1986年11月29日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、4位から上がっての1位はBon Joviの"You Give Love A Bad Name "。Bon Joviですが、ファーストアルバムからの初めてのシングル"Runaway"が、1984年に最高位39位となんとかTop40入りしましたが、その後のシングルはTop40入りしませんでした。この曲が2曲目のTop40ヒットで、もちろん初めてのNo.1獲得です。
2位は1週のみの1位からダウン、The Human Leagueの"Human"。The Human Leagueですが、1981年のアメリカでの初めてのヒット"Don't You Want Me"がいきなりのNo.1を記録、以来この曲で4曲目のTop40ヒットで、2曲目となるNo.1ヒットです。
3位は前週と変わらずこれで3週連続の3位、Madonnaの"True Blue"。Madonnaですが、この時点ではまだデビューから4年目ですが、1983年の初のTop40ヒット"Holiday"が最高位16位、そのヒットを皮切りに、この曲までに、"Like a Virgin"を始めとするNo.1ヒット4曲を含め、Top40ヒットが11曲目、そのうち10曲がTop10ヒット、6曲目のTop3ヒットです。
4位は7位からアップ、Peter Cetera with Amy Grantの"The Next Time I Fall"。Peter Ceteraですが、もちろんChicagoのオリジナルメンバーで、メインボーカリスト。この前年の85年にバンドを抜けてソロ活動を開始、ソロ初めてのヒット"Glory of Love"がNo.1を獲得、この曲が2曲連続のTop5ヒットです。そしてAmy Grantですが、デビューは70年代後半ですが、初めてのTop40ヒットが85年の最高位29位の"Find a Way"。この曲が2曲目のTop40ヒットです。
5位は8位からアップ、Huey Lewis & The Newsの"Hip To Be Square"。Huey Lewis & The Newsですが、最高位7位の初のTop40ヒット"Do You Believe in Love"以来、この曲で通算10曲目のTop40ヒット、そのうち8曲がTop10入り、1985年の"The Power of Love"、この曲の前のシングル"Stuck with You"の2曲のNo.1ヒットを含め、この曲で3曲目のTop5ヒットです。
この週4位から上がっての1位はBon Joviの"You Give Love A Bad Name"。1位はこの1週間のみでしたが、年間チャートは年度の途中にもかかわらず30位。Hot100には24週間滞在するロングヒットとなり、バンド初めての大ヒットとなりました。
Bon Joviですが、1983年にアメリカニュージャージー州で結成されたハードロックバンド。メンバーの中心はもちろんリードボーカルのJon Bon Jovi、そしてギターのRichie Samboraなど5人組でスタートします。
1984年にファーストアルバム『Bon Jovi』をリリース。ファーストシングルの"Runaway"が、ギリギリですが、Top40ヒットとなり、最高位39位を記録します。シングルのTop40ヒットは"Runaway"だけでしたが、アルバムは、最高位こそ40位台でしたが、年間50位台を記録する大ヒットアルバムとなりました。
次のアルバム『7800° Fahrenheit』も、シングルTop40ヒットこそありませんでしたが、アルバム最高位30位台のヒットアルバムとなり、大きなセールスを記録、人気ロックバンドとなっていきます。
そして1986年にリリースした彼らのサードアルバムが『Slippery When Wet』。このアルバムが特大のヒット、シングルに先立ち、10月にアルバムチャートNo.1を記録し、ファーストシングルのこの曲"You Give Love A Bad Name "も続けてNo.1を記録しました。まさか、ハードロックバンドのBon Joviが、アルバムはともかく、シングルでNo.1を記録するとは驚きました。ヴァン・ヘイレンの"Jump"のNo.1ヒットにも驚きましたが、ヴァン・ヘイレン以上にハードなロックバンドBon JoviのビルボードNo.1の獲得は、まさに衝撃的な出来事でした。
"You Give Love A Bad Name"の曲の作者はJon Bon Jovi、ギタリストのRichie Samboraに加え、ソングライターのDesmond Child の3人の共作です。Desmond Childですが、なかなか素晴らしいソングライターで、KISSの"I Was Made for Lovin' You"を作った人ですね。この後、Aerosmithの"Angel"など、沢山のロック系ミュージシャンにヒット曲を提供することになります。
この"You Give Love A Bad Name"、まさかのNo.1には驚きはしましたが、ハードなロックでもうるさくない、スカッとするロック、1位にふさわしい、素晴らしい曲でした。
アルバム『Slippery When Wet』ですが、通算8週間のNo.1を記録、1987年の年間アルバムチャートでは堂々のNo.1。全世界で2800万枚を売り上げる、歴史的な大ヒットアルバムとなりました。
今週 先週 song / artist
1 4 YOU GIVE LOVE A BAD NAME / BON JOVI
2 1 HUMAN / HUMAN LEAGUE
3 3 TRUE BLUE / MADONNA
4 7 THE NEXT TIME I FALL / PETER CETERA WITH AMY GRANT
