ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1987年3月14日付 ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース Huey Lewis & The News - Jacob's Ladder

2023-03-12 09:24:01 | 1987年ビルボードTop40
1987年ビルボード Billboard All American Top40、1987年3月14日付、2週間の2位から上がって1位はHuey Lewis and the Newsの"Jacob's Ladder"。Huey Lewis & The Newsですが、最高位7位の初のTop40ヒット"Do You Believe in Love"以来、この曲で通算11曲目のTop40ヒット、そのうち9曲がTop10入り、"The Power of Love"、"Stuck with You"に続き、この曲でなんと3曲目のNo.1ヒットになりました。

2位は4位からアップ、Linda Ronstadt & James Ingramの"Somewhere Out There"。この曲はアニメ映画『アメリカ物語』のサウンドトラック収録曲。Linda Ronstadtですが、初のTop40ヒットは60年代後半の"Different Drum"、以来、この曲で通算19曲目のTop40ヒットで、No.1ヒット"You're No Good"を含め4曲目のTop3ヒットです。James Ingramは、こちらはデュエットソングが多いですが、この曲で6曲目のTop40ヒットで、No.1となったPatti Austinとのデュエット"Baby, Come to Me"に続く2曲目のTop3ヒットです。

3位は10位からジャンプアップ、Janet Jacksonの"Let's Wait Awhile"。Janet Jacksonですが、2枚目のアルバム『Control』からのシングル"What Have You Done for Me Lately"が最高位4位を記録、そこからこの曲まで5曲連続でTop5入りとなりました。

4位は4週間の1位からダウン、年度を代表する特大のヒット、Bon Joviの"Livin' on A Prayer"。Bon Joviですが、ファーストアルバムからの初めてのシングル"Runaway"が、1984年に最高位39位となんとかTop40入り。その後のシングルはTop40入りしませんでしたが、"You Give Love A Bad Name"が突然の大ヒットでNo.1を獲得、この曲が3曲目のTop40ヒットで、なんと2曲連続のNo.1です。

5位は12位からジャンプアップ、Club Nouveauの"Lean On Me"。Club Nouveauですが、この曲がアメリカでは初めてのヒット、5位まで上がってきました。

この週1位はHuey Lewis and the Newsの"Jacob's Ladder"。1位はこの1週間、年間チャートは41位。Hot100には15週、Top40には12週しか滞在していなかったためか、年間チャートは低めでしたが、"The Power of Love"、"Stuck with You"に続き、この曲で3曲目のNo.1ヒットとなりました。

Huey Lewis and the Newsですが、アメリカサンフランシスコ出身のアメリカンロックグループ。骨太のロック、底抜けに明るいロック、アメリカンロックを代表するグループです。

リーダーのヒューイ・ルイスが音楽活動を開始したのは70年代の初め、1979年になって、ヒューイ・ルイスが中心となり、失業中のミュージシャンを集めバンドを結成、翌年の1980年になって、ファーストアルバム『Huey Lewis and the News』をリリースしますが、商業的には全くの失敗に終わります。

2枚目のアルバム『Picture This』からのシングル"Do You Believe in Love"が初めてのTop40ヒットとなり、いきなり最高位7位の大ヒットとなります。
続く3枚目のアルバム『Sports』からは、シングル4曲がTop40入り、そのうち3曲がいずれも最高位6位となる大ヒット、アルバムは初のNo.1、年間チャートも1984年の2位を記録する大ヒットアルバムとなります。そして皆様ご存知、1985年には、大ヒット映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主題歌"The Power Of Love"を手掛け、2週間の1位、年間15位の特大のヒットとなりました。

アメリカンロックを代表するバンドとなったHuey Lewis and the Newsが、1986年にリリースしたのが4枚目のスタジオアルバムとなる『Fore!』、このアルバムからのファーストシングル"Stuck With You"が3週間の1位の大ヒットとなり、続く2枚目のシングル"Hip to Be Square"も最高位3位を記録するヒットシングルとなります。こちらをご覧ください→→→

そしてこの曲"Jacob's Ladder"ですが、アルバムからの3枚目のシングルにして1位を記録する大ヒットとなりました。
"Jacob's Ladder"の曲の作者はBruce Hornsbyと弟のJohn Hornsbyの共作。Bruce Hornsbyはもちろんご存知ですよね、"The Way It Is"が1986年12月にNo.1を記録、この週6位には2曲目のシングルヒット"Mandolin Rain"がエントリーしています。弟のJohn Hornsbyは、ソングライターとして活躍し、Bruce Hornsby and the Rangeのメンバーではありませんが、アルバム『The Way It Is』の9曲中7曲を、兄のBruce Hornsbyとともに作っています。"The Way It Is"はこちらをご覧ください→→→

