ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

1978年12月9日付 Billboard 全米 Top40 フォリナーForeigner - Double Vision

2014-12-20 20:39:02 | 1978年ビルボードTop40
1978年12月9日付ビルボード All American Top40 4位から上がって1位はChicの"Le Freak"。ソウルファンクグループChic初めてのNo,1です。

2位は3週間の1位からダウンして2週目の2位、Donna Summerの"Mac Arthur Park"。
3位は1週のみの1位からダウン、Barbra Streisand & Neil Diamondの"You Don't Bring Me Flowers"。
4位は5位からアップ、Gino Vannelliの"I Just Wanna Stop"。
5位は残念ながら3位からダウン、Ambrosiaの名曲"How Much I Feel"。

この週17位はForeignerの"Double Vision"。
最高位は11月18日と25日の2位、年間チャートは年度の途中で1979年の88位、残念ながら1位にはなれませんでしたが大ヒットを記録しました。
フォリナー、いわずと知れたイギリスとアメリカの混成ロックバンド、ミック・ジョーンズとイアン・マクドナルドが中心となってるスーパースターバンドです。
彼ら2枚目のアルバム「ダブル・ヴィジョン (Double Vision)」からの2枚目のシングルカット曲がこのタイトル曲"Double Vision"。久しぶりにチャート上位まで上がってきた正統派ロック、3位を記録したファーストシングルカット"Hot Blooded"に続く大ヒットとなりました。


今週 先週 song / artist
1 4 LE FREAK / CHIC
2 2 MACARTHUR PARK / DONNA SUMMER
3 1 YOU DON'T BRING ME FLOWERS / BARBRA STREISAND
4 5 I JUST WANNA STOP / GINO VANNELLI
5 3 HOW MUCH I FEEL / AMBROSIA
6 7 I LOVE THE NIGHTLIFE / ALICIA BRIDGES
7 8 TIME PASSAGES / AL STEWART
8 9 MY LIFE / BILLY JOEL
9 10 SHARING THE NIGHT TOGETHER / DR. HOOK
10 11 DON'T THROW IT ALL AWAY / ANDY GIBB
11 12 STRANGE WAY / FIREFALL
12 16 TOO MUCH HEAVEN / BEE GEES
13 15 Y.M.C.A. / VILLAGE PEOPLE
14 14 ALIVE AGAIN / CHICAGO
15 18 HOLD THE LINE / TOTO
16 17 STRAIGHT ON / HEART
17 6 DOUBLE VISION / FOREIGNER
18 20 SWEET LIFE / PAUL DAVIS
19 19 CHANGE OF HEART / ERIC CARMEN
20 22 HOW YOU GONNA SEE ME NOW / ALICE COOPER
21 21 DON'T WANT TO LIVE WITHOUT IT / PABLO CRUISE
22 24 OOH BABY BABY / LINDA RONSTADT
23 27 PART TIME LOVE / ELTON JOHN
24 25 THE POWER OF GOLD / DAN FOGELBERG & TIM WEISBERG
25 29 WE'VE GOT TONIGHT / BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND
26 32 PROMISES / ERIC CLAPTON
27 30 I'M EVERY WOMAN / CHAKA KHAN
28 13 YOU NEEDED ME / ANNE MURRAY
29 23 READY TO TAKE A CHANCE / BARRY MANILOW
30 34 NEW YORK GROOVE / ACE FREHLEY
31 41 BICYCLE RACE/FAT BOTTOMED GIRLS / QUEEN
32 38 EVERY 1'S A WINNER / HOT CHOCOLATE
33 37 RUN FOR HOME / LINDISFARNE
34 26 YOU NEVER DONE IT LIKE THAT / CAPTAIN & TENNILLE
35 52 A LITTLE MORE LOVE / OLIVIA NEWTON-JOHN
36 39 THERE'LL NEVER BE / SWITCH
37 40 INSTANT REPLAY / DAN HARTMAN
38 42 CAN YOU FOOL / GLEN CAMPBELL
39 44 MY BEST FRIEND'S GIRL / CARS
40 50 I WAS MADE FOR DANCIN' / LEIF GARRETT