5 8 HIP TO BE SQUARE / HUEY LEWIS & THE NEWS
6 6 WORD UP / CAMEO
7 2 AMANDA / BOSTON
8 9 THE WAY IT IS / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
9 10 LOVE WILL CONQUER ALL / LIONEL RICHIE
10 16 WALK LIKE AN EGYPTIAN / BANGLES
11 13 EVERYBODY HAVE FUN TONIGHT / WANG CHUNG
12 15 TO BE A LOVER / BILLY IDOL
13 5 TAKE ME HOME TONIGHT / EDDIE MONEY
14 11 I'LL BE OVER YOU / TOTO
15 19 STAND BY ME / BEN E. KING
16 21 NOTORIOUS / DURAN DURAN
17 23 SHAKE YOU DOWN / GREGORY ABBOTT
18 12 THE RAIN / ORAN "JUICE" JONES
19 22 DON'T GET ME WRONG / PRETENDERS
20 20 FREEDOM OVERSPILL / STEVE WINWOOD
21 27 C'EST LA VIE / ROBBIE NEVIL
22 24 LIVE AND DIE / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
23 14 I DIDN'T MEAN TO TURN YOU ON / ROBERT PALMER
24 30 YOU KNOW I LOVE YOU DON'T YOU? / HOWARD JONES
25 32 IS THIS LOVE / SURVIVOR
26 28 WILD WILD LIFE / TALKING HEADS
27 35 CONTROL / JANET JACKSON
28 34 LAND OF CONFUSION / GENESIS
29 17 EMOTION IN MOTION / RIC OCASEK
30 36 LOVE IS FOREVER / BILLY OCEAN
31 37 VICTORY / KOOL & THE GANG
32 26 WHAT ABOUT LOVE / 'TIL TUESDAY
33 45 WAR / BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND
34 18 TRUE COLORS / CYNDI LAUPER
35 40 THE FUTURE'S SO BRIGHT / TIMBUK 3
36 38 FOOLISH PRIDE / DARYL HALL
37 39 WELCOME TO THE BOOMTOWN / DAVID & DAVID
38 42 SOMEDAY / GLASS TIGER
39 43 YOU BE ILLIN' / RUN-D.M.C.
40 47 ALL I WANTED / KANSAS
2位は1週のみの1位からダウン、The Human Leagueの"Human"。The Human Leagueですが、1981年のアメリカでの初めてのヒット"Don't You Want Me"がいきなりのNo.1を記録、以来この曲で4曲目のTop40ヒットで、2曲目となるNo.1ヒットです。
3位は前週と変わらずこれで3週連続の3位、Madonnaの"True Blue"。Madonnaですが、この時点ではまだデビューから4年目ですが、1983年の初のTop40ヒット"Holiday"が最高位16位、そのヒットを皮切りに、この曲までに、"Like a Virgin"を始めとするNo.1ヒット4曲を含め、Top40ヒットが11曲目、そのうち10曲がTop10ヒット、6曲目のTop3ヒットです。
4位は7位からアップ、Peter Cetera with Amy Grantの"The Next Time I Fall"。Peter Ceteraですが、もちろんChicagoのオリジナルメンバーで、メインボーカリスト。この前年の85年にバンドを抜けてソロ活動を開始、ソロ初めてのヒット"Glory of Love"がNo.1を獲得、この曲が2曲連続のTop5ヒットです。そしてAmy Grantですが、デビューは70年代後半ですが、初めてのTop40ヒットが85年の最高位29位の"Find a Way"。この曲が2曲目のTop40ヒットです。
5位は8位からアップ、Huey Lewis & The Newsの"Hip To Be Square"。Huey Lewis & The Newsですが、最高位7位の初のTop40ヒット"Do You Believe in Love"以来、この曲で通算10曲目のTop40ヒット、そのうち8曲がTop10入り、1985年の"The Power of Love"、この曲の前のシングル"Stuck with You"の2曲のNo.1ヒットを含め、この曲で3曲目のTop5ヒットです。
この週4位から上がっての1位はBon Joviの"You Give Love A Bad Name"。1位はこの1週間のみでしたが、年間チャートは年度の途中にもかかわらず30位。Hot100には24週間滞在するロングヒットとなり、バンド初めての大ヒットとなりました。
Bon Joviですが、1983年にアメリカニュージャージー州で結成されたハードロックバンド。メンバーの中心はもちろんリードボーカルのJon Bon Jovi、そしてギターのRichie Samboraなど5人組でスタートします。
