●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●「いぶき」、全大気平均二酸化炭素濃度が初めて400 ppmを超える

2016-05-22 22:24:41 | 人工衛星

 環境省、国立環境研究所(NIES)及び宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT:ゴーサット)を用いて二酸化炭素やメタンの観測を行っているが、「地球大気全体(全大気)」の月別二酸化炭素平均濃度について、平成28年1月までの暫定的な解析を行ったところ、平成27年12月に月別平均濃度が初めて過去最大値の400 ppmを超過し、400.2 ppmを記録した。

 環境省、国立環境研究所、JAXAの3者では、平成21年5月から平成28年1月までの7年近くの「いぶき」観測データから解析・推定された「全大気」の二酸化炭素の月別平均濃度とそれに基づく推定経年平均濃度の速報値を、国立環境研究所「GOSATプロジェクト」の「月別二酸化炭素の全大気平均濃度 速報値」のページにおいて公開している。

 このたび、平成28年1月までの暫定的な解析を行ったところ、月別平均濃度は平成27年12月に初めて400 ppmを超え、400.2 ppmを記録したことがわかった。平成28年1月も401.1 ppmとなり、北半球の冬季から春季に向けての濃度の増加が観測されている。

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