有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

113 千曲市、長野市、愛知県豊川市におじゃまいたします

2006-03-08 15:41:08 | 身体障害者福祉
↑このごろ、聴覚障害者団体の方々からお招きをいただけるようになりました。
 嬉しいです。
 
 3月12日 千曲市聴覚障害者協会主催の「耳の日」市民の集いに、おじゃまいたします。福祉機器展のブースですが、ひとつかふたつのデモンストレーションはできますので、いらしてくださいね。タカちゃんと、しん君が行かせていただきます。

 3月24,25日長野市のMウェーブ  SBC春の健康まつりでデモンストレーションをさせていただきます。ななちゃんと、しろ君が行かせていただきます。
 
 3月25日の愛知県豊川市でのデフ・バスケットボール みみリーグに、クロちゃんと、まつ君が行かせていただきます。
 
 よろしかったら、ぜひ、協会犬に会いにいらしてください。

112 車が・・・壊れた

2006-03-08 15:31:39 | とっても私的
↑いやぁ。ヒヤッとしました。写真は、マフラーごと地面に落ちた排気ガスのパイプ部分。ほとんど車の脱肛状態ですね。

 協会車の愛称:しろちゃん(トヨタカローラ:1999年購入)の排気ガスのマフラー一式と、車体の下に伸びたエンジンからのパイプ(1メートルくらい)がつながったまま、落下しました。車検は、2005年の7月に受けていたはずなのに、なんで・・?。
 それも、隣の駒ヶ根市から帰ってきて、協会の駐車場につけようとしたとたん、「ガガガ・・・」と、にぶい地鳴りのような音がして、あわてて外に出たら、マフラーごと排気ガスの出るパイプが地面をすっていました。
 
 見ると、マフラーを支えていた金具が錆びて(たぶん、溶雪剤のせい)割れてしまい、重さで落下したらしいのです。今、メンテナンスの会社が持ち帰りましたが、もうびっくり。もしも、高速を走っている最中だったら、パイプが摩擦で取れて、道に落ち、後ろを走っていた車をまきこんだ大事故になっていたかもしれません。3日前に、スタッフが京都に行ってきたばかりなので、青くなりました。
 スタッフが事故に遭ったら、申し訳ありません。

 翌日、メンテナンスの会社に電話し、所長さんにクレームを言うと、お詫びの言葉よりも、
「定期健診というのは、所有者の希望項目で診ているので、希望されない項目でクレームを言われても・・」
 みたいな、ニヤニヤした言葉でおっしゃいました。
 思わず、どこかの建築会社の社長さんのコメントを思い出しました。
「では、『そちらには非がない』というような、今の所長さんのお言葉をそのまま本社にお伝えしますが、よろしいでしょうか?」
 と、正しますと、急に、そうではなく、ムニャムニャムニャと。
 前の所長さんがすばらしかったので、お仕事をしていただきました。でも、そのトップが無責任極まりないので、今後は、難しいなぁと。

 本当に、事故なく済ませられたことを、感謝するばかりです。しろちゃん、がんばってくれてありがとね。

111 補助犬同伴に快くしてくださいまして、ありがとうございます。

2006-03-06 19:08:12 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑備長 扇屋さん(ohgiya@am.md)ののれんと、まつ君。
 出張のたびに、ステッカーを貼っていただくお店を増やすようにしています。どうせ、夕食、昼食をいただくなら、同伴可のお店でということで、ユーザーさんが少しでも補助犬を同伴しやすくなるようにと願っての活動です。
 今回は、千葉市のおゆみ野近くの備長 扇屋さん。焼き鳥おいしかったです。店長さんに聴導犬も一緒にとお願いすると、さっそくにOKをしてくださいました。
 他のお料理もおいしいです。梅わさび豆腐は、頼んでみてください。補助犬連れでも、気軽に立ち寄れます。
 店長さんからも、大人しい補助犬の様子に「すばらしいね」と、言っていただけました。

