畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

田植休

2008-06-16 20:19:45 | 食、農への思い
6月16日 

午前中 畔草刈り  午後 ジャガイモ堀

入試に対して不安になった私は、配達店を止め、受験勉強に専念しようと決めた。これにはかなり悩んだ。短い期間にしろ、親に頼らざるを得ないからだ。給料を少しは貯金しておいたが、部屋を借りて独立するのに使えば、ほとんど残らない。生活費は仕送りしてもらうほかない。このままの生活を続ける結果を想像すると、親に無理をしてもらうことを、選ばざるを得なかった。
暮も押迫った日に引っ越しをした。荷物といっても、布団一式と衣類、書籍類だけの簡単なものだった。部屋は三畳一間に、半畳の押し入れ付。共同の便所と、小さな共同の流し場があるだけの、五部屋のアパートだった。
しかし、私は、図々しくも、そのアパートを、志望校のある私鉄沿線の二駅目に選んだ。そして、初めて、一人で迎えた新年。この二か月、必死になることを誓った。
そして三月。受験。現役の時と全く同じ三校に願書を出していた。二校は受験した。三校目は受験する必要はなかった。
そう、第一志望校に合格していた。
コメント
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