1984年にファーストアルバム『Bon Jovi』をリリース。ファーストシングルの"Runaway"が、ギリギリですが、Top40ヒットとなり、最高位39位を記録します。シングルのTop40ヒットは"Runaway"だけでしたが、アルバムは、最高位こそ40位台でしたが、年間50位台を記録する大ヒットアルバムとなりました。
次のアルバム『7800° Fahrenheit』も、シングルTop40ヒットこそありませんでしたが、アルバム最高位30位台のヒットアルバムとなり、大きなセールスを記録、人気ロックバンドとなっていきます。
そして1986年にリリースした彼らのサードアルバムが『Slippery When Wet』。このアルバムが特大のヒット、シングルに先立ち、10月にアルバムチャートNo.1を記録し、ファーストシングルのこの曲"You Give Love A Bad Name "も続けてNo.1を記録しました。まさか、ハードロックバンドのBon Joviが、アルバムはともかく、シングルでNo.1を記録するとは驚きました。ヴァン・ヘイレンの"Jump"のNo.1ヒットにも驚きましたが、ヴァン・ヘイレン以上にハードなロックバンドBon JoviのビルボードNo.1の獲得は、まさに衝撃的な出来事でした。
"You Give Love A Bad Name"の曲の作者はJon Bon Jovi、ギタリストのRichie Samboraに加え、ソングライターのDesmond Child の3人の共作です。Desmond Childですが、なかなか素晴らしいソングライターで、KISSの"I Was Made for Lovin' You"を作った人ですね。この後、Aerosmithの"Angel"など、沢山のロック系ミュージシャンにヒット曲を提供することになります。
この"You Give Love A Bad Name"、まさかのNo.1には驚きはしましたが、ハードなロックでもうるさくない、スカッとするロック、1位にふさわしい、素晴らしい曲でした。
アルバム『Slippery When Wet』ですが、通算8週間のNo.1を記録、1987年の年間アルバムチャートでは堂々のNo.1。全世界で2800万枚を売り上げる、歴史的な大ヒットアルバムとなりました。
今週 先週 song / artist
1 4 YOU GIVE LOVE A BAD NAME / BON JOVI
2 1 HUMAN / HUMAN LEAGUE
3 3 TRUE BLUE / MADONNA
4 7 THE NEXT TIME I FALL / PETER CETERA WITH AMY GRANT
5 8 HIP TO BE SQUARE / HUEY LEWIS & THE NEWS
6 6 WORD UP / CAMEO
7 2 AMANDA / BOSTON
8 9 THE WAY IT IS / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
9 10 LOVE WILL CONQUER ALL / LIONEL RICHIE
10 16 WALK LIKE AN EGYPTIAN / BANGLES
11 13 EVERYBODY HAVE FUN TONIGHT / WANG CHUNG
12 15 TO BE A LOVER / BILLY IDOL
13 5 TAKE ME HOME TONIGHT / EDDIE MONEY
14 11 I'LL BE OVER YOU / TOTO
15 19 STAND BY ME / BEN E. KING
16 21 NOTORIOUS / DURAN DURAN
17 23 SHAKE YOU DOWN / GREGORY ABBOTT
18 12 THE RAIN / ORAN "JUICE" JONES
19 22 DON'T GET ME WRONG / PRETENDERS
20 20 FREEDOM OVERSPILL / STEVE WINWOOD
21 27 C'EST LA VIE / ROBBIE NEVIL
22 24 LIVE AND DIE / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
23 14 I DIDN'T MEAN TO TURN YOU ON / ROBERT PALMER
24 30 YOU KNOW I LOVE YOU DON'T YOU? / HOWARD JONES
25 32 IS THIS LOVE / SURVIVOR
26 28 WILD WILD LIFE / TALKING HEADS
27 35 CONTROL / JANET JACKSON
28 34 LAND OF CONFUSION / GENESIS
29 17 EMOTION IN MOTION / RIC OCASEK
30 36 LOVE IS FOREVER / BILLY OCEAN
31 37 VICTORY / KOOL & THE GANG
32 26 WHAT ABOUT LOVE / 'TIL TUESDAY
33 45 WAR / BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND
34 18 TRUE COLORS / CYNDI LAUPER
35 40 THE FUTURE'S SO BRIGHT / TIMBUK 3
36 38 FOOLISH PRIDE / DARYL HALL
37 39 WELCOME TO THE BOOMTOWN / DAVID & DAVID
38 42 SOMEDAY / GLASS TIGER
39 43 YOU BE ILLIN' / RUN-D.M.C.
