●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●JAXA、気候変動観測衛星(GCOM-C)及び超低高度衛星技術試験機(SLATS)の愛称募集

2017-04-25 21:59:38 | 人工衛星

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、気候変動観測衛星(GCOM-C)及び超低高度衛星技術試験機(SLATS)を、平成29年度に打ち上げる予定であるが、この二つの衛星衛星の愛称を募集する。

<気候変動観測衛星(GCOM-C)>

 GCOM-Cは、19種類の様々な色(波長)を観測することができるセンサ「多波長光学放射計(SGLI)」により、地球環境の今を把握し、気候変動メカニズムの解明を目指す。
 
<気候変動観測衛星「GCOM-C」(サテライトナビゲーター)>
SLATSは、高効率イオンエンジンにより、超低高度での継続飛行を実現して、将来の超低高度衛星の開発や利用に向けた技術実証を行う。


 

 

1. 募集期間:2017年4月25日(火)10:00 ~ 2017年5月31日(水)20:00
2. 応募方法:愛称募集サイト(募集サイト: http://fanfun.jaxa.jp/topics/detail/9816.html)の「応募フォーム」より応募(本Webページからの応募のみの受付)
3. 発表時期:2017年7月頃にJAXAのプレスリリース及びホームページ等。
4.選定愛称提案者への特典
 (1)特別賞:種子島宇宙センターでのGCOM-C及びSLATSの打ち上げ見学に招待。GCOM-C及びSLATS選定愛称提案者の中から各1組ずつ(計2組)抽選で選ぶ。
(2)認定証及び記念品:選定愛称提案者全員に、後日送付。

 


 

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●宇宙探査●JAXAと気象庁、「空港低層風情報(ALWIN)」の実運用開始

2017-04-25 06:36:13 | 飛行機

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と気象庁が共同で開発した「空港低層風情報(Airport Low-level Wind INformation=ALWIN)」の実運用が、東京国際空港(羽田)と成田国際空港で開始された。

  ALWINとは、航空機の着陸経路上における風の情報(風向・風速、ウィンドシアーや乱気流等)を提供するサービスで、現在、管制官から無線による音声通信で行われているウィンドシアー等の情報提供に比べて、風の状態変化をリアルタイムでより詳細かつ正確に把握できるため、より安全に着陸することが可能になる。

 このような風情報サービスの実運用は世界で初の事例です。

  例えば、成田国際空港では毎年100件程度の着陸復行(ゴーアラウンド)が発生し、そのうち9割程度が、ウィンドシアーや乱気流の影響と言われている。1回の着陸復行で、到着時刻が20分程度遅延する原因となる。

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●宇宙探査●民間月面探査チーム「HAKUTO(ハクト)」、「スペシャルイベント in TeNQ」 (4月23日~5月7日)開催

2017-04-24 11:22:59 | 月面探査

 世界初のロボット月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」に挑戦するispaceが運営する日本発の民間月面探査チーム「HAKUTO(ハクト)」とKDDI は、宇宙ミュージアム「TeNQ(テンキュー)」(東京都文京区後楽1ー3ー61、東京ドームシティ 6F)において、相乗りパートナーであるインドチームTeamIndusを招き、共同で実施するイベント「au×HAKUTO民間月面探査チーム『HAKUTO』スペシャルイベント in TeNQ」を公開した。

 4月23日から5月7日までの展示期間中は、HAKUTOのローバー”SORATO”と、インドチームTeamIndusのローバーの“実寸大パネル”と月のサイエンス映像を展示し、4月29日と30日はHAKUTOのローバー”SORATO”のローバー操縦体験とHAKUTOメンバーによる講演を実施する予定(4月29日、30日はTeamIndusのローバーの操縦体験は行なわない)。

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●宇宙探査●中国、初の宇宙補給船「天舟1号」の打ち上げ成功

2017-04-23 16:34:59 | 宇宙ステーション

 中国は、同国初の宇宙補給船「天舟1号」(13トン)を打ち上げ、予定の軌道に乗せることに成功した。

 今後、昨秋に打ち上げた宇宙ステーション「天宮2号」にドッキングし、燃料注入実験を行う。

 この実験に成功すれば、米ロに続いて3番目に宇宙ステーションに燃料を補給する技術を持つ国となる。

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●宇宙探査●JAXA、九州工業大学と日本実験棟「きぼう」からの超小型衛星放出の包括的連携協力協定締結

2017-04-21 11:26:55 | 宇宙ステーション

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、九州工業大学と宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」からの超小型衛星放出の利用開拓をともに進めるため、包括的な連携協力協定を締結した。

 九州工業大学は、国内外の政府機関や大学等との間で超小型衛星の利用開拓を進め、これまで複数の超小型衛星の開発・運用を進めてきた。平成29年1月には、シンガポールの大学と共同開発した超小型衛星「AOBA-VELOX-III」の「きぼう」からの放出においてJAXAと連携し、成功させた実績を持つ。

 また、超小型衛星の開発を通じた人材育成を目的とした「BIRDSプロジェクト」を立ち上げ、平成29年度には、九州工業大学の日本人学生に加え、モンゴル、ガーナ、バングラデシュ、ナイジェリア、タイの留学生が主体的に開発したBIRDSシリーズ最初の超小型衛星5機を「きぼう」から放出する予定。

