宇宙船「クルードラゴン」に乗り込んだ4人は9月10日に米フロリダ州を出発。高度1400.7キロまで上昇し、1966年に米国の宇宙船ジェミニ11号がつくった地球周回中の最高高度記録を破った。
今回は、スペースXの「ポラリス(北極星)計画」の初回で、合計3回の宇宙旅行を予定している。
打ち上げから5日間で帰還する予定。
これによりロケットは、再利用に一歩近づいた。
米航空宇宙局(NASA)は、11月23日、カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から、宇宙船を小惑星に衝突させて軌道を変える「DART(二重小惑星進路変更実験)」ミッションの宇宙船をスペースXの「ファルコン9」ロケットで打ち上げ、成功した。
標的は、太陽を周回する小惑星「ディディモス」の衛星「ディモーフォス」。
2022年秋に、宇宙船を衝突させ、軌道の変更を試みる。
アメリカは、地球を脅かす小惑星の進路を変更させる「二重小惑星進路変更実験(Double Asteroid Redirection Test=DART)」計画を推進しているが、2021年11月23日午後10時20分(日本時間11月24日午後3時20分)に、米カリフォルニア州にあるバンデンバーグ空軍基地から、スペースX(SpaceX)の「ファルコン9(Falcon 9)」ロケットにより、DART宇宙船を打ち上げる。
DART宇宙船を小惑星に衝突させ、小惑星の進路を変更させることが可能かどうかの見極めを行う。
米宇宙企業スペースXの宇宙船「クルードラゴン」が9月18日午後(日本時間19日午前)、約3日間の地球周回旅行を終えて米南部フロリダ州沖の大西洋に着水、帰還した。
一般人の乗客4人は、地球の上空585キロの軌道上で周回旅行の体験をした。
米スペースXは、9月16日、宇宙船の打ち上げに成功した。
これは、世界で初めて、宇宙飛行士が搭乗せずに、しかも民間人の乗組員だけで地球の軌道を、3日間にわたり地球の軌道を1周90分で周回する本格的な宇宙飛行。
米宇宙開発ベンチャー「ブルーオリジン」は7月20日、自社開発した宇宙船「ニューシェパード」で初の有人飛行を行い、高度100キロ超まで上昇した後、約10分後に地上に着地した。
同宇宙船には、アマゾン・コム会長のジェフ・ベゾス氏ら民間人4人が搭乗した。
米ヴァージン・ギャラクティック・ホールディンングスは、7月11日に、創業者のリチャード・ブランソン氏らを乗せ、自社開発した民間有人宇宙船「スペースシップ2」の試験飛行を行い、目標の高度80キロに到達した。