宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、現在、小型月着陸実験機「SLIM(Smart Lander for Investigating Moon)」の開発を推進しているが、今後、小型ロケット「イプシロン」の性能をより高め、「SLIM」を搭載し、月面着陸を目指すことにしている。
「SLIM」は、将来の月惑星探査に必要なピンポイント着陸技術を実証しようという狙いを持っている。ピンポイント着陸によって、従来技術の「降りやすいところに降りる」から、「降りたいところに降りる」技術の確立を目指し、月面を使って実証実験を行う計画。
「SLIM」では、2007年に打ち上げた月探査機である月周回衛星「かぐや」で見つけた月面の縦孔(MHH)を着陸候補地としている。縦孔の内部は、温度環境が月表面よりも穏やかであり、将来的に、縦孔に観測装置を設置した長期観測へと発展する可能性を秘めている。
打ち上げロケットは「イプシロン(能力増強型)」を想定しており、遠地点高度約19,000kmの長楕円軌道で、ロケットから分離する。
「SLIM」は、将来の月惑星探査に必要なピンポイント着陸技術を実証しようという狙いを持っている。ピンポイント着陸によって、従来技術の「降りやすいところに降りる」から、「降りたいところに降りる」技術の確立を目指し、月面を使って実証実験を行う計画。
「SLIM」では、2007年に打ち上げた月探査機である月周回衛星「かぐや」で見つけた月面の縦孔(MHH)を着陸候補地としている。縦孔の内部は、温度環境が月表面よりも穏やかであり、将来的に、縦孔に観測装置を設置した長期観測へと発展する可能性を秘めている。
打ち上げロケットは「イプシロン(能力増強型)」を想定しており、遠地点高度約19,000kmの長楕円軌道で、ロケットから分離する。