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●宇宙探査●電波望遠鏡で地球から60光年以上離れた「デブリ円盤」に炭素原子ガスを検出

2017-04-20 12:59:19 | 宇宙

 理化学研究所の樋口あや協力研究員ほかから成る共同研究グループは、アステ望遠鏡(ASTE、チリのアタカマ砂漠のアタカマサブミリ波望遠鏡)を用いて、地球から60光年以上離れた「デブリ円盤」を電波観測し、炭素原子ガスが存在することを発見した。

 今回、同研究グループはアステ望遠鏡を用いて、くじら座および、がか座方向にあるデブリ円盤「くじら座49(49 Ceti)」および 「がか座ベータ(β Pictoris)」を電波で観測しました結果、両方の円盤で炭素原子のサブミリ波輝線が検出され、炭素原子ガスが一酸化炭素分子ガスの量の数十倍も存在していることが分かった。

 デブリ円盤には水素分子ガスが少なく、主に塵同士の衝突などで新たにガス成分が供給されているという「供給説」を支持する結果が示された。

 今後、同研究のような観測を通じて、デブリ円盤のガスがどの時期まで存在するのかを理解することで、太陽系のような惑星系が完成されるまでの時間の解明や、惑星形成最終期に起こるといわれている原始惑星間の衝突に関する情報の取得につながると期待できる。

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●宇宙探査●米のX線観測衛星「チャンドラ」、 新種の謎の天体爆発発見

2017-04-16 20:56:40 | 宇宙

 アメリカ航空宇宙局 (NASA) のX線観測衛星「チャンドラ (Chandra) 」 が、X線の激しい閃光を生じる謎の天体爆発を発見した。この現象は、研究者達がこれまで見たこともないような新しい天体現象の可能性がある。

 同研究の国際共同研究チームには、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU) の野本憲一特任教授・主任研究員とアレクセイ・トルストフ 特任研究員が理論モデル構築の面から参加している。

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●宇宙探査●民間月面探査チーム「ハクト」の相乗りパートナーであるインドチーム「TeamIndus」が初来日

2017-04-14 05:22:36 | 天体観測施設

 民間月面探査チームHAKUTO(ハクト)は、このほど、HAKUTOの相乗りパートナーであるインドチーム「TeamIndus」が、彼らのローバーと一緒に初来日すると発表した。

 今回、このTeamIndusの来日にあわせて、4/23(日)~5/7(日)に、宇宙ミュージアムTeNQにおいて、HAKUTOとTeamIndusの共同イベント「au×HAKUTO MOON CHALLENGEスペシャルイベント in TeNQ」を開催する。
 
 そして、上記のイベント初日4/23(日) の13:00〜15:00と17:00~19:00の2回、HAKUTO FAN MEETING 2017 SPRINGを開催する。

 このFAN MEETINGでは、TeamIndusとHAKUTOメンバーによるミッションやローバーの紹介、対談セッションが行われるほか、HAKUTOのローバー”SORATO”とTeamIndusのローバーが初共演するデモンストレーション走行を公開し、両ローバーの操縦を体験(抽選)できる。

 また、特別企画「月のサイエンス講座」として、TeNQと連携する東京大学総合研究博物館の宮本英昭教授の全面的な協力のもと、学術に裏打ちされた月のサイエンスをご紹介する。

 ローバーの展示や操縦体験スペースは、実際にアポロ計画で撮影された月面の画像などを使ってリアルな月面を再現しているので、よりSORATOやTeamIndusのローバーが月面を走る様子を想像できる展示となっている。

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●宇宙探査●「みちびき2号機」、6月1日に打ち上げ

2017-04-13 16:07:14 | 人工衛星

 三菱重工業および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H-IIAロケット34号機による「みちびき2号機」(準天頂衛星:特定の一地域の上空に長時間とどまる軌道をとる人工衛星)を6月1日に打ち上げる。

打上げ予定日:平成29年6月1日(木)

打上げ予定時間帯:9時20分頃(日本標準時)

打上げ予備期間:平成29年6月2日(金)~平成29年6月30日(金)

打上げ場所:種子島宇宙センター 大型ロケット発射場

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●宇宙探査●JAXA、火星衛星サンプルリターンミッションで仏CNESと締結

2017-04-11 12:33:35 | 火星

 宇宙航空研究開発機構(JAXA) の奥村直樹理事長と、フランス国立宇宙研究センター( CNES) のジャン=イヴ・ル・ガル総裁は、火星衛星サンプルリターンミッション(MMX)の検討に関する実施取決めを締結した。

 JAXAとCNESは今後、今回の取決めにもとづき、MMXの開発研究フェーズにおいて、CNESからMMXへの提供を期待する以下の3点の協力内容について、共同検討することにしている。

     1. 近赤外分光計(MacrOmega)
     2. フライトダイナミクス
     3. 小型着陸機の搭載可能性検討 
 
 計画では、2024年9月に火星探査機を打ち上げ、フォボスとダイモスの2つの衛星のいずれかに、着陸して表面にある物質を採取し、2029年9月に地球帰還を目指す。

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