1986年6月7日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、2位から上がって1位はMadonnaの"Live To Tell"。Madonnaですが、初めてのTop40ヒット"Holiday"が83年に16位。その後は出すシングルすべてが大ヒットの連続、年間2位の"Like a Virgin"と、"Crazy for You"の2曲のNo.1ヒットを含め、この曲で9曲目のTop40ヒットで、そのうち7曲目のTop5ヒット、3曲目のNo.1となりました。
2位は3位からアップ、Patti LaBelle & Michael McDonaldの"On My Own"。Patti LaBelle と Michael McDonald、大物二人の競演です。Patti LaBelleですが、女性コーラスグループLaBelleのボーカリストとして、そしてソロとして60年代から活躍、75年のNo.1ヒット"Lady Marmalade"を含め、この曲で6曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop3ヒット。そしてMichael McDonald、The Doobie Brothersのメンバーからソロになり、これまでに、ソロでは2曲のTop40ヒット。さらにゲストミュージシャンとして活躍しています、Kenny Logginsとの"This Is It" などこれまでゲストとして3曲のTop40ヒットがあり、この曲で4曲目のTop40ヒット、初めてのTop3ヒットとなりました。
3位は3週間の1位からダウン、Whitney Houstonの"Greatest Love Of All"。Whitney Houstonですが、初のTop40ヒット"You Give Good Love"が3位、続いて"Saving All My Love for You"と"How Will I Know"が連続No.1を記録、この曲で4曲目のTop3ヒットで、なんと3曲連続のNo.1となりました。
4位は5位からアップ、Nu Shoozの"I Can't Wait"。Nu Shoozですが、アメリカ出身のR&Bグループ。この曲が初めてのTop40ヒットで、4位まで上がってきました。
5位は6位からアップ、Mike + The Mechanics（Mike & The Mechanics）の"All I Need Is A Miracle"。Mike + The Mechanicsですが、GenesisのMike Rutherfordが主催するソロプロジェクト。初ヒットの"Silent Running"が6位を記録、この曲が2曲目のシングルヒットで5位まで上がってきました。
この週5位はMike + The Mechanics（Mike & The Mechanics）の"All I Need Is A Miracle"。最高位はこの1週間の第5位。年間チャートは74位。この曲はアルバム『Mike + The Mechanics』からのセカンドシングルで、ファーストシングルの"Silent Running"が最高位は6位、年間チャートは70位でしたので、ほぼ同じようなヒットになりました。
Mike + The Mechanicsですが、「Mike」とは、もちろんあのGenesis のオリジナルメンバーで、ベース＆ギターを担当しているMike Rutherfordのことです。
バンド「Genesis」ですが、1983年のアルバム『Genesis』から、86年の『Invisible Touch』の間、Phil Collinsはもちろん、 Tony Banks、そしてMike Rutherfordの3人ともソロ活動に入ります。そのMike RutherfordのソロプロジェクトがMike + The Mechanicsです。
1985年に発表したファーストアルバム『Mike + The Mechanics』からは、前述のように"Silent Running"がファーストシングルとして6位を記録しますが、そのボーカルをとっていたのがPaul Carrack。そしてセカンドシングルのこの曲"All I Need Is A Miracle"のリードボーカルは、バンドのもう一人のボーカリストPaul Youngです。"Silent Running"についてはこちらをご覧ください→→→
"All I Need Is A Miracle"の曲の作者はMike RutherfordとプロデューサーのChristopher Neilの共作。この曲と"Silent Running"、甲乙つけがたい良い曲です。ボーカルが違いますので印象が全く違います。そこがこのバンドの良いところでしょう。
プロデューサーのChristopher Neilですが、70年代から活躍するプロデューサーです。Sheena Eastonのプロデューサーとして有名で、No.1ソングの"9 to 5" / "Morning Train"や"For Your Eyes Only"は彼のプロデュースによるものです。懐かしいところで、1977年に最高位6位を記録したPaul Nicholasの"Heaven on the 7th Floor"も彼のプロデュースです。
PVが面白いです。なんと"Silent Running"のPVの続編となっているのです。レストランでMike + The Mechanicsが"Silent Running"を演奏、その後の続きのPVになっています。マネージャーがレストランに払う500ポンドを調達するのに四苦八苦するPVのようです。最後はハッピーエンドですね。
この曲ですが、その後2回にわたってニューバージョンで録音し直されています。1回目が、1996年にリリースされたベスト盤『Hits』に収録された"All I Need Is a Miracle '96"。もう1回が1999年のアルバム『Mike & The Mechanics 1999』に収録されています。
こちらが1996年のバージョンです。
今週 先週 song / artist
1 2 LIVE TO TELL / MADONNA
2 3 ON MY OWN / PATTI LABELLE & MICHAEL MCDONALD
3 1 GREATEST LOVE OF ALL / WHITNEY HOUSTON