110 千葉県耳の日まつり、京都王任LC、東京都「耳の日」イベント

2006-03-06 17:33:48 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑ 千葉県聴覚障害者協会耳の日まつりのブースにて、(後、左から)聴導犬かよ&ユーザーの澤和さんと、トレーナーの矢沢さん。全日本遊技事業協同組合連合会のご助成で参加させていただきました。奥に休ませようとしても、休ませようとしても出てしまうタカちゃんとまつ君(前、左から)

 前日は、京都王任ライオンズクラブの聴力言語障害福祉事業の講演会にお招きいただきました。当日は、東京都聴覚障害者協会「耳の日」イベントで、3人のユーザーさんにお手伝いをいただきました。

「千葉県聴覚障害者協会 耳の日まつり」では、聴導犬かよちゃんのユーザーさん澤和夫妻にお手伝いをいただきました。
 例年と比べると、聴導犬の名前を知っている方が増えましたが、生の聴導犬を見るのは初めてとおっしゃる方が多く、デモンストレーション犬のタカも待機中のまつ君も、ブースにいらしてくださるみなさまにやさしくしていただけて大喜びでした。
 聴導犬かよちゃんは、早々に、ブースの奥に入り、寝てました。
 通路にノビノビと体を伸ばして寝ている、ひょうきんなオス2頭と比べ、かよちゃんのクールさが、エネルギー配分にシビアな「本物の聴導犬」という感じで、訓練した私が「お見それしました」と思わず脱帽でした。
 澤和夫妻のおかげで、いろいろな方が以前よりもっと関心を持ってくださったようです。当たり前のことですが、協会のスタッフがいろいろとご説明するよりも、ユーザーさんの体験談が一番説得力があるようです。さらに興味をもたれた方が増えたようです。

 現在、全国に聴導犬はわずか11頭。介助犬も30頭。そのうち、聴導犬3頭。介助犬3頭が(福)日本聴導犬協会所属犬になります。千葉県にはご縁が深く、聴導犬1頭。介助犬1頭を貸与させていただいております。

 「京都王任ライオンズクラブ」様からのご支援は今年で3年目になります。主催講演会も、だんだんに規模が大きく、今年は一般の方も含め150人以上の方がおでましいただけました。聴導犬みかんのユーザーさんである岸本夫妻が来てくださいました。お父さんもお母さんも、とてもステキな講演をしてくださいますので、どこでも好評です。聴導犬みかんは、本になったりして、ちょっと有名なので「あ、これがみかんちゃん」と、親しみをこめて言葉をかけてもらえたようです。みかんも、みなさんから注目していただけるのが大好きな子なので、楽しかったようですね。

 京都聾学校の校長先生やPTAの方もいらしてくださいまして、将来の生徒さんたちのために聴導犬のデモンストレーションをご高覧くださいました。
 京都聾学校は、日本で一番歴史が古く120年の歴史があるそうです。おでましいただけましたこと、光栄でした。たくさんのすてきな出会いを創ってくださいました。京都王任ライオンズクラブのみなさまに感謝です。

 東京都聴覚障害者協会「耳の日」イベントには、認定を受けたばかりの聴導犬もりちゃんとユーザーさんのご家族とお友達。それから日本聴導犬協会からボランティアの矢野さんが参加してくださいました。あちこちで「大人しいねぇ。かわいいねぇ」と、お褒めの言葉をいっぱいいただいたようです。
 もりちゃんは、猫っぽいところがある子なので、壁にスリスリしたり、ユーザーさんの足にスリスリしたりと、不思議な聴導犬ですが、この日は、きりっとしていたようです。人が多かったので、もりちゃんを伏せさせるときは、家族でもりちゃんに円陣を組んで、周りをガードして、踏まれないようにしたりと、小さなもりを、まだ小学校の3年生の兄妹が守ってくれているかと思うと、ありがたくて、ホロっとします。ユーザーさんのお友達もとても理解がある方なので、頼りにしております。矢野さんお疲れ様でした。

