発機構(JAXA)へ試験体の木材を引き渡し、12月から約半年間、国際宇宙ステーション(ISS)で実験する。
京都大学と住友林業は2020年4月「宇宙における樹木育成・木材利用に関する基礎的研究」に共同であたる研究契約を締結し「宇宙木材プロジェクト」をスタートした。
2023年に木造人工衛星 (LignoSat)を打ち上げる計画。
電磁波・磁気波は、木材を透過するのでアンテナや姿勢制御装置を衛星内部に設置でき、構造を簡素化できる。また、運用終了後、大気圏突入時に完全に燃え尽きるので微小物質(アルミナ粒子)が発生せず、よりクリーンで環境に優しい人工衛星の開発につながる。
今回の実験は「宇宙木材プロジェクト」の一環で、宇宙空間で木材がどのように劣化するのか、宇宙曝露前後の木材の微細構造の変化等を定量的に分析し、劣化メカニズムを解析する。同実験を通じて高機能な木材の開発に繋げ、地球での利用拡大に応用する。