40 47 ALL I WANTED / KANSAS
来ましたね!ブログでは初ボンジョヴィではないでしょうか?言わずと知れた大出世作ですね。
「2枚目のジンクス」の壁は大きくこのままと不安がよぎる中、アルバム製作に熱を入りこのアルバムからJBJとRichieと外部のソングライティングチームが完全に機能しましたね。
「You Give Love A Bad Name」、「Livin' On A Prayer」というロックアンセムの誕生も手伝い、Bon Jovi特有のメロディアスさに迫力と疾走感が追加された本作は、8週連続で全米No.1となり、Led Zeppelinの記録を打ち破る、ハード・ロック界の新記録樹立('87年年間チャート第1位)
とにかくアルバムの全体のバランスが良く、ロックアンセム、バラードが良い割合でミックスされた
傑作だと思います。
でも、後から知ればなんてことはない、作者は同じデズモンド・チャイルドでした。
そりゃ、似ていて当然ですね。
ボン・ジョヴィの快進撃により、ヒットチャート界隈は、一気にヘヴィ・メタル・ムーブメントが起こり、今までアルバム中心で活躍してきた、メタル・バンドがたちまちシングル・チャートにも顔を出すようになりました。
かく言う私も、そんなヘヴィメタ・ムーブメントの波に呑み込まれてしまったうちの1人だったのですが、どういうわけか、ボン・ジョヴィはそれほど聞かなかったです。
なぜかと言われれば…。
う~ん…。
これをコメントしてしまうと、ちょっと荒れ模様になりそうなので、ここでは割愛させていただきます。
これ以降押しも押されぬ人気グループになりましたが、デビュー当時から大ヒットでもなく、1st、2ndは無視していました。
それが3rdアルバムでもいきなり感もある大ブレイクでビックリでした。
Bon Jovi時代の到来ですね。ミーハー丸出しでこのアルバム買いました。僕が初めて買ったCDでした。
直訳だと「You Give Love A Bad Name」=「愛に汚名を着せる」なんだけど、普通はそんな風に言いませんよね。「愛に汚名を着せた」→「愛の名を汚した」→「愛のイメージを悪くした」→「そんなもん愛って言わないぞ」、と捉えています。
そしてさすがにカップヌードルのCMで日本語で歌っているのは…ジョン・ボン・ジョヴィの歌マネそっくりさんじゃないのかなぁ…。ジョンが歌っているには流暢すぎるし…。
ボニーの曲、サビの曲調がボンジョビのとモロッコ(今ベルギーに先制しますた)なのよね、ホントにモロッコだわ。❤️
でもアタシのラッキーワンもやっぱりサビが、シャスザハーエニョートゥーブレーのパートとモロッコでしょ?❤️
でも犬ったオッサンはアタシのラッキーワン、大好きらしいわ❤️
じゃまた三途のスティックス渡って帰るから❤️
日本、スペインに勝つんじゃないの?知らないけど、バハハ~イ👋
でも⭐⛴️さんのシスコ、バナーさんのアマンダに続き、まさかのNo.1でのご紹介、胸を撫で下ろすと言うか、しかし彼らの本命は別にあり、でありましてここからが本番ですな。
アルバム「ヌルヌルでツルツル」は明日にしときますね。ピンクフラミンゴズ🦩からのレリロを聞き直しましたが惚れ直しましたよ。熱いですよねー。
日本で最初に発売された洋楽CDはビリージョエル「ニューヨーク52番街」だそうですが、自分が最初に購入した洋楽CDはボンジョヴィの「夜明けのランナウェイ」でした。
当時輸入はロングBOXで、中身の盤は何故かマーキュリーやポリドールは日本盤でした。
因みに日本では「ニュージャージー」の方が売れたようです。
そうなんですよ、ファーストシングルの"Runaway"は、Top40には行ったけど、このブログでは登場しませんでしたので、この曲が初ボン・ジョビです。外部のソングライターの起用、Desmond Childは、大きかったのでしょうか、確かに、疾走感が加わりましたね。8週間の1位は、ハード・ロック界の新記録でしたか!素晴らしいアルバムでしたね。
ボニー・タイラーの"If You Were A Woman"は、知らなかったですが、聞いてみたら、サビがそのまんまでした。同じ人の作品ですので、パクリとは言えませんね。あんま関係ないかもしれませんが、プロデューサーはジム・スタインマンでした。
この曲・アルバムの特大のヒットの後、ハードロック、ヘビメタも、シングルがどんどんTop40に入ってくるようになりました。この曲で変わりましたね。
ホント、このアルバムから、「Bon Jovi時代の到来」でした。ファースト、セカンドも、シングルはいまいちでしたが、アルバムはハードロックではまずまずのヒットアルバムだったです。それにしてもサードアルバムのヒットはすさまじかったですね。曲も、ヒットしたのが分かる、メロディアスでカッコイイ、良い曲でした。