ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ジャーニー Journey - Be Good to Yourself(1986年の洋楽 Part22)

2022-06-09 22:28:08 | '86年洋楽
1986年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart22はJourneyの"Be Good to Yourself"。最高位は5月31日付の1週のみでしたが9位を記録、年間チャートは残念ながら圏外でした。前のシングル"Only the Young"も最高位9位でしたが、この曲は映画『Vision Quest』サントラ収録曲でしたので、スタジオアルバムからのシングルでは、久しぶりのTop10ヒット、Journeyとしては、この曲で6曲目のTop10シングルとなりました。

Journeyですが、ご存じの方が多いと思います、ギタリストのニール・ショーンを中心に70年代半ばにデビュー、初めはマニアックなアメリカン・プログレ・ハードロックバンドで、一部のファンには受けたものの、大成功には至りませんでした。
転機は、1977年にリリースした4枚目のアルバム『Infinity』から、ボーカルのスティーヴ・ペリーが加入、これまでのアメリカン・プログレ・ハードロックに、スティーヴ・ペリーの伸びやかで、張りのあるボーカルが加わり、プログレ+ハードロック+ポップスの新たな路線のバンドとなりました。

『Infinity』はアルバムチャートで最高21位、次のアルバム『Evolution』も最高位20位、このアルバムからは"Lovin', Touchin', Squeezin'"が待望の初のTop40ヒット、最高位16位を記録しました。

さらに、ベイビーズからキーボードのジョナサン・ケインが加入して作られた7枚目のアルバム『Escape』がメガヒットアルバムとなり、アルバムチャートでは初のNo.1を記録、シングルも"Open Arms"が最高位2位を記録する大ヒットとなりました。こちらをご覧ください→→→

続けて大ヒットした8枚目のアルバム『Frontiers』の発表後、スティーヴ・ペリーのソロ活動などで、バンド活動は休止、3年後にリリースされた9枚目のアルバムが『Raised on Radio』で、このアルバムからのファーストシングルがこの曲"Be Good to Yourself"です。このアルバムから、バンドメンバーは、ニール・ショーン、スティーヴ・ペリー、ジョナサン・ケインの3人組のグループとなっていますが、曲の作者もメンバー3人の共作、プロデューサーもスティーヴ・ペリーが務めています。
さすがジャーニー、ドラマティックな曲に、伸びやかなスティーブ・ペリーのボーカル、なによりもニール・ショーンのギターソロがかっこいい曲でした。

Journeyですが、このアルバム以降活動を休止、次のスタジオアルバムのリリースが1996年になりますので、これ以降10年間、の活動停止期間となります。
コメント (19)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする