●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●「リモートセンシング衛星データ利用拡大セミナー」、2月18日に東京で開催

2014-01-30 17:56:11 | 人工衛星
 内閣府宇宙戦略室と宇宙システム開発利用推進機構は、「リモートセンシング衛星データ利用拡大セミナー」を2月18日に東京大学武田ホールにおいて開催する。セミナー は参加無料。また、セミナー終了後に 交流会(会費制:3000円)を開催する。

  開催日時  : 平成26年2月18日(火) 13時30分~
   
           セミナー13時30分~17時/交流会17時~

  開催場所  : 東京大学 武田ホール (武田先端知ビル5F)
           東京都文京区弥生2-11-6 


  募集人員  : 200名(申し込み順)
           但し、会場の定員に達した時点で募集を締切る場合がある。

  開催プログラム
    (1) 開会挨拶 西本 淳哉 内閣府 宇宙戦略室
    (2) 講演(仮題)リモートセンシング衛星データを利用したビジネスモデル調査とビジネス拡大策
       鹿志村 修 一般財団法人宇宙システム開発利用推進機構 利用研究部長
    (3) 講演(仮題)ビジネスの観点から見たリモートセンシング業界の課題
       玉田 俊平太 関西学院大学専門職大学院 経営戦略研究科 教授
    (4) 招待講演(仮題)欧州のリモートセンシングデータ利用ビジネスの現状
       Mr. Geoff Sawyer EARSC Secretary General
    (5) パネルディスカッション(仮題)衛星データ利用促進と新ビジネス創出の取組はどうあるべきか
       コーディネータ:
         白坂 成功 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 准教授
       パネラー :
         鹿志村 修 一般財団法人宇宙システム開発利用推進機構利用技術本部 利用研究部長
         玉田 俊平太 関西学院大学専門職大学院 経営戦略研究科 教授
         TBD 内閣府宇宙戦略室
         その他調整中(宇宙機関、衛星画像を利用する民間会社数社等)
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●宇宙探査●すばる望遠鏡、合体銀河の超巨大ブラックホールの大量物質飲み込みを観測

2014-01-28 17:59:41 | 宇宙
 国立天文台の研究チームは、すばる望遠鏡を用いて29個の合体銀河の高解像度赤外線観測を行ったが、観測したほぼすべての合体銀河で、少なくとも一つの超巨大ブラックホールが大量の物質を飲み込んで活性化され、明るく輝いていることが分かった。

 一方で、合体銀河は複数の超巨大ブラックホールを持つと考えられるにもかかわらず、明るく輝く超巨大ブラックホールが複数検出された銀河の割合は、約15%しかないことも分かった。

 合体銀河中の超巨大ブラックホールの活性化は、ごく周辺のガスの運動などによって決まっていて「個性」がある、と研究チームは考えている。

 今後、合体銀河における超巨大ブラックホールの活動性の解明が、観測・理論研究の両面から期待されている。
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●宇宙探査●日本スペースガード協会(JSGA)、2月8日に鹿児島大学で講演会開催

2014-01-26 16:30:43 | 地球
 日本スペースガード協会は、「地球を護るスペースガード2013(鹿児島)」2月8日に開催する。

 日時:2014年2月8日(土)13:00 ~ 16:30

 場所:鹿児島大学郡元キャンパス「学術情報基盤センター」

 募集対象:小学生、中学生、高校生、一般、50名(参加無料)

 <講演内容>
 
 1 ロシア・チェリャビンスク隕石
     高橋典嗣(日本スペースガード協会理事長)
 
 2 新天体を見つけて地球を守る
     山岡 均(九州大学大学院)
 
 3 暗黒星雲と暗黒物質:ぜんぜん違う2つの”暗黒”
     半田利弘(鹿児島大学教授)
 
 4 小惑星観測体験
     西山広太(日本スペースガード協会)

 日本スペースガード協会(JSGA)は、地球に衝突する可能性のある小惑星、彗星をはじめとする地球近傍小天体の発見と監視、およびこれらの天体に関する広範囲な研究の促進とその啓蒙普及を図る活動を行い、国際スペースガード財団(International Spaceguard Foundation、略称=SGF)をはじめ、諸外国の目的を同じくする団体と連携をして活動を展開している。

