旭川には≪旧岡田邸≫という、歴史のある素晴らしい建物があります
昭和8年生まれなので今年78歳になる建物です
取り壊しが危ぶまれていた旧岡田邸を旭川の歴史的建物が失われてしまうと
再生の為に立ちあがった人達がいました
今しっかり守って、再生し200歳になった旧岡田邸に旭川を見てもらいたいと
≪旧岡田邸200年プロジェクトチーム≫が2009年10月が設立されました
月に1度見学会があると知って、参加したいと思っていましたが
2月27日の公開日に参加する事ができました
新聞での募集は50名でしたが、多分それ以上の人達が集まっていたように思います版画家萩原常良先生
岡田邸を描いた作品の前で、熱い想いを語られる萩原先生のお話しに魅了されました
谷口さんと小菅さん
スライドを見ながら解き明かされる『旧岡田邸の謎』
名コンビのお二人のお話しは感心し驚き時には大笑いしてとっても楽しかったです
(谷口さんは京都で町家再生をされている建築家です)
(小菅さんは前旭山動物園園長です)
旧岡田邸見学で、私が1番心惹かれた場所です
階段の作りは重厚で施された細工はとても繊細です
そして階段の上の窓と下の窓では入ってくる光の色が違います
下の窓から差し込む光はとても温かい色合いで
これは西日を美しく見せるためにガラスの中に銅が入っているからだそうです
この階段、家が一軒建つと言われているそうですよ
和室の窓、繊細でモダンで遊び心満載って感じです
花が飾られた床の間、いいなぁ
2階の和室、長い廊下押し入れとか納戸とか
子供の頃に戻って、ここでかくれんぼとかしたかったなって思いました
窓のこの細工、掃除するのがどんなに大変だろうって思ったんだけど
何とガラスとガラスの間に細工が施されているんですよ、びっくり
照明のクリスタルのシャンデリア、今では手に入らないような貴重なものだそうです
特注のステンドグラス
差し込む光を最大限美しく見せようとするにこだわりを感じました
最後にアーチ型の広い居間で紅茶をいただきました
京都ムレスナティ旧岡田邸ブレンドだそうです
紅茶には詳しくないので、よく分からないけれど香りのよい美味しい紅茶でした
この雰囲気の中でのお茶会、もうそれだけで夢見る心地になりました
旧岡田邸200年プロジェクトチームが目指すのは≪動態保存≫だそうです
建物の呼吸を止め、博物館として保存する『静態保存』ではなく
建物を生かし、新しい息吹を与えるのが『動態保存』で
旭山動物園が動物の生態を行動展示としているのを同じ考えだそうです
これから折々の季節にここを訪れ、お話しを聞いて建物や庭を見学して
≪旧岡田邸≫がどのように再生されていくのかを、見守りたいなと思った1日でした
交差点の向かいから写した≪旧岡田邸≫です
うん、そうだよね、本当にそう思うよ
しろんの気持ちはとってもとっても良く分かるよ