<新刊情報>
書名:デジタルアポロ~月を目指せ 人と機械の挑戦~
著者:デビッド・ミンデル
発行:東京電機大学出版局
2008年米国航空宇宙学会賞受賞書籍。国の存亡やパイロットの生死を賭けた壮大なプロジェクト。失敗が許されない極限状態の中、人はどこまで「機械」に任せるのか。意思決定や最終判断は人が担うのか、「機械」が決めるのか。
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書名:デジタルアポロ~月を目指せ 人と機械の挑戦~
著者:デビッド・ミンデル
発行:東京電機大学出版局
2008年米国航空宇宙学会賞受賞書籍。国の存亡やパイロットの生死を賭けた壮大なプロジェクト。失敗が許されない極限状態の中、人はどこまで「機械」に任せるのか。意思決定や最終判断は人が担うのか、「機械」が決めるのか。
月面探査レースに参加するチーム「ハクト(HAKUTO)」を運営する宇宙ベンチャー企業のIspace(アイスペース、東京都港区)は、このほどルクセンブルク政府と月の資源開発で連携した。日本の宇宙ベンチャー企業が外国政府と宇宙資源開発の分野で連携するのは初めて。
ルクセンブルクは、質量分析計をアイスペースに提供。アイスペースが開発中の無人宇宙探査車で月面を移動しながら土壌の質量分析を行い、氷の状態で存在が確認されている水などの資源の分布状況を調べる。
また、アイスペースは現地法人「アイスペース・ヨーロッパ」を近く設立し、宇宙資源探査ビジネスの拠点とする。
<新刊情報>
書名:中国、「宇宙強国」への野望
著者:寺門和夫
発行:ウェッジ
宇宙進出においてアメリカも恐れる存在になりつつある中国。その開発史や技術レベル、政治的目論見をわかりやすくまとめた初めての本。中国は、着々と宇宙にも実効支配の触手を伸ばし始めている。同書は、これまでベールに覆われていた中国の宇宙開発の実態をわかりやすくまとめた本である。
朝日新聞社は、世界初の月面探査レースに日本から唯一参加するチームHAKUTO(ハクト)とメディアパートナー契約を結んだ。
同レースは、米国のXプライズ財団が主催し、今年中に探査車「SORATO(ソラト)」を打ち上げ、月面で500m移動させて画像を最も早く地球に送ったチームが優勝。
通信衛星事業者のスカパーJSATは、米ボーイング・サテライト・システムズ・インターナショナルとの間で、ハイ・スループット・システムを採用した通信衛星(High Throughput Satellite:HTS)の調達契約を締結した。
スカパーJSATが調達契約を締結した通信衛星「JCSAT-18」は、HTSを採用している。HTSは従来型衛星に比べて通信容量を増大させることが可能であり、現在供給不足の状態が続いている、モバイルやブロードバンド等の市場からの通信需要に対応することにしている。
またスカパーJSATは、宇宙・衛星事業の基盤市場であるアジア太平洋地域でのサービス拡大を目指しており、JCSAT-18はアジア太平洋から極東ロシアにかけての広範囲なエリアにおけるサービスの提供が可能。
JCSAT-18は、2018年下期に打ち上げを予定している通信衛星「Horizons 3e」に続きスカパーJSATとして2機目のHTSとなる予定。
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日、情報収集衛星「レーダー5号機」を載せたH2Aロケット33号機を、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げ、衛星の分離に成功した。
三菱重工業および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、情報収集衛星レーダ5号機を搭載したH-IIAロケット33号機(H-IIA・F33)の打上げを3月16日に予定していたが、当日の天候悪化が予想されるため、打上げ日を3月17日に変更すると発表した。
◇
打上げ日:平成29年3月17日(金)
打上げ時刻:10時20分00秒(日本標準時)
打上げ時間帯:10時20分00秒~10時33分57秒(日本標準時)
打上げ予備期間:平成29年3月18日(土)~平成29年4月10日(月)
スカパーJSATは、車両等を含む新しい衛星通信分野の開拓を目指し、平面アンテナメーカーである米カイメタとの戦略的業務提携と、カイメタ社への出資を行う。
スカパーJSATが戦略的業務提携を行うカイメタ社は、メタマテリアルを用いたエレクトロニクスビームフォーミングによる衛星捕捉技術を持つ平面アンテナメーカー。
この技術を用いたカイメタ社製の平面アンテナを車や鉄道といった移動体に搭載することにより、スカパーJSATの通信衛星を用いた衛星通信が可能となり、走行中の車両間を含めた双方向の通信を行えるようになる。
衛星通信を利用することで、複数の車両に対するデータ同報通信や、災害時の人命救助活動に用いられる特殊車両等でも迅速な通信の確立が可能となる。また、今後の発展が予想されるIoT 分野においても、衛星通信を利用した「つなげる」開拓が期待できる。
ヤクルトおよび宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成29年度からISSに長期滞在する宇宙飛行士がプロバイオティクスを継続摂取し、宇宙環境での免疫機能および腸内環境に及ぼす効果を科学的に検証する、世界初の宇宙実験を開始する。
ヤクルトおよび宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成26年度から閉鎖微小重力環境下におけるプロバイオティクスの継続摂取による免疫機能および腸内環境に及ぼす効果に係る共同研究に取り組んで来た。
この共同研究は、国際宇宙ステーション(ISS)でのプロバイオティクスの継続摂取による免疫機能および腸内環境に及ぼす効果を科学的に検証することで、宇宙飛行士の健康やパフォーマンスの維持・向上、得られた知見に基づく地上でのプロバイオティクス研究の発展および健康増進への貢献を目指している。
平成26年度~27年度にかけて行った地上研究、および、平成28年度に行ったヤクルト独自のプロバイオティクス(乳酸菌 ラクトバチルス カゼイ・シロタ株<L.カゼイ・シロタ株>)を含む長期常温保管可能なカプセルのISS搭載影響評価実験により、地上の常温保管と同程度の生菌数を維持できることを確認するなど、宇宙実験に向けた準備を進めた結果、世界に先駆けてISSにてプロバイオティクスの宇宙飛行士による継続摂取実験を行うことが可能となった。
金星探査機「あかつき」には5つのカメラが搭載されているが、このうち2つのカメラ(1μmカメラと2μmカメラ)について、JAXAは科学観測を休止することを決定した。他のカメラ(中間赤外カメラ、紫外イメージャ、雷・大気光カメラ)は正常に観測を継続している。
「あかつき」に搭載されている1μmカメラ(IR1)と2μmカメラ(IR2)は、平成28(2016)年12月9日に2つのカメラを制御する機器が示す電流値が不安定になり、翌12月10日の可視運用では両カメラのスイッチを入れることができなくなった。「あかつき」プロジェクトチームは、12月10日からリカバリー作業を開始しましたが、電流値の不安定は改善されていない。
平成27(2015)年12月に金星周回軌道への投入に成功後、「あかつき」は平成28(2016)年4月から本格観測を開始。「あかつき」は搭載された6つの観測装置によって様々な高度の大気を観測できるように設計されている。