1986年12月27日付ビルボード All American Top40、レギュラーチャートはこの年の最後になります。2週目の1位はThe Banglesの"Walk Like an Egyptian"。The Banglesの初のヒット"Manic Monday"が最高位2位を記録、続く"If She Knew What She Wants"は29位止まりでしたが、この曲が3曲目のTop40ヒットで、ついにNo.1獲得です。
2位は3位からアップ、Wang Chungの"Everybody Have Fun Tonight"。Wang Chungですが、デビューアルバムはヒットしませんでしたが、セカンドアルバムから、"Dance Hall Days"が1984年に最高位16位を記録するなど2曲のTop40ヒット、この曲が3枚目のアルバムからのシングルカットで、3曲目のTop40ヒット、初めて2位まで上がってきました。
3位は4位からアップ、Duran Duranの"Notorious"。アメリカでの初めてのヒット"Hungry Like the Wolf"がいきなり最高位3位を記録、その後は大ヒットを連発し、"The Reflex"と"A View to a Kill"の2曲のNo.1ヒットを含め、この曲で通算10曲目のTop40ヒットでうち8曲がTop10ヒット、この曲で6曲目のTop3ヒットです。
4位は5位からアップ、Gregory Abbottの"Shake You Down"。Gregory Abbottですが、この曲がデビューアルバムからのファーストシングル。デビューシングルで4位まで上がってきました。
5位は2位からダウン、1週間のNo.1を記録、Bruce Hornsby & The Rangeの"The Way It Is"。Bruce Hornsby and the Rangeですが、デビューアルバムからのファーストシングルは、Top40ヒットにはならず、セカンドシングルのこの曲が初のTop40ヒットで、もちろん初めてのNo.1です。
この週2位はWang Chungの"Everybody Have Fun Tonight"。最高位は12月27日付と翌週のFROZEN CHART1月3日付の2週間の第2位、年間チャートは第12位。1位にはなれませんでしたが、Top40には15週間チャートインする、バンドで最もヒットした曲となりました
Wang Chungですが、イギリスロンドンで、1980年に結成された2人組ブリティッシュ・ニューウエイブ・ロックバンド。メンバーは、ボーカルでギター、キーボードのJack Huesと、ボーカルもとりますが、ベースとキーボードのNick Feldmanです。バンドのほとんどの曲も、この二人で作っています。
デビューアルバムは、1982年にリリースした『Huang Chung』。この時には、バンド名「Huang Chung」で活動していました。「Huang Chung』ですが、中国語で「黄鐘」、「Yellow Bell」のことですね。
このデビューアルバムは、シングルカットもしたようですが、アメリカ・イギリス共全くヒットしなかったようです。
1984年にセカンドアルバム『Points on the Curve』をリリース、このアルバムが、アメリカ、イギリスともにヒットし、シングルも、このアルバムからのセカンドシングルのようですが、まずは"Don't Let Go"が最高位38位の、初のTop40ヒットを記録します。
そして、次のシングルが"Dance Hall Days"、軽快なポップロックでしたが、これが大ヒット、最高位こそ16位でしたが、年間チャート74位に入るロングヒットとなりました。
このセカンドアルバムから、名前を「Wang Chung」に変えています。中国語で「黄鐘」というのは変わらず、スペルのみ、英語でわかりやすくしたようです。
続いて、映画『To Live and Die in L.A.』と、『Breakfast Club 』の2本の映画のサントラ盤に、曲を提供しましたが、残念ながらヒットには至りませんでした。
そして1986年にリリースしたサードアルバムが『Mosaic』、このアルバムからのファーストシングルがこの曲"Everybody Have Fun Tonight"で、最高位2位を記録する大ヒットになりました。
"Everybody Have Fun Tonight"の作者はメンバーの二人、Nick FeldmanとJack Huesに、プロデューサーのPeter Wolfの3人の共作。もちろんプロデュースはPeter Wolfです。
Peter Wolfは私のブログでは何度も出てきています。J. Geils BandのPeter Wolfとは同姓同名の別人ですが、いい曲作る人なんです。Starshipの"We Built This City"に"Sara"も彼のプロデュースですね。
"Everybody Have Fun Tonight"ですが、Wang Chungの特徴でしょう、軽快なポップロック。「今夜はみんな楽しもう!」の曲名どおり、どこまでも明るい曲です。
この曲のヒットの前に、映画『The Breakfast Club』に曲を提供しています。この『The Breakfast Club』からは、Simple Mindsの"Don't You (Forget About Me)"がNo.1ヒットとなっています。Wang Chungは"Fire in the Twilight"という曲、この曲もシングルカットされたようですが、残念ながらヒットしませんでした。でも、ストレートなロックで、私としてはお気に入りの曲です。
今週 先週 song / artist