4 5 I CAN'T WAIT / NU SHOOZ
5 6 ALL I NEED IS A MIRACLE / MIKE + THE MECHANICS
6 4 IF YOU LEAVE / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
7 7 SOMETHING ABOUT YOU / LEVEL 42
8 11 CRUSH ON YOU / JETS
9 13 THERE'LL BE SAD SONGS / BILLY OCEAN
10 15 A DIFFERENT CORNER / GEORGE MICHAEL
11 9 BE GOOD TO YOURSELF / JOURNEY
12 12 MOVE AWAY / CULTURE CLUB
13 8 IS IT LOVE / MR. MISTER
14 19 NO ONE IS TO BLAME / HOWARD JONES
15 17 NOTHIN' AT ALL / HEART
16 22 HOLDING BACK THE YEARS / SIMPLY RED
17 23 I WANNA BE A COWBOY / BOYS DON'T CRY
18 25 WHO'S JOHNNY / EL DEBARGE
19 10 WHAT HAVE YOU DONE FOR ME LATELY / JANET JACKSON
20 14 WEST END GIRLS / PET SHOP BOYS
21 16 BAD BOY / MIAMI SOUND MACHINE
22 26 RAIN ON THE SCARECROW / JOHN COUGAR MELLENCAMP
23 29 VIENNA CALLING / FALCO
24 31 TUFF ENUFF / THE FABULOUS THUNDERBIRDS
25 20 YOUR LOVE / OUTFIELD
26 18 TAKE ME HOME / PHIL COLLINS
27 32 YOUR WILDEST DREAMS / MOODY BLUES
28 38 LIKE A ROCK / BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND
29 21 WHY CAN'T THIS BE LOVE / VAN HALEN
30 33 LIKE NO OTHER NIGHT / 38 SPECIAL
31 24 ADDICTED TO LOVE / ROBERT PALMER
32 39 SLEDGEHAMMER / PETER GABRIEL
33 42 NASTY / JANET JACKSON
34 43 DANGER ZONE / KENNY LOGGINS
35 40 When The Heart Rules The Mind / GTR
36 37 THE LOVE PARADE / DREAM ACADEMY
37 45 INVISIBLE TOUCH / GENESIS
38 28 ALL THE THINGS SHE SAID / SIMPLE MINDS
39 27 MOTHERS TALK / TEARS FOR FEARS
40 44 OUT OF MIND OUT OF SIGHT / MODELS
2位は3位からアップ、Patti LaBelle & Michael McDonaldの"On My Own"。Patti LaBelle と Michael McDonald、大物二人の競演です。Patti LaBelleですが、女性コーラスグループLaBelleのボーカリストとして、そしてソロとして60年代から活躍、75年のNo.1ヒット"Lady Marmalade"を含め、この曲で6曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop3ヒット。そしてMichael McDonald、The Doobie Brothersのメンバーからソロになり、これまでに、ソロでは2曲のTop40ヒット。さらにゲストミュージシャンとして活躍しています、Kenny Logginsとの"This Is It" などこれまでゲストとして3曲のTop40ヒットがあり、この曲で4曲目のTop40ヒット、初めてのTop3ヒットとなりました。
3位は3週間の1位からダウン、Whitney Houstonの"Greatest Love Of All"。Whitney Houstonですが、初のTop40ヒット"You Give Good Love"が3位、続いて"Saving All My Love for You"と"How Will I Know"が連続No.1を記録、この曲で4曲目のTop3ヒットで、なんと3曲連続のNo.1となりました。
4位は5位からアップ、Nu Shoozの"I Can't Wait"。Nu Shoozですが、アメリカ出身のR&Bグループ。この曲が初めてのTop40ヒットで、4位まで上がってきました。
5位は6位からアップ、Mike + The Mechanics（Mike & The Mechanics）の"All I Need Is A Miracle"。Mike + The Mechanicsですが、GenesisのMike Rutherfordが主催するソロプロジェクト。初ヒットの"Silent Running"が6位を記録、この曲が2曲目のシングルヒットで5位まで上がってきました。
この週5位はMike + The Mechanics（Mike & The Mechanics）の"All I Need Is A Miracle"。最高位はこの1週間の第5位。年間チャートは74位。この曲はアルバム『Mike + The Mechanics』からのセカンドシングルで、ファーストシングルの"Silent Running"が最高位は6位、年間チャートは70位でしたので、ほぼ同じようなヒットになりました。
Mike + The Mechanicsですが、「Mike」とは、もちろんあのGenesis のオリジナルメンバーで、ベース＆ギターを担当しているMike Rutherfordのことです。
バンド「Genesis」ですが、1983年のアルバム『Genesis』から、86年の『Invisible Touch』の間、Phil Collinsはもちろん、 Tony Banks、そしてMike Rutherfordの3人ともソロ活動に入ります。そのMike RutherfordのソロプロジェクトがMike + The Mechanicsです。
1985年に発表したファーストアルバム『Mike + The Mechanics』からは、前述のように"Silent Running"がファーストシングルとして6位を記録しますが、そのボーカルをとっていたのがPaul Carrack。そしてセカンドシングルのこの曲"All I Need Is A Miracle"のリードボーカルは、バンドのもう一人のボーカリストPaul Youngです。"Silent Running"についてはこちらをご覧ください→→→
"All I Need Is A Miracle"の曲の作者はMike RutherfordとプロデューサーのChristopher Neilの共作。この曲と"Silent Running"、甲乙つけがたい良い曲です。ボーカルが違いますので印象が全く違います。そこがこのバンドの良いところでしょう。
プロデューサーのChristopher Neilですが、70年代から活躍するプロデューサーです。Sheena Eastonのプロデューサーとして有名で、No.1ソングの"9 to 5" / "Morning Train"や"For Your Eyes Only"は彼のプロデュースによるものです。懐かしいところで、1977年に最高位6位を記録したPaul Nicholasの"Heaven on the 7th Floor"も彼のプロデュースです。
PVが面白いです。なんと"Silent Running"のPVの続編となっているのです。レストランでMike + The Mechanicsが"Silent Running"を演奏、その後の続きのPVになっています。マネージャーがレストランに払う500ポンドを調達するのに四苦八苦するPVのようです。最後はハッピーエンドですね。
この曲ですが、その後2回にわたってニューバージョンで録音し直されています。1回目が、1996年にリリースされたベスト盤『Hits』に収録された"All I Need Is a Miracle '96"。もう1回が1999年のアルバム『Mike & The Mechanics 1999』に収録されています。
こちらが1996年のバージョンです。
今週 先週 song / artist
1 2 LIVE TO TELL / MADONNA
2 3 ON MY OWN / PATTI LABELLE & MICHAEL MCDONALD
3 1 GREATEST LOVE OF ALL / WHITNEY HOUSTON
4 5 I CAN'T WAIT / NU SHOOZ
5 6 ALL I NEED IS A MIRACLE / MIKE + THE MECHANICS
6 4 IF YOU LEAVE / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
7 7 SOMETHING ABOUT YOU / LEVEL 42
8 11 CRUSH ON YOU / JETS
9 13 THERE'LL BE SAD SONGS / BILLY OCEAN
10 15 A DIFFERENT CORNER / GEORGE MICHAEL
11 9 BE GOOD TO YOURSELF / JOURNEY
12 12 MOVE AWAY / CULTURE CLUB
13 8 IS IT LOVE / MR. MISTER
14 19 NO ONE IS TO BLAME / HOWARD JONES
15 17 NOTHIN' AT ALL / HEART
16 22 HOLDING BACK THE YEARS / SIMPLY RED
17 23 I WANNA BE A COWBOY / BOYS DON'T CRY
18 25 WHO'S JOHNNY / EL DEBARGE
19 10 WHAT HAVE YOU DONE FOR ME LATELY / JANET JACKSON
20 14 WEST END GIRLS / PET SHOP BOYS
21 16 BAD BOY / MIAMI SOUND MACHINE
22 26 RAIN ON THE SCARECROW / JOHN COUGAR MELLENCAMP
23 29 VIENNA CALLING / FALCO
24 31 TUFF ENUFF / THE FABULOUS THUNDERBIRDS
25 20 YOUR LOVE / OUTFIELD
26 18 TAKE ME HOME / PHIL COLLINS
27 32 YOUR WILDEST DREAMS / MOODY BLUES
28 38 LIKE A ROCK / BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND
29 21 WHY CAN'T THIS BE LOVE / VAN HALEN
30 33 LIKE NO OTHER NIGHT / 38 SPECIAL
31 24 ADDICTED TO LOVE / ROBERT PALMER
32 39 SLEDGEHAMMER / PETER GABRIEL
33 42 NASTY / JANET JACKSON
34 43 DANGER ZONE / KENNY LOGGINS
35 40 When The Heart Rules The Mind / GTR
36 37 THE LOVE PARADE / DREAM ACADEMY
37 45 INVISIBLE TOUCH / GENESIS
38 28 ALL THE THINGS SHE SAID / SIMPLE MINDS
39 27 MOTHERS TALK / TEARS FOR FEARS
40 44 OUT OF MIND OUT OF SIGHT / MODELS
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