 同協会では、岡山県に宇宙デブリ及び地球近傍小惑星の観測施設「上齋原(かみさいばら)スペースガードセンター(KSGC)」(岡山県苫田郡上齋原村) と「美星(びせい)スペースガードセンター(BSGC)」(岡山県小田郡美星町)において観測活動を行っている。
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●宇宙探査● アルマ望遠鏡、巨大惑星系形成の現場を発見

2014-01-22 15:54:23 | 宇宙
 国立天文台は、アルマ望遠鏡を使った観測により、親星からはるか遠い場所で惑星が誕生しつつある強い証拠が初めてとらえたと発表した。この結果は、太陽系の形成理論の想定を塗り替え、宇宙における惑星系の多様性の起源に迫るもの。

 研究チームは、アルマ望遠鏡を用いて、おおかみ座の方向にあるHD 142527と呼ばれる若い星を観測し、惑星の材料となる固体微粒子が星の周囲で非対称なリング状に分布しているようすを確認した。

 そして、その中で最も濃い領域の密度を測定した結果、この場所で惑星が生成しつつある可能性が高いことが分かった。

 この高密度領域は中心の親星から遠く離れており、その距離は太陽から海王星までのおよそ5倍にも相当する。これほどの遠方で惑星が形成しつつある証拠が見つかったのは、初めてのこと。

 研究チームは今後もアルマ望遠鏡を使ってHD 142527での惑星形成プロセスをさらに詳細に調べるとともに、多くの原始惑星系円盤の観測を行い、若い星の周りでどのように惑星形成が進むかの全体像を明らかにすることにしている。
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●宇宙探査●火星移住計画「マースワン」、日本人を含む1,058人の候補者を選出

2014-01-14 18:38:17 | 宇宙旅行
 日本火星協会は、オランダのNPO法人「MarsOne(マースワン)財団」が世界各国から「火星移住計画」への応募者を募集している現状を、ホームページ上で次のように明らかにした。

 「マースワン財団」から1次審査の発表が2013年12月30日にあり、20万人の候補者から1,058人が選ばれた。

 日本人も数名が選ばれたもよう。

 ただし、今後も増員計画があり、落選した人にもまだチャンスはある。

 これから更に選抜が進むが、詳細は近々発表される。

<火星移住者の選出基準>

1.宇宙飛行士の主要な5つの特性
   
   ・Resiliency(弾力性)
   ・Adaptability(適応性)
   ・Curiosity(好奇心)
   ・Ability to Trust(信頼能力)
   ・Creativity / Resourcefulness(創造力/機知)

2.年齢:18歳以上(上限なし)

3.医学的、肉体的条件
   
   ・アルコール類やタバコへの依存性がないこと
   ・全ての関節の動きが正常であること
   ・視力が適正であること(メガネやコンタクトで矯正されていても可)
   ・精神疾患がないこと
   ・血圧が140/90以下
   ・身長が157-190cmの範囲であること

4.語学力
    
   当面、全世界から応募者を募るため多くの言語に対応しているが、第2ラウンドの最終面接では、CEFRのテストでA2(初歩)の英語のレベルが不可欠。

 ※「マースワン財団」は、米国の航空宇宙大手企業ロッキード・マーチン社と提携し、2024年に最初の火星有人飛行を計画している。7か月の宇宙旅行の後、翌年には火星へ4人の移住者を送り出す目標を掲げている。ただし、今のところ帰還技術はなく、火星移住者は火星で一生を終えることになる。
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●宇宙探査●「火星有人探査」が国際的長期目標に決まる

2014-01-11 14:47:56 | 宇宙政策
 米国政府が主催し、日本、ロシア、中国など30余りの国が参加した「国際宇宙探査フォーラム」が1月9日ワシントンで開催された。

 同フォーラムにおいて、「火星有人探査」を国際的長期目標に掲げ、次回、2016年か2017年に日本で行われる会合で、具体的な取り組みを決めることとした。

 同時に、米国は、現在の国際宇宙ステーション(ISS)の運用を4年間延長し、2024年まで延長する意向を示した。
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●宇宙探査●米オービタル社、ISSに物資を輸送する無人補給船打ち上げ

