1983年11月5日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はKenny Rogers with Dolly Partonの"Islands In the Stream"。カントリー界の大御所二人のデュエットです。両者とも50年代から活躍していますが、Kenny Rogersについては1980年の"Lady"以来、Dolly Partonについては1980年の"9 to 5"以来、両者とも2曲目のNo.1ヒットです。
2位は3位からアップ、Lionel Richieの"All Night Long"。Lionel Richieですが、The Commodores時代から数多くのヒットを持っていますが、ソロになってからもDiana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"、ソロの1位"Truly"に続くTop3ヒットです。
3位は2位からダウン、4週間の1位の大ヒット、Bonnie Tylerの"Total Eclipse of the Heart"。Bonnie Tylerですが、1977年に3位を記録した初めてのヒット曲"It's a Heartache"以来2曲目のTop40ヒットがNo.1獲得です。
4位は5位からアップ、The Fixxの"One Thing Leads to Another"、2曲目のTop40ヒットで初めてのTop5入りです。
5位は10位からアップ、Billy Joelの"Uptown Girl"。Billy Joelですが、Top40ヒットは1974年の"Piano Man"からこの曲で通算19曲目、Top5ヒットは1977年の"Just the Way You Are"以来、No.1ヒット2曲を含めこの曲で5曲目となります。
この週2週目の1位はKenny Rogers with Dolly Partonの"Islands In the Stream"。
No.1はこの2週間、年間チャートは年度の途中になってしまい1984年の56位でしたが、Hot100に25週、Top10に12週間滞在する大ヒットでした。
さて、Kenny Rogers と Dolly Parton、両者とも紹介する必要がないほど1950年代から活躍し、数多くの大ヒットを持っている大スターです。
まずはKenny Rogers、1950年代から活躍しているカントリー界の大御所歌手。初めはバンドを組んでいましたが、1970年代中頃にソロ活動をはじめ、1977年にリリースした"Lucille"が初めてのTop40ヒットとなり、最高位5位の大ヒットになります。その後は数多くのTop40ヒットを出し、この曲で17曲目のTop40ヒットとなります。中でも"Lady"は6週間のNo.1、1981年の年間チャート3位の大ヒットとなります。その後、90年代以降はHot100のシングルヒットこそなくなりましたが、カントリー界を中心に活躍を続けるまさにアメリカを代表する国民的な歌手です。
そしてDolly Parton、こちらも50年代後半から活躍するカントリー界を代表する国民的な大歌手。
レギュラーチャートこそ初めてのヒットは70年代中頃ですが、カントリーチャートでは70年代初めころから沢山のNo.1ヒットを持っています。
Top40では1977年の"Here You Come Again"が初めてチャートインして最高位3位を記録、"Islands In the Stream"で7曲目のTop40ヒットになります。"9 to 5"が2週間の1位を記録して年間9位の大ヒットになっています。
さて"Islands In the Stream"ですが、この曲はKenny Rogersのアルバム『Eyes That See in the Dark』に収録。このアルバムはThe Bee Gees3兄弟が全面参加、プロデュースや作詞作曲を手掛けています。
もちろんこの曲もBarry, Robin & Maurice Gibbの作によるものです。さすがBee Gees、いい曲作りますね。
こちらはビージーズバージョンです。
今週 先週 song / artist
1 1 ISLANDS IN THE STREAM / KENNY ROGERS with DOLLY PARTON
2 3 ALL NIGHT LONG / LIONEL RICHIE
3 2 TOTAL ECLIPSE OF THE HEART / BONNIE TYLER
4 5 ONE THING LEADS TO ANOTHER / FIXX
5 10 UPTOWN GIRL / BILLY JOEL
6 11 SAY SAY SAY / PAUL MCCARTNEY & MICHAEL JACKSON
