<新刊情報>
書名:ハッブル~宇宙を広げた男~
著者:家 正則
発行:岩波書店(ジュニア新書)
宇宙の膨張を証明し、その謎に包まれていた姿を次々に解き明かした20世紀最大の天文学者、エドウィン・ハッブル。成績優秀、スポーツ万能、ハンサムなタフ・ガイ―しかしその屈折した性格は、あちこちで摩擦を引き起こした。アインシュタインら同時代科学者たちと織りなす、栄光と挫折の生涯にせまった渾身の一代記。
<新刊情報>
書名:ハッブル~宇宙を広げた男~
著者:家 正則
発行:岩波書店(ジュニア新書)
宇宙の膨張を証明し、その謎に包まれていた姿を次々に解き明かした20世紀最大の天文学者、エドウィン・ハッブル。成績優秀、スポーツ万能、ハンサムなタフ・ガイ―しかしその屈折した性格は、あちこちで摩擦を引き起こした。アインシュタインら同時代科学者たちと織りなす、栄光と挫折の生涯にせまった渾身の一代記。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、このほど月周回衛星「かぐや(SELENE)」に搭載されたハイビジョンカメラ(HDTV)の全データを公開した。
この「かぐや」HDTVは、JAXAとNHKが共同して開発し、月を周回する様子をハイビジョン映像としてとらえたもの。
600本以上の映像データが持つ高い科学的価値を考慮し、このたびすべての映像を静止画として分解した“生の画像”を公開した。
気象庁は、気象衛星「ひまわり9号」を11月1日に種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げる。9号は、現在運用されている8号のバックアップ機。
◇
打上げ予定日 : 平成28年11月1日(火)
打上げ予定時間帯 : 15時20分~18時18分(日本標準時)
打上げ予定場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
打上げ機 : H-ⅡAロケット31号機
米航空宇宙局(NASA)は、9月8日に無人小惑星探査機「オシリス・レックス」の打ち上げに成功した。これは小惑星「ベンヌ(直径0.5㎞)」からサンプルの鉱石を地球に持ち帰る小惑星サンプル・リターンを目指したもの。
順調にいけば2019年に小惑星「ベンヌ」に到着しサンプルを採取して、2023年に地球に帰還する予定。いわば、米国版「はやぶさ」計画とも呼べるもの。
ところが、この小惑星「ベンヌ」の軌道は、地球の公転軌道と交差しており、今のところ2135年には地球に接近して、月よりも近いところをかすめる通ることが予測されている。
もし、何らかの力が「ベンヌ」に加わることになれば、地球に激突することもありうる。この際、放出されるエネルギーは、TNT火薬3000メガトンの爆発に相当するという。東京に「ベンヌ」が激突したら、東京はたちまちのうちに廃墟となることは避けられないかもしれない。
1991年にメキシコ・ユカタン半島の地下に巨大なクレーター「チチュルブ・クレーター」が発見されたが、このクレーターは、繁栄していた恐竜を絶滅させた小惑星が地球に激突した跡とされる。
また、1908年にはロシア・ツングースカ上空で巨大な隕石が爆発し、約2000平方㎞の範囲の樹木がなぎ倒された。この時この周辺には人家はなく、発見が遅れた。
最近では、2013年2月15日、ロシア・チェリャビンスクに直径17mの小天体が18㎞/sで大気圏に突入し、上空20-25㎞で破裂・分裂したことはまだ記憶に新しい。この時のエネルギーは、広島型原爆の約30倍であったという。
1億年ごとに地球上生命の大絶滅を引き起こす原因は、小惑星や彗星、隕石が地球に激突したためであることが、数々の証拠により証明されつつある。
今回、NASAが無人小惑星探査機「オシリス・レックス」を、小惑星「ベンヌ」に向けて発射した理由の一つとして、100年後に迫った地球の危機をどう乗り切るかの基礎資料の収集にあるという見方も出てきている。
世界初のロボット月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」に挑戦するispaceが運営する日本初の民間月面探査チーム「HAKUTO(ハクト)」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同研究契約を締結し、月遷移軌道及び月面における宇宙放射線環境データの取得を共同で実施することになった。
