畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

稲刈は

2009-08-20 19:42:45 | 米作り
8月20日(木)  ときどき 

田んぼを見て回ったが、コシヒカリの刈り取りは、まだ早い。あと一週間くらいは必要のようだ。
今年は、稲刈の応援に、Kさんを頼んだ。
袋取りのコンバインで刈り取る場合、籾袋を軽トラックに積み込み、運搬して、トラックから乾燥機に移す作業が、非常な重労働だ。真夏の太陽のもと、コンバインのエンジンとのサンドイッチ状態で、刈り取り作業をするのは、腰かけて運転するだけだが、消耗する。そんな状態で、重い袋を二度も抱えて運ぶ作業は、かなりしんどい。数年前までは、苦もなく、やれていたのだが。年齢によるのだろう。とくに、頸椎から来る右腕のしびれと、力が出ない状態では、体がバランスをとれないからだろうが、変な形で疲れが出てしまう。
袋を使わないで、タンクに貯蔵して、自動的に、排出するコンバインが、主流になってきた。しかし、その場合、専用のコンテナ(これも動力で、乾燥機に籾を排出する)が必要で、かなり高額の設備投資となる。元気ならば、まだ、10年以上は、農業を続けていかなければならない(生活していくには、年金では無理なので)。ならば、設備投資は、少しでも若いうちにと思う。いろいろ考えたのだが、結論は、今のわが家の現況では、今年は、今まで通り。機械を収納する場所さえないのだから、それが先。
ということで、田植えが終わったころから、Kさんに手伝いを頼んでおいた。
今年は、思いもしない天候異変で、やきもきしたが、あと一週間くらいで、収穫を迎えられそうだ。久方ぶりの、一人でない稲刈になりそう。

ということもあり、軽トラックのタイヤの交換(4本とも)、オイル交換をやっておく。
コンバインのてんけんも始める。シートをかぶせてだが、一年外に置いておいたので、きちんと点検しなくてはならない。
夕方は、ニンジンの水掛け。まだ三日目で、発芽はしていない。
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研修

2009-08-19 19:29:02 | 食、農への思い
8月19日(水)  ときどき 

水曜日なのに、連れ合いは朝から出かけて、出荷作業を担当することに。有機農産物の認証調査員の研修だそうな。年に一度は研修をするように、農水省からのお達しがあるそうだ。
日本で、有機農産物の認証制度が導入されるとき、実際に、有機農業をやっている農業者が、認証にかかわっていないと、よくないだろうと思った。それで、連れ合いに、調査員の研修を受けないか進めた。有機農業研究会の会員が中心となる、認証団体なので、研修を受けておいた方が良いとの判断だった。
しかし、現実には、農水省が、役人的感覚と、官僚的事務作業を多く取り入れた、認証方式になり、実際の面白さは、あまりないようになっている。現場からの声や意見も、成立過程では、かなり主張してはいた。しかし、消費者が、購入する農産物が、有機農産物であることを、証明することになるのだから、かなり厳格な、○×方式になるのは、いたしかたない。使ってよい資材や肥料。慣行農業ほ場との位置関係。生産された、農産物の量的管理、使用シールの管理。細かい生産記録など。
実際の生産の現場より、その周辺の煩雑さが際立つような、認証制度だと思うが、農産物が、第三者を介する、流通に組み込まれる以上、しようがないのだろう。とりわけ、この間の、食品の流通に見られる、偽装や、虚偽が、当たり前のようになっているからには。
そんな調査員の研修。それが少しは、わが家の農業のプラスになってくれればよいのだが。
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稲刈へ

2009-08-18 20:27:27 | 農作業
8月18日(火)  ときどき 

ニンジンの種まきも済ませた。これからは、稲刈=コメの収穫が、第一義的となる。今日も稲刈の準備としての、田んぼの畔などの草刈をやった。ついこないだ、刈ったばかりと思っていたが、やはり、先週の、台風の影響は大きい。大量の水分補給により、その後の晴天で、草は、ぐんと伸びている。また、水はけの悪い田んぼで、溝切りできなかったところは、まだズブズブのぬかるみがある。
もち米は、早稲系を作っているが、これは、そろそろ数画できるほどになってきた。今週中には、コンバインを動かしたい。が、今日、回ってみたところ、一部、ぬかるところがあった。そこだけは少し、鎌で、刈ることになるのかも。これからも、草刈をしながら、かく田んぼの、状態を点検してゆく。だから、しばらくは、晴れてほしい。一方で、ニンジン。うまく発芽してもらうには、適度のお湿りがほしい。相反する、思いを抱えつつ、空を見る。
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ニンジン播種