7 6 MAKING LOVE OUT OF NOTHING AT ALL / AIR SUPPLY
8 8 DELIRIOUS / PRINCE
9 9 TELEFONE (LONG DISTANCE LOVE AFFAIR) / SHEENA EASTON
10 4 TRUE / SPANDAU BALLET
11 12 SUDDENLY LAST SUMMER / MOTELS
12 14 CUM ON FEEL THE NOISE / QUIET RIOT
13 7 KING OF PAIN / POLICE
14 15 IF ANYONE FALLS / STEVIE NICKS
15 16 MODERN LOVE / DAVID BOWIE
16 17 TONIGHT, I CELEBRATE MY LOVE / PEABO BRYSON & ROBERTA FLACK
17 20 LOVE IS A BATTLEFIELD / PAT BENATAR
18 19 HEART AND SOUL / HUEY LEWIS & THE NEWS
19 30 SAY IT ISN'T SO / DARYL HALL & JOHN OATES
20 23 P.Y.T. / MICHAEL JACKSON
21 27 CRUMBLIN' DOWN / JOHN COUGAR
22 13 BURNING DOWN THE HOUSE / TALKING HEADS
23 18 THE SAFTEY DANCE / MEN WITHOUT HATS
24 25 LOVE IS STRANGE / EURYTHMICS
25 24 THIS TIME / BRYAN ADAMS
26 40 CHURCH OF THE POISON MIND / CULTURE CLUB
27 21 TELL HER ABOUT IT / BILLY JOEL
28 29 FOOLIN' / DEF LEPPARD
29 31 CAN'T SHAKE LOOSE / AGNETHA FALTSKOG
30 33 SEND HER MY LOVE / JOURNEY
31 34 TENDER IS THE NIGHT / JACKSON BROWNE
32 38 HOW MANY TIMES CAN WE SAY GOODBYE / DIONNE WARWICK & LUTHER VANDROSS
33 28 DR. HECKYLL & MR. JIVE / MEN AT WORK
34 36 AUTOMATIC MAN / MICHAEL SEMBELLO
35 35 QUEEN OF THE BROKEN HEARTS / LOVERBOY
36 39 MIRROR MAN / HUMAN LEAGUE
37 46 WHY ME? / IRENE CARA
38 22 SEXY + 17 / STRAY CATS
39 41 JUST GOT LUCKY / JOBOXERS
40 42 SPICE OF LIFE / MANHATTAN TRANSFER
2位は3位からアップ、Lionel Richieの"All Night Long"。Lionel Richieですが、The Commodores時代から数多くのヒットを持っていますが、ソロになってからもDiana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"、ソロの1位"Truly"に続くTop3ヒットです。
3位は2位からダウン、4週間の1位の大ヒット、Bonnie Tylerの"Total Eclipse of the Heart"。Bonnie Tylerですが、1977年に3位を記録した初めてのヒット曲"It's a Heartache"以来2曲目のTop40ヒットがNo.1獲得です。
4位は5位からアップ、The Fixxの"One Thing Leads to Another"、2曲目のTop40ヒットで初めてのTop5入りです。
5位は10位からアップ、Billy Joelの"Uptown Girl"。Billy Joelですが、Top40ヒットは1974年の"Piano Man"からこの曲で通算19曲目、Top5ヒットは1977年の"Just the Way You Are"以来、No.1ヒット2曲を含めこの曲で5曲目となります。
この週2週目の1位はKenny Rogers with Dolly Partonの"Islands In the Stream"。
No.1はこの2週間、年間チャートは年度の途中になってしまい1984年の56位でしたが、Hot100に25週、Top10に12週間滞在する大ヒットでした。