1 1 WALK LIKE AN EGYPTIAN / BANGLES
2 3 EVERYBODY HAVE FUN TONIGHT / WANG CHUNG
3 4 NOTORIOUS / DURAN DURAN
4 5 SHAKE YOU DOWN / GREGORY ABBOTT
5 2 THE WAY IT IS / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
6 8 C'EST LA VIE / ROBBIE NEVIL
7 13 CONTROL / JANET JACKSON
8 11 WAR / BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND
9 9 STAND BY ME / BEN E. KING
10 12 DON'T GET ME WRONG / PRETENDERS
11 6 TO BE A LOVER / BILLY IDOL
12 15 IS THIS LOVE / SURVIVOR
13 16 LAND OF CONFUSION / GENESIS
14 18 VICTORY / KOOL & THE GANG
15 22 AT THIS MOMENT / BILLY VERA & THE BEATERS
16 19 LOVE IS FOREVER / BILLY OCEAN
17 17 YOU KNOW I LOVE YOU DON'T YOU? / HOWARD JONES
18 21 SOMEDAY / GLASS TIGER
19 20 THE FUTURE'S SO BRIGHT / TIMBUK 3
20 7 HIP TO BE SQUARE / HUEY LEWIS & THE NEWS
21 10 THE NEXT TIME I FALL / PETER CETERA WITH AMY GRANT
22 27 OPEN YOUR HEART / MADONNA
23 25 ALL I WANTED / KANSAS
24 14 YOU GIVE LOVE A BAD NAME / BON JOVI
25 28 COMING AROUND AGAIN / CARLY SIMON
26 32 CHANGE OF HEART / CYNDI LAUPER
27 31 TOUCH ME / SAMANTHA FOX
28 30 FALLING IN LOVE / MIAMI SOUND MACHINE
29 29 YOU BE ILLIN' / RUN-D.M.C.
30 40 KEEP YOUR HANDS TO YOURSELF / GEORGIA SATELLITES
31 38 TWO PEOPLE / TINA TURNER
32 34 FOR TONIGHT / NANCY MARTINEZ
33 23 WORD UP / CAMEO
34 37 THIS IS THE TIME / BILLY JOEL
35 45 WE'RE READY / BOSTON
36 44 WILL YOU STILL LOVE ME? / CHICAGO
37 42 TALK TO ME / CHICO DEBARGE
38 26 HUMAN / HUMAN LEAGUE
39 49 LOVE YOU DOWN / READY FOR THE WORLD
40 46 STOP TO LOVE / LUTHER VANDROSS
2位は3位からアップ、Wang Chungの"Everybody Have Fun Tonight"。Wang Chungですが、デビューアルバムはヒットしませんでしたが、セカンドアルバムから、"Dance Hall Days"が1984年に最高位16位を記録するなど2曲のTop40ヒット、この曲が3枚目のアルバムからのシングルカットで、3曲目のTop40ヒット、初めて2位まで上がってきました。
3位は4位からアップ、Duran Duranの"Notorious"。アメリカでの初めてのヒット"Hungry Like the Wolf"がいきなり最高位3位を記録、その後は大ヒットを連発し、"The Reflex"と"A View to a Kill"の2曲のNo.1ヒットを含め、この曲で通算10曲目のTop40ヒットでうち8曲がTop10ヒット、この曲で6曲目のTop3ヒットです。
4位は5位からアップ、Gregory Abbottの"Shake You Down"。Gregory Abbottですが、この曲がデビューアルバムからのファーストシングル。デビューシングルで4位まで上がってきました。
5位は2位からダウン、1週間のNo.1を記録、Bruce Hornsby & The Rangeの"The Way It Is"。Bruce Hornsby and the Rangeですが、デビューアルバムからのファーストシングルは、Top40ヒットにはならず、セカンドシングルのこの曲が初のTop40ヒットで、もちろん初めてのNo.1です。
この週2位はWang Chungの"Everybody Have Fun Tonight"。最高位は12月27日付と翌週のFROZEN CHART1月3日付の2週間の第2位、年間チャートは第12位。1位にはなれませんでしたが、Top40には15週間チャートインする、バンドで最もヒットした曲となりました
Wang Chungですが、イギリスロンドンで、1980年に結成された2人組ブリティッシュ・ニューウエイブ・ロックバンド。メンバーは、ボーカルでギター、キーボードのJack Huesと、ボーカルもとりますが、ベースとキーボードのNick Feldmanです。バンドのほとんどの曲も、この二人で作っています。