2009-08-17 20:59:31 | 農作業
8月17日(月)  ときどき 

よく晴れる。
ニンジンの種まき。シーダーテープに加工しているので、種蒔きは、機械を押して行くだけだが、はたして、蒔き床は?。今年は、雨や曇りの日が多かったので、透明マルチによる、草処理は、うまくいっているのだろうか。
先月の11日に、透明ポリを被覆したので、ちょうど、一月と一週間。被覆していないところは、草が芽吹いているが、マルチの中は、ほとんど発芽していない。これが、太陽熱の効果ならば良いのだが、単に、マルチの下で、水不足で、発芽していないだけなら、困ったことになるのだが。
まだ、経験不足。今後のことは、これから、実証していく以外ない。
今日は、二畝の透明マルチを撤去する。ポリシートを押えている土は、処理されていない土。畝の上にかからないように、注意しながら、剥がして、片づける。
種蒔をして、500Lの水を散布。トンネル用のアーチをさして、遮光用のネットでトンネルにする。
ニンジンは、発芽するまでに、時間がかかる。この間、発芽に必要な、水分を保持できるかどうかで、作柄がかなり変わってしまう。今年は、畑も、ある程度の水分を持っているはずだし、気候も、真夏というよりは、秋に近い天気。水分の蒸発も、それほどではないと、思うのだが。
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大豆畑

2009-08-16 20:25:06 | 農作業
8月16日(日)  いちじ 

今日も夏空。うれしい限り。
「ジュンペイ」たち、午前中に帰る。今日は、海にいかず、まっすぐ帰るそうだ。「お前も、歳をとったな!」。明日はもう仕事だそうだ。
大豆畑。農道、畔、回りの草刈。中耕除草。こないだ、中耕徐草をしたが、その直後、台風による大雨が降る。おかげで、せっかく、草を根こそぎ、撹拌したのに、再び根づいてしまっている。中耕の効果がほとんどなくなってしまっている。それで、今日、再び、中耕。しばらくは、陽の射す、晴天が続くらしいので、草も枯れるだろう。
畝間は、機械の中耕で、除草できるが、株間は、できない。どうしても手取りをせざるをえない。どこまでできるやら。しかし、その草取りに、結果がかかっている。
早めに引き上げてきたので、家のハウス周りの草刈を、一時間ほど。
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晩夏

2009-08-15 20:04:42 | 農作業
8月15日(土) 

文句無し。初めての、夏らしい一日。しかし、やはり、それは、8月中旬の夏の日だった。目がちらちらするような陽射し。木陰に入ると、北風が気持ちよい。もうそこまで、空きが来ている。
一日、畑の、ロータリー耕。
これから、「ジュンペイ」たちと、夏の鍋。卓上てんぷらで、一杯だ。
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夏休み

2009-08-14 20:01:06 | 暮らし
8月14日(金) 

世の中、ほとんど、夏休み。お盆休み。一年で一番、人の動く時だろう。しかし、最近は、ほとんど実感はない。ニュースで、それを認識するくらい。過っては、この時期は、子供たちをはじめ、多くの人たちと、過ごしたものだ。
今年は、珍しく、もちつき名人の、「ジュンペイ」が、彼女同伴で、来訪。今日、明日と、若者との交流になる。その「ジュンペイ」も、もう28歳だそうだ。

一日、畑で草取り。しゃがみ込んでの仕事だが、一日曇り空。あまり暑くなく、その意味では、助かった?。
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草対策

