宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は、小惑星探査機「はやぶさ2」を載せたH2Aロケット26号機の打ち上げを、12月3日午後1時22分4秒に再延期すると発表した。
延期理由は、発射場周辺で強い風が予想されるため。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は、小惑星探査機「はやぶさ2」を載せたH2Aロケット26号機の打ち上げを、12月3日午後1時22分4秒に再延期すると発表した。
延期理由は、発射場周辺で強い風が予想されるため。
三菱重工業および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターからの 小惑星探査機「はやぶさ2」 (Hayabusa2)/H-IIAロケット26号機(H-IIA・F26)の打上げを12月1日(月)13時22分43秒(日本標準時)に行うこととしたと発表した。
なお、今後の天候状況等によっては、再延期の可能性もある。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、11月30日を予定していた小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げを、12月1日以降に延期する、と発表した。
打ち上げ延期の理由は、雲が多いことなどの気象条件。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成26年5月24日に打ち上げた陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)の初期機能確認運用及び初期校正検証運用を予定通り終了し、11月25日より「だいち2号」の観測データの定常配布を開始した。
「だいち2号」の観測データは、災害発生時の状況把握や森林伐採の監視、オホーツクや極域の海氷観測などへの利用が期待されている。
なお、「だいち2号」観測データの一般ユーザへの配布は、ALOS-2運用・観測データ一般配布共同企業体を窓口として行う。
<新刊情報>
書名:小惑星探査機「はやぶさ2」の大挑戦~太陽系と生命の起源を探る壮大なミッション~
著者:山根一眞
発行:講談社(ブルーバックス)
世界が注目する日の丸プロジェクト、その全貌を徹底解説。プロジェクトマネージャー國中均教授はじめ研究者たちが語る開発秘話、驚きのエピソード満載。ベストセラー「小惑星探査機はやぶさの大冒険」著者渾身の科学ドキュメント。
東京大学宇宙線研究所の研究者をはじめとする研究チームは、ビッグバンからわずか7億年後の宇宙にある銀河を7個見つけた。
これは、すばる望遠鏡の広視野カメラSuprime-Camを用いて、すばる望遠鏡にとって最も遠い宇宙をこれまでにない感度で探査したもの。
今回の観測で、ビッグバン間もない頃の宇宙でライマンα輝線を出す銀河が突然姿を現した様子が、初めて描き出された。
東京大学とアクセルスペースによる超小型衛星「ほどよし1号機」が、ロシアのドニエプルロケットを使ってロシア国内のヤスネ宇宙基地から11月6日に打ち上げ、最初の日本上空通過時に信号の受信に成功した。
ほどよし1 号機は、東京大学からの研究委託を受けた次世代宇宙システム技術研究組合が中心となってアクセルスペースの協力のもとに開発された光学リモートセンシング衛星。一辺60cm以内の立方体、重量60kg以下の超小型衛星での地球観測がミッション。
ほどよし1号機には、コンピュータ、リアクションホイールやスターセンサ、MEMSジャイロやGPS受信機などが搭載され、高度な3軸姿勢制御を行うほか、過酸化水素水を使って軌道制御も行う。また、地上分解能は6.8m、観測幅約28kmの光学センサが搭載され、高度500-600kmの太陽同期軌道から地球を観測する。
従来この分解能と観測幅の地球観測には150kg以上の衛星が使われてきたが、「ほどよし1号機」では60kg以下の衛星で実現。
打ち上げ後は、環境や資源エネルギー分野を含めた内外の衛星リモートセンシング研究機関や企業と共同実証を行う予定。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所と東北大学のグループは、米国カリフォルニア工科大学や韓国天文宇宙科学研究院等の研究者らとの協力のもとで実施したCIBER実験により、近赤外線の宇宙背景放射にこれまでの予測を超える大きな「ゆらぎ(まだら模様)」が存在することを発見した。
発見した近赤外線の「まだら模様」は、普通の星や銀河等による影響だけでは説明がつかない大きなもので、宇宙には未知の赤外線光源が大量に存在することを示しており、宇宙にある未知の天体の存在について新たな仮説を必要とする新発見であるといえる。
発見した「まだら模様」の大きさは、既知の銀河全ての影響を考慮した予測値の2倍以上あり、これを説明するためには、宇宙に未知の赤外線光源がなければならないことが示された。
「まだら模様」の原因となる未知の赤外線光源の候補として、系外銀河のハローと呼ばれる領域に、普通の観測では見えないほどの暗い星がじつは大量に存在するという新たな仮説を提示した。
国際宇宙ステ-ション(ISS)計画に参加しているカナダ・欧州・日本・ロシア・米国の各宇宙機関長は、パリ(フランス)において協議し、「ISS運用継続を今後も支援することを再確認した」とする共同声明を発表した。
同時にISS参加機関は、少なくとも2020年までのISS利用継続に向けた、各国政府の政府手続に着手しており、同時にアメリカが表明したISS利用の2024年までの延長決定についても留意しているとの意向を明らかにした。
国立天文台は、アルマ望遠鏡が、若い星おうし座HL星を取り囲む塵の円盤を「視力2000」に相当する史上最高の解像度で写し出した、画期的な画像の撮影に成功したと発表した。
これは、今後天文学の様々な分野において革命をもたらすことを予期させる、画期的な画像の撮影となるもの。
惑星誕生の現場である塵の円盤が、これほどの高解像度で撮影されたのは、今回が初めて。
アルマ望遠鏡によって超高解像度撮影が可能となり、惑星の誕生・成長過程の理解が飛躍的に進むと期待できる。