デビューアルバムは、1982年にリリースした『Huang Chung』。この時には、バンド名「Huang Chung」で活動していました。「Huang Chung』ですが、中国語で「黄鐘」、「Yellow Bell」のことですね。
このデビューアルバムは、シングルカットもしたようですが、アメリカ・イギリス共全くヒットしなかったようです。
1984年にセカンドアルバム『Points on the Curve』をリリース、このアルバムが、アメリカ、イギリスともにヒットし、シングルも、このアルバムからのセカンドシングルのようですが、まずは"Don't Let Go"が最高位38位の、初のTop40ヒットを記録します。
そして、次のシングルが"Dance Hall Days"、軽快なポップロックでしたが、これが大ヒット、最高位こそ16位でしたが、年間チャート74位に入るロングヒットとなりました。
このセカンドアルバムから、名前を「Wang Chung」に変えています。中国語で「黄鐘」というのは変わらず、スペルのみ、英語でわかりやすくしたようです。
続いて、映画『To Live and Die in L.A.』と、『Breakfast Club 』の2本の映画のサントラ盤に、曲を提供しましたが、残念ながらヒットには至りませんでした。
そして1986年にリリースしたサードアルバムが『Mosaic』、このアルバムからのファーストシングルがこの曲"Everybody Have Fun Tonight"で、最高位2位を記録する大ヒットになりました。
"Everybody Have Fun Tonight"の作者はメンバーの二人、Nick FeldmanとJack Huesに、プロデューサーのPeter Wolfの3人の共作。もちろんプロデュースはPeter Wolfです。
Peter Wolfは私のブログでは何度も出てきています。J. Geils BandのPeter Wolfとは同姓同名の別人ですが、いい曲作る人なんです。Starshipの"We Built This City"に"Sara"も彼のプロデュースですね。
"Everybody Have Fun Tonight"ですが、Wang Chungの特徴でしょう、軽快なポップロック。「今夜はみんな楽しもう!」の曲名どおり、どこまでも明るい曲です。
この曲のヒットの前に、映画『The Breakfast Club』に曲を提供しています。この『The Breakfast Club』からは、Simple Mindsの"Don't You (Forget About Me)"がNo.1ヒットとなっています。Wang Chungは"Fire in the Twilight"という曲、この曲もシングルカットされたようですが、残念ながらヒットしませんでした。でも、ストレートなロックで、私としてはお気に入りの曲です。
今週 先週 song / artist
1 1 WALK LIKE AN EGYPTIAN / BANGLES
2 3 EVERYBODY HAVE FUN TONIGHT / WANG CHUNG
3 4 NOTORIOUS / DURAN DURAN
4 5 SHAKE YOU DOWN / GREGORY ABBOTT
5 2 THE WAY IT IS / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
6 8 C'EST LA VIE / ROBBIE NEVIL
7 13 CONTROL / JANET JACKSON
8 11 WAR / BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND
9 9 STAND BY ME / BEN E. KING
10 12 DON'T GET ME WRONG / PRETENDERS
11 6 TO BE A LOVER / BILLY IDOL
12 15 IS THIS LOVE / SURVIVOR
13 16 LAND OF CONFUSION / GENESIS
14 18 VICTORY / KOOL & THE GANG
15 22 AT THIS MOMENT / BILLY VERA & THE BEATERS
16 19 LOVE IS FOREVER / BILLY OCEAN
17 17 YOU KNOW I LOVE YOU DON'T YOU? / HOWARD JONES
18 21 SOMEDAY / GLASS TIGER
19 20 THE FUTURE'S SO BRIGHT / TIMBUK 3
20 7 HIP TO BE SQUARE / HUEY LEWIS & THE NEWS
21 10 THE NEXT TIME I FALL / PETER CETERA WITH AMY GRANT
22 27 OPEN YOUR HEART / MADONNA
23 25 ALL I WANTED / KANSAS
24 14 YOU GIVE LOVE A BAD NAME / BON JOVI
25 28 COMING AROUND AGAIN / CARLY SIMON
26 32 CHANGE OF HEART / CYNDI LAUPER
27 31 TOUCH ME / SAMANTHA FOX
28 30 FALLING IN LOVE / MIAMI SOUND MACHINE
29 29 YOU BE ILLIN' / RUN-D.M.C.
