電車に乗って、谷汲山に初参り。
名鉄電車の果ての果て、岐阜は谷汲駅までやってきました。
ホームに降りると、こんな古豪が待ってました。
屋根を見上げれば木造で優美なアーチ。
これもまた年代ものですねぇ。
無数に打ち込まれたリベットがカッコいいですねぇ。
大正生まれの彼。戦前には高山まで行っていたこともありました。名鉄の歴史の生き証人です。
先ほどまでの天気から一変。突然の小雨降の中、黒野行きとなって発車を待ちます。
お客さんもぽつぽつ集まってきました。
でもね…
彼は、もう走ることはないんです。
なぜならここは
2001年に廃線となった、名鉄谷汲線の“旧”谷汲駅だからです。
ちゅーことで、名鉄の谷汲駅の保存車達を見に行ったって話でした。
運賃表もそのまんま残ってます。
岐阜まで710円。高いように思いますが、岐阜の中心から20キロ近くあるこの駅↓
それなりの運賃なんじゃないですかね。
新岐阜駅前の行先を掲げた丸窓電車も、もう新岐阜まではいきません。
でも、彼らは幸せですよ。
廃線から16年が経った今もこうして、今にも走り出しそうな状態で保存されてるんですから。
というのは
ここへ来る前に、一か所寄り道をしていたんです。
樽見鉄道の、谷汲口駅です。
名鉄の谷汲駅とは3キロぐらい離れてます。
ここに、
かつて樽見鉄道で活躍した客車が保存されてます。
昭和初期製造、先ほどの電車たちよりも若いんですが
なんというか、残念な姿に。
あ~あ。。
保存はされてるんですけどね。先ほどの彼らとはえらい違いです。
ちょっとかわいそう。
樽見線の列車がやってきました。
幸いにも、隣を走る樽見線
列車が来ればそれなりの人が乗っていきます。
この地域唯一の現役鉄路になってしまいましたが、頑張ってほしいですね。
大屋根に明り採りを設けました。
下から覗くと、こう
これがやりたかったんですよ。
看板類も作って“覗く楽しみいっぱい”
しかし牛歩ですなぁ。5月に向けてせっせせっせと作業を進めます。
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