2014-01-10 20:43:20 | ロケット
 米オービタル・サイエンシズ社は、米航空宇宙局(NASA)から請け負った国際宇宙ステーション(ISS)に物資を輸送する民間無人補給船「シグナス」を、1月9日に打ち上げた。

 同社は、今後2016年までの合計8回、ISSへの物資輸送を行う。
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●宇宙探査● イプシロンロケット、「2013年日経優秀製品・サービス賞」を受賞

2014-01-10 15:06:53 | ロケット
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発し2013年9月に試験機の打上げに成功した、新型固体燃料ロケット「イプシロン」が、日本経済新聞社が主催する「2013年日経優秀製品・サービス賞(第32回)」の最優秀賞 日本経済新聞賞を受賞した。

 「日経優秀製品・サービス賞」は、 毎年1回、特に優れた新製品・新サービスを日本経済新聞社が表彰するもので、1982年に「日経・年間優秀製品賞」として始まり、1987年(第6回)から現在の名称に変更。今回で32回目を迎える。ノミネートは公募によらず、日経が独自に9月から11月にかけて候補となる製品・サービスを選定、年末の審査委員会で40点前後の受賞製品・サービスを決定する。

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●宇宙探査●クラブツーリズム、民間宇宙旅行を専門に取り扱う子会社設立

2014-01-07 08:43:41 | 宇宙旅行
 クラブツーリズムは、民間宇宙旅行を専門に取り扱う子会社クラブツーリズム・スペースツアーズを設立した。

 新会社では、ヴァージンギャラクティック社の公式代理店業務を全面的に引き継ぎ、業界に先駆け宇宙旅行を専門にした事業展開を本格始動させる。

 ヴァージンギャラクティック社は、アメリカ連邦航空局(FAA)の運航免許を取得後、2014年末にも「世界初の民間宇宙旅行」の開始を見込んでいる。
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●宇宙探査●国立天文台と山口大学、大質量星形成領域 S269 の計測に成功

2014-01-04 14:32:36 | 宇宙
 VERAプロジェクトの成果として、国立天文台と山口大学の合同研究チームは、大質量星形成領域 S269 のメタノールメーザーガスの固有運動の計測に成功した。

 VERA(VLBI Exploration of Radio Astrometry=VLBI技術による電波位置天文学の探究)とは、銀河系の3次元立体地図を作るプロジェクト。VLBIという電波干渉計の手法を用いて、銀河系内の電波天体の距離と運動をこれまでより100倍高い精度で計測し、銀河系内にあるメーザー源の位置と運動をはかり、銀河系の真の姿を明らかにする。 国立天文台を中心に、多くの大学や研究所からさまざまな分野の研究者が参加し、2003年から観測が始まっている。

 S269 は、VERA により太陽系から 1万7250±750光年の距離にあることが突き止められ、この観測当時は人類が三角測量を用いて計測した最も遠い天体であった。 

 星形成領域のメーザーガスを時期を変えて VLBI 観測すると、メーザーガスが時間経過と共に動いて行く様子を見ることが出来る。

 しかし、S269 のような遠い天体では、星の周囲のガスの動きが分かるのに時間がかかる。しかもメーザーガスの明るさはしばしば激しく時間変動するため、ガスが明るく輝いているうちに運動を見分けならない。
 
 このような理由から、これまで遠距離の星形成領域のメーザーガスの固有運動は、あまり計測されていなかった。

 ところが大質量星形成領域の 6.7 GHz メタノールメーザーは、メーザー放射の中では比較的安定しており、数年以上に渡り輝き続けることが知られている。

 国立天文台と山口大学の合同研究チームは、2006年と2011年に、S269 のメタノールメーザーを VERA を含む日本の VLBI 観測網で観測し、さらに 1998年にヨーロッパで行なわれた観測結果とも比較した。

 その結果、S269 のメタノールメーザーガスの主な塊が1998年から2011年の13年間に渡って安定して存在していることが分かった。そして、そのメーザーガスの塊同士が互いに離れて運動していることを突き止めた。この運動は、S269 の若い星からのアウトフローによるものと考えられる。

 この観測には、VERA の他、山口32m望遠鏡、茨城32m望遠鏡、さらに JAXA の臼田64m望遠鏡が参加した。いずれも大口径で高感度な望遠鏡であり、遠方にある S269 の観測において重要な働きをした。
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