2009-08-13 20:01:36 | 農作業
8月13日(木)  のち 

今朝も、空からの挨拶は、小雨。濡れるほどではないが、車のフロントガラスに、ポツポツ雨粒がつくくらいに、朝の挨拶。
その後は、降ることはなく、10時くらいからは、真夏の太陽。暑い一日となった。
昨日に続き、一日畑仕事。
これから作付けする、秋、冬野菜用の畑。一月ほど前に耕したところ。例年なら、夕立も降らないほどの、夏空で、乾ききって、砂漠みたいに、草の芽吹く余地はない。しかし、今年は、見事な草原。草刈機=モアで草刈。
透明マルチを張り、草処理している畝間も、草がすくすく育っている。まだ植付もしていないからと、手取り除草を始めたが、とても手間がかかり、らちがあかない。午後から、管理機を運び、中耕徐草。畝間が狭いところは、少々マルチの端を破ってしまうが、勘弁してもらう。
今日のような陽射しなら、刈った草も、ロータリーで、かき回された草も、明日になれば、すっかり枯れてしまう。
一日の作業で、畑もかなりきれいになる。ロータリーで、中耕できなかった脇の草を、取ってやれば完了。しかし、連れ合いが、恒例の東京行き。夕方の動物の世話のため、早めに引き上げる。
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台風一過?

2009-08-12 18:49:21 | 農作業
8月12日(水)  いちじ 

予報では、台風一過、晴れて暑くなる、と。だが、空には、灰色の雲。雨を降らすような雲ではないが、薄日も漏れてこないような空。
梅漬けにシソの葉を入れて、きれいな赤色に染まっている梅の実。日に干すことによって、まろやかな熟成した味になる。干さなければ、単なる梅漬けで、梅干にはならない。曇り空では、干せるには干せるが、色がきれいに仕上がらない。今年の天気には、連れ合い、相当、カリカリきている。
「こんな天気では、どうしたらいいか分からない!」
昼上がりした時、庭を見ると、梅を並べたざるが出ている。天気予報を信じて、干しているなと思うが、実際に、陽が射した時間は、2時間にも満たなかった。

1日、畑仕事。今年の畑は見事に草が成長する。
通路や畝間の草刈。収穫の終わった畝間の草が、背丈にも伸びている。マルチをはがすためにも、草刈から始める。ヤマイモ、ヤーコーンの畝間の草取り。二日にもわたる、台風の雨で、畑は、しっかり水分を持ち、夏の畑ではないようだ。耕しただけの、更地のところも、芽吹いた草がびっしりと伸びている。秋、冬野菜の植え付けまでは、放っておけない。草が伸びすぎて、耕せなくなるから。
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天変地異

2009-08-11 19:08:16 | 暮らし
8月11日(火)  のち 

早朝、5時過ぎ、外は雨音が強い。台風が近づいているのだが、風はなく、静かだ。急ぐ必要もなく、布団の中で、うつら、うつら。かすかに、家が揺れるのを感じる。一昨日には、はっきりと揺れを感じる地震があった。確か、震度4、だったな。比べれば、かなり揺れは小さい。また地震なのかな、と思いながらも、布団から出るつもりはない。
しばらくすると、連れ合いの声。
「テレビをつけたら、静岡で、震度6だって」
旧清水市は、連れ合いの出身地。生家には、義姉が住んでいる。親戚、知人もいる。以後、テレビは、地震のニュースが途切れない。静岡は東海地震が迫っている、ということで、地震に対する備えは、かなり進んでいるはず。震度6弱位では、そんなに被害はないだろうと思うが、かじりつく。
心配なのは、台風もそろそろ静岡の南の海を、通過する時間だろうということ。地震と台風による大雨。このダブルパンチで、被害が大きくならなければよいが。幸い、生家のあるところは、地形的に、火事以外はあまり心配しないでよいところ。時が過ぎても、ニュースでは、大きな被害は、報道されない。
こんなときは、電話をしても通じないし、落ち着かない状況の時、電話などするものではないと、思っているから、電話はしない。
8時近くに、義姉から、電話が入り、安心する。
台風による雨は、相変わらず降り続く。昨日に続き、今日も、大雨洪水警報が、発表される。ピンポイント予報や、雨のレーダー予報などを見たりするが、思ったより多雨にはならずに済んでくれた。
午後には、小降りになるので、田んぼや畑を見てくる。用水路や、川は濁流が、いつもの何倍もの流量(いつもは底が現れるくらいしか流れていない)で、勢いよく流れている。こんなところに落ちたら、流されるしかないな、と、思いつつ、田畑を回る。
ほとんど、直接的な被害はない。一安心だ。
間接的な被害=多雨による病気、田んぼのぬかり=などは、今後の状況次第。

それにしても、今年の夏は!!
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