Google Lunar XPRIZEのミッションは、2017年末までに民間開発のロボット探査機を月面に着陸させ、月面を500m以上移動し、月面の高解像度の動画や静止画を地球に送信すること。
HAKUTOは、Google Lunar XPRIZEに挑戦するプロジェクト「au×HAKUTO MOON CHALLENGE」において、これまで開発してきた月面探査ロボット(ローバー)の改善を重ね、月面探査を成し遂げるためのフライトモデルの開発を進めている。
HAKUTOは、超小型・軽量な月面探査ロボット(ローバー)による、宇宙での放射線量計測と有効なデータを得られるミッション運用の実証を目的としている。
JAXAは、HAKUTOのミッションで想定される月の宇宙放射線環境のシミュレーション結果と共同研究における実測結果の比較により、シミュレーション方法をより向上させ、将来の月探査などに貢献することを目的としている。
共同研究では、民生品を改修した宇宙放射線計測用超小型リアルタイム線量計を、HAKUTOが開発しているローバーに搭載し、実測データがほとんどない月遷移軌道及び月面における宇宙での放射線量に関するデータの取得を目指す。
また、同共同研究契約にともない、JAXAはHAKUTOのサポーティングカンパニーに加わる。
同共同研究は、従来の国家主導の宇宙探査ミッションではなく、民間主導の宇宙探査ミッションにおいて日本の宇宙機関が共同研究を行うという初めての試みとなる。
中国は、9月15日、無人宇宙実験室「天宮2号」を搭載したロケット「長征2号FT2」の打ち上げに成功した。
10月には、飛行士2人が乗る有人宇宙船「神舟11号」を打ち上げ、ドッキング実験を行う予定。
民間月面探査チーム「HAKUTO(ハクト)」は、「au×HAKUTO MOON CHALLENGE 鳥取砂丘フィールド試験見学会」を9月29日(木)に開催する。
現在「ハクト」は、製造を進めており、来年初頭の機器の統合を目指した開発を目指している。今回、その前段階として、カメラや通信機器を月面光環境を想定した鳥取砂丘で試験を行うこととなった。
前回の「ウルテム強度試験」はクルー限定であったが、今回の鳥取で行われるフィールド試験については、サポーターも参加可能。
詳細の日時及びプログラム等については後日発表する予定。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)とトルコは、今後の宇宙協力を具体化し推進するため、トルコのアンカラにおいて、ISS日本実験棟「きぼう」の利用に関する協力合意を締結した。
協力の内容は、「きぼう」からの超小型衛星(CubeSat)の放出及び船外実験プラットフォームに取り付ける簡易曝露実験装置(ExHAM)を利用した材料曝露実験機会の提供。
同協力合意を締結することで、JAXAがこれまで培った宇宙開発利用の経験、技術を活用し具体的な協力関係の構築を目指す。
三菱重工業および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、11月1日にH-IIAロケット31号機による静止気象衛星「ひまわり9号」を打ち上げると発表した。
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打上げ予定日:平成28年11月1日(火)
打上げ予定時間帯:15時20分~18時18分(日本標準時)
打上げ予備期間:平成28年11月2日(水)~平成28年12月31日(土)
打上げ場所:種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
打上げ予備期間の打上げ予定時間帯:15時20分~18時40分の間で打上げ日毎に設定
アクセルスペースは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から、革新的衛星技術実証プログラムで公募された機器を搭載する小型実証衛星1号機を受注した。
これにより同社は、小型実証衛星1号機の設計に着手し、打ち上げに向け準備を進める。
同小型実証衛星1号機では、2015年10月から11月にかけて行われた公募で選ばれた8つの部品、コンポーネントの軌道上実証を行うことを目的としており、同社はこれらの部品、コンポーネントを取りまとめる小型実証衛星1号機本体の設計、製造及び運用を行うことを予定している。
同衛星は、複数の超小型衛星及びキューブサットと共に、強化型イプシロンロケットにて打ち上げられる予定となっている。