30 40 KEEP YOUR HANDS TO YOURSELF / GEORGIA SATELLITES
31 38 TWO PEOPLE / TINA TURNER
32 34 FOR TONIGHT / NANCY MARTINEZ
33 23 WORD UP / CAMEO
34 37 THIS IS THE TIME / BILLY JOEL
35 45 WE'RE READY / BOSTON
36 44 WILL YOU STILL LOVE ME? / CHICAGO
37 42 TALK TO ME / CHICO DEBARGE
38 26 HUMAN / HUMAN LEAGUE
39 49 LOVE YOU DOWN / READY FOR THE WORLD
40 46 STOP TO LOVE / LUTHER VANDROSS
いや、サビまでは好きなタイプ、サビがなんかどーでもいい作りのようでして、その、ちょっと、なんつーか…でありました。
しかしなんで急に売れたんでしょね?そこまで曲が素敵、て訳でもないと思うんですが……ジャスト1年前のMr.ミスターだと曲がイイ、なんですけど。
イチャモンつけましたがもう一曲のご紹介、サントラのヤツ!これは曲が段違いにイイですな!前作の中ヒットだと、ワンちゃんは「モダン」を狙っていたのかと思ってましたが、このサントラ曲は若き血のたぎりを感じます、なかなかのエモーショナルソングでした。
ビデオも前半のキスシーンは女の子が攻めていて、しかもちょい粘っこくて、なんともうらやましいですな。
そして私が愛する映画「ブレックファースト・クラブ」も嬉しい限り。
さて、そろそろグレゴリー・アボットが来そうなんで私からのおすすめを。92年のジェニファー・ウォーンズの曲rock you gentry、これshake you downそっくりです。というかその曲もグレゴリー・アボットの書いた曲です。
多分この曲を聴き返したのは、当時ヒットして以来かも。流行ってましたね~。ピコピコサウンド全盛の典型的な80年代サウンドと思って聴き返したら、意外と聴きやすい。というかそれほど古さを感じさせない。こんないい曲だったっけ…というのが正直な印象。当時はいい曲、いっぱいあったんですね。
Wang Chungの名前を一躍有名にしたヒット曲でした。
Top10入りしたのは覚えていましたが、6位くらいの記憶で、まさか№1一歩手前の大ヒットだとは思っていませんでした。
つい一緒に踊りたくなるようなポップな曲でした。
アルバムから「Everybody Have Fun Tonight」と「Let's Go」のスマッシュHIT2曲が全編にわたって彼らの持ち味である爽やかさとダンサブルなスピード感を基調が特徴ですね。
コンスタントにあとが続かなかったのは不運でしたがアルバム作品の出来そのものは悪くなくなかったです。元々5人組だったそうですね。
そうですか、テレビに出演していましたか、私見たのかなぁ?残念ながら全然覚えていないです。
ピーター・ウルフのプロデュース、ポップな良い感じに仕上がりますね。
このバンド、シングルカット曲以外は良く知らないのですが、テンポの良いダンス系のポップスが多いですが、かなりロック系の曲もありますね。そんなところが人気なところかも。
"Everybody Have Fun Tonight"ですが、ノリの良いダンス系の曲で、サビが覚えやすいところが大ヒットに繋がったんじゃあないでしょうか。
MVですが、パラパラっぽい動画で、面白いなぁ、と思っていましたが、そうですか、ゴドリー&クレームでしたか。さすが楽しいMV作りますね。
ジェニファー・ウォーンズといえば、87年に久し振りに大ヒットが出ますね。90年代の曲は全く知りませんので、一度聞いてみます。
こういうサウンドは、この頃のやはりの音楽でしたが、この曲"Everybody Have Fun Tonight"は、特にサビのところがメロディアスで覚えやすい曲でした。大ヒットしただけありますね。