2月26日(火)
種籾の種子消毒を終える。引き続き、浸種の工程に入る。今度は、ハウスの外の水道の蛇口のそばに水槽を据える。たっぷりの清水を張り、種籾を浸しておく。芽(目)覚ましとも言い、乾燥している種籾に、水分を吸わせ、発芽の準備をさせる工程だ。籾にある発芽抑制物質を洗い流すと云う説もある。私は、その説を採り、低温の水に長時間浸けるやり方をやっている。一、二日おきに水を取り替えるから、蛇口のそばでやる。いよいよ、田んぼの準備をしなくてはならない、そんな気分にさせられる。二月も、残す所、あと二日。
午後は花畑と秀畑の、空いている部分の耕起。草も生えているので、トラクターで、二度起こしぐらいに、耕す。
作業中、今までになかった、異音を聞く。何か機械に不具合でもできたのかと、点検するが、分からない。エンジンをかけているだけでは音はしない。作業を開始すると音がする。これは、農機具店に点検してもらった方がよさそうだと、判断。とりあえずは、作業を終了し、連絡して、家に帰る。結果は、クローラー部の駆動輪のベアリングの破損だった。早速引き取りで、工場修理を依頼する。
本格的に、作業を開始する前でよかった。田んぼ作業を始めると、泥汚れがひどくなるし、万一、水でも張った田んぼの中で、クローラーが外れでもしたら、大事、大騒ぎになっていただろう。想像するだけで、ぞっとする。機械を扱うに、普段とのちょっとした違いを感ずることは、大事なことだ。