さて、Kenny Rogers と Dolly Parton、両者とも紹介する必要がないほど1950年代から活躍し、数多くの大ヒットを持っている大スターです。
まずはKenny Rogers、1950年代から活躍しているカントリー界の大御所歌手。初めはバンドを組んでいましたが、1970年代中頃にソロ活動をはじめ、1977年にリリースした"Lucille"が初めてのTop40ヒットとなり、最高位5位の大ヒットになります。その後は数多くのTop40ヒットを出し、この曲で17曲目のTop40ヒットとなります。中でも"Lady"は6週間のNo.1、1981年の年間チャート3位の大ヒットとなります。その後、90年代以降はHot100のシングルヒットこそなくなりましたが、カントリー界を中心に活躍を続けるまさにアメリカを代表する国民的な歌手です。
そしてDolly Parton、こちらも50年代後半から活躍するカントリー界を代表する国民的な大歌手。
レギュラーチャートこそ初めてのヒットは70年代中頃ですが、カントリーチャートでは70年代初めころから沢山のNo.1ヒットを持っています。
Top40では1977年の"Here You Come Again"が初めてチャートインして最高位3位を記録、"Islands In the Stream"で7曲目のTop40ヒットになります。"9 to 5"が2週間の1位を記録して年間9位の大ヒットになっています。
さて"Islands In the Stream"ですが、この曲はKenny Rogersのアルバム『Eyes That See in the Dark』に収録。このアルバムはThe Bee Gees3兄弟が全面参加、プロデュースや作詞作曲を手掛けています。
もちろんこの曲もBarry, Robin & Maurice Gibbの作によるものです。さすがBee Gees、いい曲作りますね。
こちらはビージーズバージョンです。
今週 先週 song / artist
1 1 ISLANDS IN THE STREAM / KENNY ROGERS with DOLLY PARTON
2 3 ALL NIGHT LONG / LIONEL RICHIE
3 2 TOTAL ECLIPSE OF THE HEART / BONNIE TYLER
4 5 ONE THING LEADS TO ANOTHER / FIXX
5 10 UPTOWN GIRL / BILLY JOEL
6 11 SAY SAY SAY / PAUL MCCARTNEY & MICHAEL JACKSON
7 6 MAKING LOVE OUT OF NOTHING AT ALL / AIR SUPPLY
8 8 DELIRIOUS / PRINCE
9 9 TELEFONE (LONG DISTANCE LOVE AFFAIR) / SHEENA EASTON
10 4 TRUE / SPANDAU BALLET
11 12 SUDDENLY LAST SUMMER / MOTELS
12 14 CUM ON FEEL THE NOISE / QUIET RIOT
13 7 KING OF PAIN / POLICE
14 15 IF ANYONE FALLS / STEVIE NICKS
15 16 MODERN LOVE / DAVID BOWIE
16 17 TONIGHT, I CELEBRATE MY LOVE / PEABO BRYSON & ROBERTA FLACK
17 20 LOVE IS A BATTLEFIELD / PAT BENATAR
18 19 HEART AND SOUL / HUEY LEWIS & THE NEWS
19 30 SAY IT ISN'T SO / DARYL HALL & JOHN OATES
20 23 P.Y.T. / MICHAEL JACKSON
21 27 CRUMBLIN' DOWN / JOHN COUGAR
22 13 BURNING DOWN THE HOUSE / TALKING HEADS
23 18 THE SAFTEY DANCE / MEN WITHOUT HATS
24 25 LOVE IS STRANGE / EURYTHMICS
25 24 THIS TIME / BRYAN ADAMS
26 40 CHURCH OF THE POISON MIND / CULTURE CLUB
27 21 TELL HER ABOUT IT / BILLY JOEL
28 29 FOOLIN' / DEF LEPPARD
29 31 CAN'T SHAKE LOOSE / AGNETHA FALTSKOG
30 33 SEND HER MY LOVE / JOURNEY
31 34 TENDER IS THE NIGHT / JACKSON BROWNE