 もりペアは、認定を通ったばかりなので、ユーザーさんご自身がはらはらドキドキなのですが、もりの方は、いつものようにマイペースだったと思います。本当に、憎めない、たまらなくかわいいもりちゃんなんです。ふふふ。
 
 さぁ。11日は、みんなでディズニー・シーです。慰労会も兼ねて。


109  3月11日はディズニーシーに認定補助犬祝い旅行

2006-03-06 15:24:33 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑ 3月11日に、聴導犬もりとユーザーさんペアが2月8日に認定合格。介助犬ゆめが、2月27日に合格しました。ご支援者の方々のお力添えの賜物です。
  認定補助犬になったお祝いに、みんなでディズニー・シーに行きます。
  すでに千葉で働いている聴導犬かよのユーザーさんと、もりとゆめのご家族と、スタッフが3名。全部で10名で、楽しんできます。
  
  楽しみは、船に乗ること。後は、食事ですか。前売りチケットも購入したし、楽しみです。
 

108  久々のかよとの対面と四街道市文化センターホール(千葉県)

2006-03-03 21:22:09 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 あさって、3月5日は千葉県の聴覚障害者協会の「耳の日文化祭」でブースをもたせていただきます。会場は、四街道市文化センターホールです。
 協会からは、トレーナーの矢沢さんと有馬が参加させていただきます。それから、古参の協会代表犬タカとまつ君。そして、千葉県のユーザーさん澤和夫妻と聴導犬のかよが一緒に来ていただけます。
 ぜひ、会場にいらした方々と、ユーザーさんとの語らいをしていただければと期待しております。

 また、その前日、3月四日は京都王任ライオンズクラブさま主催の第3回聴覚障害者福祉事業に、聴導犬みかんとユーザーの岸本夫妻が同行してくださいます。
 
 それから、東京都の聴覚障害者協会の会場には、聴導犬もりとユーザーさんとボランティアの矢野さんがおじゃまいたします。たくさんの方々に聴導犬をじかに見て、ユーザーさんとのハッピーなハーモニーを見ていただきたいと、願っております。

 ユーザーさんたちが積極的に協力してくださっていることが、とても幸せです。
 

107 講師をさせていただきました。補助犬訓練士研修会 in 国リハ学院

2006-03-02 12:03:29 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 ↑ 写真は、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院の外観。2004年から3年間続けて、国リハ学院での補助犬訓練士研修会の「聴導犬」に関する講師(1時間半)をさせていただいております。
 研修を受けられる方の中には、先輩の訓練士の方もいらっしゃるので、私のような者が講師をさせていただくのは、いつも恐縮するのですが、海外の情報や、新しい角度からの聴導犬へのアプローチを紹介をさせていただいております。

 ただ、1時間半の講演の中で、15分から30分は、参加された訓練士の方たちの声を聞かせていただきます。先輩訓練士の方から、ご助言を聞かせていただくのも、参加されたみなさんの貴重な財産になるのではないかと、考えます。同じ補助犬業界の中では、訓練士同士はライバルになるので、なかなか交流ができないのが事実なのですが、国リハさんが創ってくださいました機会から情報交換がしやすい状況が生まれればいいなぁと、期待しています。
 今回は、聴導犬が普及しないの理由を「聴覚障害に関する理解のバリア」であるとし、聴導犬は聴覚障害者の方のリスク・コミュニケーションであるという学説をお話いたしました。
 モビリティ(可動性、機動性)を期待される盲導犬・介助犬と異なり、聴導犬は「聴覚障害者の方のリスク回避を一番に担っています」なので、リスクが起こった後でユーザーの家族を救助する働きもありますが、それ以前に、聴覚障害者の方の存在を地域に伝え、リスクが起こる前から、コミュニティと聴覚障害者の方をつなげる仲介役も担っています。といった、お話です。公衆衛生 2005年12月号に掲載していただいた内容を多少変えて、ご紹介いたしました。