三菱重工業および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから静止気象衛星「ひまわり9号(Himawari-9)」を搭載したH-IIAロケット31号機(H-IIA・F31)の打上げを平成28年11月1日に予定していたが、打上げ当日の発射準備作業時に天候の悪化が予想されるため、打上げを11月2日、打上げ時間帯を15時20分~18時18分(日本標準時)に延期すると発表した。
国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在を終了した大西宇宙飛行士が搭乗するソユーズ宇宙船は、10月30日(日)12時58分(日本時間)無事地球(カザフスタン)に帰還した.
第48次/第49次長期滞在クルー(イヴァニシン宇宙飛行士、大西宇宙飛行士、ルビンズ宇宙飛行士)は、ISSに115日間滞在した。
大西宇宙飛行士が搭乗するソユーズ宇宙船は、10月30日(日)午後0時59分(日本時間)、地球に帰還することが決定した。
民間月面探査チーム「HAKUTO(ハクト)」は、「ハクト・ファン・ミーティング2016秋季」を11月5日(土) 午後1時~4時にソクラテスカフェ(東京都新宿区)において開催する。
今回の「ハクト・ファン・ミーティング」では、ハクト袴田武史代表、ハクト米澤香子クリエイティブ ディレクター 、FMローバーの意匠コンセプトとスタイリングを手掛けたSupporting Companyの緒方壽人Takram Design Engineering が、8月29日のローバーデザイン発表会では語りつくせなかったFM ローバーのデザインについて語る。
その後は、ファンとスピーカーやHAKUTOメンバーがグループに分かれて歓談を行うことになっている。
◇
実施日時:11/5(土) 13:00~16:00
会場:明治神宮外苑 絵画館前 (〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町2-3) ソクラテスカフェ
定員:75名
参加費:サポーターズクラブ会員3,000円、一般3,500円(Tokyo Design Week入場料も含む)
JALと日本初の民間月面探査チーム「HAKUTO(ハクト)」は、小学生とその保護者を、11月14日に運航する「HAKUTOスーパームーン鑑賞フライト」に招待することになった。
スーパームーン (Supermoon) とは、満月または新月と、楕円軌道における月の地球への最接近が重なることにより、地球から見た月の円盤が最大に見えること。
このチャーターフライトでは、高度30,000フィートの上空からのスーパームーン鑑賞に加え、HAKUTO代表の袴田が『「夢みたい」を現実に。』と題し、日本初の民間月面探査チーム「HAKUTO」に関連した講演を機内にて行う。
また、地上での折り紙ヒコーキイベントも併せて実施し、参加する子どもたちの「夢」を発表してもらう。
このイベントは、JALがコーポレートパートナー契約を締結したチーム「HAKUTO」へのサポートの一環として、未来を担う子どもたちが航空・宇宙への好奇心を持ち、将来の夢を描くきっかけを提供したいとの思いから、地球と月の距離がもっとも近くなる11月14日の「スーパームーン」が鑑賞できるタイミングで、「HAKUTOスーパームーン鑑賞フライト」を運航するもの。
今回、HAKUTO SUPPORTERS CLUB会員限定で2組4名を、同イベントにご招待することになった。
◇
<イベント開催地>
成田空港
<プログラム概要>
11月14日(月)
14:00~成田空港国内線カウンターにて受け付け開始(15:50まで)
14:00~15:50成田空港出発ゲートにて、折り紙ヒコーキ制作、HAKUTO紹介
16:10~16:30飛行機(JL8910便)内へ案内
16:30 成田空港 出発・離陸
17:05~17:25HAKUTO袴田代表による『「夢みたい」を現実に。』(仮)をテーマにした講演
17:25~17:55空からの「スーパームーン」鑑賞
18:30 成田空港 着陸・到着
18:45~20:30地上にて折り紙ヒコーキイベント、記念撮影
20:30終了・解散
<応募対象>
・小学生と20歳以上の保護者(必ず2名1組)
・応募者2名のうち、少なくともどちらか1名がHAKUTO SUPPORTERS CLUB会員であること
<応募期間>
2016年10月18日(火)~2016年10月27日(木)(抽選となる)
<応募方法>
下記リンクからご応募。
(パスワード HAKUTO2016 )
http://peatix.com/event/208713/view
<発表方法>
当選者には、11月上旬までに、応募時に登録したメールアドレス宛に連絡。
欧州宇宙機関(ESA)は、欧州とロシアの火星無人探査機「トレース・ガス・オービター(TGO)」は火星の周回軌道入りに成功したが、TGOから分離し、火星へ降下した着陸機「スキャパレリ」の通信が途絶えたと発表した。
中国の有人宇宙船「神舟11号」は、9月に打ち上げた無人の宇宙実験室「天宮2号」とドッキングすることに成功した。
男性飛行士2人が搭乗している中国の有人宇宙船「神舟11号」は10月17日、中国西部の酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。
「神舟11号」は48時間以内に、9月に打ち上げた無人の宇宙実験室「天宮2号」とドッキングする予定。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、実験用航空機「飛翔」のフラップと主脚に低騒音化デバイスを取り付け、機体騒音低減技術の飛行実証試験を実施した結果、いずれも騒音低減効果が認められ、特にフラップは設計で想定していた騒音低減効果を確認した。
フラップなどの高揚力装置の騒音低減は、揚力への影響と改造の複雑さから世界的にも飛行実証をした事例はなかったが、今回、フラップの騒音低減効果について世界に先駆けて実証した。
今回実施した試験は、予備実証試験として、初期段階の低騒音化技術の検証とともに、機体改造や飛行許可などを含む飛行実証試験のプロセスの確立を目的としており、低騒音化技術の検証、実証試験プロセスの確立ができた。
今回の結果を踏まえて、共同研究パートナーである川崎重工業、航空宇宙カンパニー、住友精密工業、三菱航空機とも連携のうえで研究開発を推進し、次年度以降に「飛翔」および旅客機を用いた機体騒音低減技術の飛行実証を行い、機体騒音低減技術の確立に向けて取り組んで行く。
国際宇宙ステーション(ISS)に設置された「高エネルギー電子・ガンマ線観測装置(CALorimetric Electron Telescope: CALET)」が、米国のLIGO(ライゴ)が重力波を検出した同じ時期に、X線・ガンマ線を観測しなかったことにより、LIGO検出の重力波が考察されていたブラックホール合体由来であることを裏付けることができた。
米国のLIGOと呼ばれる巨大な観測装置によって、2015年9 月14日に宇宙の彼方からやってきた重力波が世界で初めて検出された。重力波は、1916年にアインシュタインが一般相対性理論から予言した、時空のゆがみの時間変動が波として光速でつたわる現象。アインシュタインの予言から約100年もの間にわたり、数多くの検出が試みられてきましたが、やっとこのLIGOによって検出された。
LIGOのチームは、LIGOの運用開始以前から、重力波が観測された場合の発生メカニズムをより詳細に明らかにするために、重力波と同時発生が推測される電磁波(電波、可視光、X線、ガンマ線など)の観測を他の宇宙観測チームに呼びかけていた。
CALETチームはこの呼びかけに応えて、重力波が観測された場合にLIGOのデータとCALETによる解析結果を提供しあう協定(MOU)をLIGOチームと取り交わした。
CALETには高エネルギー宇宙線・ガンマ線を観測するカロリメータ(CAL)に加えて、ガンマ線バーストの検出を行うCALET Gamma-ray Burst Monitor (CGBM)が搭載されている。