32 38 HOW MANY TIMES CAN WE SAY GOODBYE / DIONNE WARWICK & LUTHER VANDROSS
33 28 DR. HECKYLL & MR. JIVE / MEN AT WORK
34 36 AUTOMATIC MAN / MICHAEL SEMBELLO
35 35 QUEEN OF THE BROKEN HEARTS / LOVERBOY
36 39 MIRROR MAN / HUMAN LEAGUE
37 46 WHY ME? / IRENE CARA
38 22 SEXY + 17 / STRAY CATS
39 41 JUST GOT LUCKY / JOBOXERS
40 42 SPICE OF LIFE / MANHATTAN TRANSFER
そっか~、「 ISLANDS IN THE STREAM」はビージーズが作った曲だったんですね。言われてみれば曲調、彼等らしいですね。
アップされたビージーズのライブ、いいですね。恐らくこの映像は1997年のラスベガスでのライブと思われますが、この時に歌われたアンディ・ギブのOur Love (Don't Throw It All Away) がまたいいのです。まだこの時はアンディ以外の3人のビージーズは健在でしたが、間奏で映像のアンディが登場してくるところは、いつも見るたびに鳥肌が立ってしまいます。
(記事と関係ない話題でしたが、ビージーズのこの映像を見て、思い出してしまいました)
ケニーもドリーもビージーズも、最後のビッグヒットですな。
前年で言えば「愛の詩」は単調だけど優しかったし、「私はあなたと離れない」はゴツい感動だったし、「ハートブレイカー」はディオンヌに凄く合ってたし、うーん、カントリーさんのビッグヒットでもあるし、そこは残念です。
ドリーの「私はあなたと離れない」はのちの90年代の音楽祭のステージでホイットニーが歌っていましたがとにかく凄かった。
セカンドアルバムではバカみたいでしたが、ホイットニーの才能は別格でしたよ。
ロビンギブとホイットニーにナムナム
デュエットおじさん、ケニーの楽しいヒットでしたね。お相手はドリーですから、カントリー界の男性・女性それぞれの大御所ですから、それだけでスゴイことでしょう。
そのうえで、タイトルがアーネスト・ヘミングウェイの小説から取っていることと、ソングライターがバリー・ギブって言うんだからこれも。
ケニーの「愛のまなざし」のアルバムはバリーが曲を提供していたので探して購入しましたが、あまり聴かずに売ってしまったのが心に残っています。l
やっぱりビージーズ兄弟、いい曲書きますよね。
YouTubeにアップされた"Our Love "の動画見ました。涙が出てきます。才能あふれるビージーズ兄弟も長兄のバリーのみになってしまいましたが、彼らの作った曲は永遠です。
聴きやすい、覚えやすいビージーズの曲はイイですね。
ニューウェイブ、ロックがヒットする中で70年代な雰囲気な曲の1位、なんかホッとします。ビージーズの楽曲ではディオンヌ・ワーウイックの「ハートブレーカー」が好きでした。
そうか、ケニー、ドリー、ビージーズの最後のビックヒットだったのですか。
でも3者ともそれぞれ活躍していました。
ビージーズの曲は、カバーやサンプリングなど、いろんな曲がその後もヒットチャートを賑わせていました。ドリー・パートンも2016年のヒット曲"Forever Country"に参加していました。まだまだ活躍中ですね。
ケニー・ロジャースといえばデュエットですが、その中でもこの曲が一番のヒットだったでしょうか。
おお!タイトルはヘミングウェイの小説かだ出てきているのですか。さすがビージーズの曲、聴きやすいメロディのいい曲でした。
そうでした、この頃のヒット曲ではニューウエイブ系の曲、ダンス系の曲が多かった中で、最も親しみやすい、70年代の雰囲気たっぷりの曲で、さすがビージーズ&ケニー・ドリーのコレボレーションでした。
ディオンヌ・ワーウイックの「ハートブレーカー」も良い曲でした。ビージーズの曲はビージーズ以外の人が歌って光る曲が多いです。
80年、81年頃ならともかく、83年にしていくらカントリーの大御所のデュエットとはいえ、奇跡の1位ですね。
MKKさんも仰るように、ニューウェイブ系の曲に聴き飽きていた頃なので、ほっとする1曲です。
Bee Geesは80年のB.Streisand、82年のD.Warwickに続き大物のプロデュースで、それも1位の一因かもしれませんね。
そうですねぇ、この曲、Kenny Rogers と Dolly Parton、そしてBee Gees と大物3者が集まってできた曲ですので、それだけでも奇跡ともいえる曲かもしれませんね。
私にとっては、ニューウエイブ系やダンス系の曲がたくさんある中での70年代を感じさせるホッとした曲でした。