趣味多忙日記

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恵那峡交通軌道線 道祖神モジュールの製作(3)

2018-05-27 00:20:03 | -モジュール『どこかの田舎モジ』
前回の記事で書いた「遠近法」について

決して、建物を小さく作るとか、そういうことではなく

・正面から斜めに入る、視線の動線をつくる

・動線沿いの街並み、道路などを、手前広く、奥狭く

この二点を意識して、構図を決めています。




これは、10年以上前、高校生の頃製作したモジュールですが…




上記の二点ですね、

斜めの動線(黄)と、車線幅(赤)は、このときにはじめてやってみてから、私の中で定番の技法になっています。


近作、名越市モジュール(レイアウト)でも



このように。言われてみれば確かに…って感じだと思いますが、確実に効果はあると思います。

道路幅や道路配置を工夫するだけなので、見る角度を変えたりしても、破たんしにくかったりもします。

参考に、なりますでしょうか。


★樹木の製作

いつもは、針金をよじって、水で溶いた紙粘土を塗って自作ですが、

今回は時間がなかったこともあり、市販品(?)を活用。

購入したのは、こちら↓



amazonで最近よく見る、ハンドメイド品のプライベートブランドです。

この値段…すごくないですか?w

注文すると、1週間ぐらいでAIR CHINAの怪しげな袋がポストに“突っ込まれます”w

本来はHOスケール用のもののようですが、それなりの大木を表現するなら、Nでも使えます。


で、この樹木、見てのとおりどぎつい色なので

到着したら即!オリーブドライブのスプレーで塗ってしまいます。

その上から、黄色を塗れば紅葉、レッドブラウンを塗れば遠景の針葉樹になります。


この辺から時間が無くなってきたので、写真はありません。ご了承ください。製作記なのに…w



ぶっ挿した樹木です。

どぎつい色の葉っぱだけ、トーンを落としてやれば

こんな感じで、それなりに見られるようにはなります。

(ティッシュの岩肌もあわせてみていただきたく)


★稲干し

イチバンの見どころだと思っている、稲干し風景です。

稲は、100均の「刷毛」を使用。これにボンド水をた~っぷり吸わせて、ガッチガチに固めてやるのです。

そして、固まった状態でハサミを入れると、まーまーまとまった状態で、切り取れるんですね。

もちろん固着度合いで、若干飛び散る部分はありますが…




↑切り口がこんな感じになるぐらい、綺麗に切れます。


切り取った刷毛は、片方の切り口を整えます。

整えた側が、上に来ます。稲干しは自然物ではないので、なるべく整然となるように。

で、ポイントは「片方の」切り口を整えること。

もう片方は、あえてギザギザのままの状態としておきます。


稲干しって、稲を乾燥させるためにやるんですよね。

だから、下端は地面から離れた様態にしないといけません。

本格的にやるなら、干し具を組んで、これに上から被せて…となるのでしょうけど、今回は時間もないので、

先ほどのギザギザ状態の、もっとも飛び出た部分に木工用ボンドを塗り、ここを「支柱」代わりにして、地面に固着することにしました。

ギザギザなので、部分的には地面と接しますが、うまくピンセットで調整して、少なくともモジュールの手前側は地面から浮いている状態をつくろうと




こんな具合に表現しています。

なお、干し具は角材でそれっぽく製作しました。


これは想像ですが、それなりの規模になってくると、

干し作業って複数名で協働してるはずなんですよ。

そうすると、「干し具を組み立てる人」がいて、「干す人達」がいて、「刈る人たち」がいるはずなんですね。

作業の順番は、刈る→干し具組み立てる→干す、だとしたときに

「刈る前の田」「刈り取った後の田に干し具が建っている」「干している最中」「干し終わり」の状態が

田園地帯に繰り広げられるはずで、今作ではこの4つの状態を

それぞれの区画で、表現することにチャレンジしてみました。




左上は干し終わり

右上は干している最中

右下は干す前、干し具だけがある状態

です。


ちなみに、写真左端、小高い丘には石碑がありますが、これは完全に、我が家の近所にある風景のパクリです。

木片に「モデリングペースト」を塗って、石っぽくしたうえで

アクリルガッシュの濃い目のグレーで塗りました。

私の住んでいる羽島エリアや対岸の安八エリアって、やたら石碑が多いように思うんですよ。

水害の多い歴史が関係あるんでしょうかね~。


★水路



水路はスチレンボードで下地をつくって、モデリングペーストを指で塗りこみました。

乾いたら、薄めのグレーで着色。

木橋がかかる辺りだけ、コンクリで護岸がしている風にするため

プラストラクトのH鋼とエバーグリーンの丸棒でそれっぽく表現。

季節柄、水路に水はそれほど流れないだろうと、川底には枯草などの表現をしています。


★水路橋



水路を渡る部分の線路は、小さな橋としています。

H鋼で橋の表現を簡単にしました。

線路間の渡り板?は、雑誌で使用例のあった「銘木シール」を使用。




こんなやつです。近所のカーマホームセンターで購入。

これを短冊状に切って、必要なサイズに整えて、木工用ボンドで張り付け。

シールですが、念のためボンド併用です。


橋の上は、軽く線香灰を撒いてます。

人が歩けば、あぜ道の埃は橋の上にも乗るでしょうから。


★あぜ道

あぜ道は、スチレンボードの短冊を芯にして

上面は線香灰やシーナリィサンド、あと昔々模型仲間(あおかんさん)にいただいた、熱帯魚用の砂を適当にまぶして表現。

斜面部分は、着色した科学雑巾を使います。

科学雑巾も近所のカーマで売っていた、電子レンジ掃除用?のやつ。300円ぐらい。

昨年5月につくったものの余りです。ここは、当時の写真がある(自分への備忘という意味でも、ありがたいですねw)




こんな商品でした。これに




水性ホビー塗料をぶちまけて、軽く水でぬらしたら




絞るw

まさに染色作業ですww




ドライヤーで乾かすとこんな風合いになります。これを、必要サイズに切って貼付

一部はこれをさら“刈って”自家製パウダー状にしたもの(↓)を、まぶしたりもしています。




はい、まだつづく…w
コメント (2)
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