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4 コメント

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Unknown (RW)
2014-12-21 06:54:54
フォリナーはやはり完成度が高くて曲作りが巧い!捨て作品は殆どない素晴らしさをあらためて感じます。小生は荒削りのワイルドさや憂いの雰囲気も残すデビュー盤「栄光の旅立ち」が一番好きです。その次が「ダブルビジョン」かな・・・。「大衆受けばかり狙う耳触りだけがいいミーハー的な音楽はロックではない!本来ロックとは反抗心や泥臭い気骨・頑固なポリシーの中から生まれてくるべきものだ!」と、売上第一主義の姿勢は「産業ロック」と揶揄され、キツ~イ批判(日本初の呼称者は渋谷陽一)が浴びせらたのも事実ですが、やはりいい曲いい。当時の小生はそんな深い思慮やヒネクレ心も持たず夢中になって毎日ラジオで彼らの曲に耳を傾けていたものです。
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プログレではなかったけど (ミュウ)
2014-12-21 15:17:04
フォリナーがデビューしたときの
高校時代の私とクリムゾンマニアの友人の会話
「イアン・マクドナルドの新しいバンド聴いた?
俺、聴いてないんだけど」
「プログレじゃなかった。バッドカンパニーみたいだったよ」
クリムゾンファンの友人は落胆してました。やはり、イアン・マクドナルドといえば、クリムゾンファミリーというイメージが強かったんでしょうね。
ところで、RWさんもおっしゃっていますが、この時代のポップ指向のロックって、すごいレベルが高いのにも関わらず、聴きやすいのはロックじゃないという意見がありました。私自身も揺れた時期があります。
まあ、メロディがいいものはいいんですと今なら言えます。
アメリカのロックは90年代にグランジ、オルタナティブロックの時代となり、暗さが王道となり、このような明るいポップロックは売れ線ではないと判断されスポイルされていくのですが、私はこの頃の明るいロックが大好きです。
でも、フォリナーの完成度は高くて、ある意味、それが欠点でもあったような気がします。危うさがない。それは飽きるのも早いってことにつながります。
バンド少年だった私は、アレンジが単調なのが、気になりました。楽曲の魅力の85%位はヴォーカルのパワーによって生み出されているような気がしました。
とにかくパワーのあるボーカルです。


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産業ロック (星船)
2014-12-23 17:42:37
ローリングウエストさんこんばんわ。
私もフォリナーのデビューアルバム「栄光の旅立ち」は大好きなアルバムでした。
ラジオでシングル「衝撃のファースト・タイム (Feels Like the First Time) 」を聞いた時、まさに衝撃でした。素晴らしい曲でしたね。
私の洋楽との付き合い方は、まずラジオでヒットシングルを聞いて、その中で気に入った曲が入ったアルバムを聞いてファンになっていくというものでした。なので、好きなロック系の曲はほとんどが産業ロックと言われるグループの曲でしたが、ローリングウエストさんと同じく、良い曲は良い!今でも産業ロックは大好きです。
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フォリナー (星船)
2014-12-23 18:01:40
ミュウさんこんばんわ。長文のコメントありがとうございました。
フォリナーの「衝撃のファースト・タイム (Feels Like the First Time) 」、この曲を聴いたとき何が衝撃かって、ルー・グラムのボーカルでした。パワーに勢いがあって圧倒されました。それから、ロックやバラードの名曲をたくさん出してくれた大好きなグループです。

ミュウさんのコメントにありましたが、1990年代の半ばになって、明るいロックがほとんどヒットチャートから消えた時、私は一旦新しい洋楽をほとんど聴かなくなり、10年ほど空白期間がありましたが、2000年代に入ってしばらくしてから再び聴き出しましたが、明るいメロディアスなロックは最近もほとんどヒットしなくなり、私的には寂しい状況が続いています。
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