この曲、初めはBruce Hornsby and the Rangeの曲として作られたようですが、Bruce Hornsbyから友人のHuey Lewis に贈られ、Huey Lewis and the Newsの曲として大ヒットに繋がりました。プロデュースはHuey Lewis and the Newsが手掛けています。
これまでのHuey Lewisの曲は「ストレートな骨太ロック」がほとんどでしたが、この曲は、Bruce Hornsby が作っただけあって、メロディアスで抑え気味のロックとなっています。そこが大ヒットに繋がったのでしょう。


今週 先週 song / artist
1 2 JACOB'S LADDER / HUEY LEWIS & THE NEWS
2 4 SOMEWHERE OUT THERE / LINDA RONSTADT & JAMES INGRAM
3 10 LET'S WAIT AWHILE / JANET JACKSON
4 1 LIVIN' ON A PRAYER / BON JOVI
5 12 LEAN ON ME / CLUB NOUVEAU
6 9 MANDOLIN RAIN / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
7 5 RESPECT YOURSELF / BRUCE WILLIS
8 8 BIG TIME / PETER GABRIEL
9 3 YOU GOT IT ALL / JETS
10 13 NOTHING'S GONNA STOP US NOW / STARSHIP
11 7 FIGHT FOR YOUR RIGHT / BEASTIE BOYS
12 16 TONIGHT, TONIGHT, TONIGHT / GENESIS
13 19 COME GO WITH ME / EXPOSE
14 15 I WANNA GO BACK / EDDIE MONEY
15 17 BRAND NEW LOVER / DEAD OR ALIVE
16 6 KEEP YOUR HANDS TO YOURSELF / GEORGIA SATELLITES
17 20 THE FINAL COUNTDOWN / EUROPE
18 14 I'LL BE ALRIGHT WITHOUT YOU / JOURNEY
19 11 WILL YOU STILL LOVE ME? / CHICAGO
20 23 DON'T DREAM IT'S OVER / CROWDED HOUSE
21 24 LET'S GO! / WANG CHUNG
22 22 CANDY / CAMEO
23 31 I KNEW YOU WERE WAITING {FOR ME} / ARETHA FRANKLIN & GEORGE MICHAEL
24 29 MIDNIGHT BLUE / LOU GRAMM
25 32 WHAT YOU GET IS WHAT YOU SEE / TINA TURNER
26 34 THAT AIN'T LOVE / REO SPEEDWAGON
27 33 AS WE LAY / SHIRLEY MURDOCK
28 18 BALLERINA GIRL / LIONEL RICHIE
29 21 TOUCH ME(I WANT YOUR BODT) / SAMANTHA FOX
30 41 THE FINER THINGS / STEVE WINWOOD
31 25 LOVE YOU DOWN / READY FOR THE WORLD
32 45 WALKING DOWN YOUR STREET / BANGLES
33 42 THE HONEYTHIEF / HIPSWAY
34 28 AT THIS MOMENT / BILLY VERA & THE BEATERS
35 59 SIGN 'O' THE TIMES / PRINCE & THE REVOLUTION
36 35 WE CONNECT / STACEY Q
37 48 STONE LOVE / KOOL & THE GANG
38 49 DOMINOES / ROBBIE NEVIL
39 43 SKIN TRADE / DURAN DURAN
40 27 OPEN YOUR HEART / MADONNA
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ピーター・ガブリエル Peter Gabriel - Big Time(1987年の洋楽 Part9)

2023-03-09 22:26:28 | '87年洋楽
1987年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart9は、Peter Gabrielの"Big Time"。最高位は3月7日付と14日付の第8位。年間チャートは75位。Peter Gabrielのソロでの3曲目のTop40ヒットで、前年の1986年にNo.1を記録した"Sledgehammer"に続くヒット曲となりました。

Peter Gabrielですが、Genesisの初代ボーカリスト。Genesisの結成は1967年、Genesisには結成から1975年まで在籍していました、ということは、音楽活動は、60年代にまでさかのぼる、大ベテランです。

75年のグループ脱退以後、77年にソロアルバム『Peter Gabriel 1』をリリース、そこから、82年までに4枚のソロアルバムを出しています。シングルとしては、4枚目のアルバム『Peter Gabriel 4』からの"Shock the Monkey"が最高位29位、初のTop40ヒットとなります。

そして、1986年にリリースした5枚目のソロアルバム『So』が突然の大ヒット、アルバムチャートで2位を記録しました。そのアルバムからは、ファーストシングルの"Sledgehammer"が、なんとNo.1を記録する、大ヒットとなります。こちらをご覧ください→→→

『So』からは、続くシングル"In Your Eyes"が最高位26位となるTop40ヒットとなりましたが、3枚目のシングルは40位以内には入れず、ここまでか、と思ったところの、この4枚目のシングル"Big Time"の意外な大ヒットでした。

"Big Time"の曲の作者はPeter Gabriel。プロデュースはDaniel LanoisとPeter Gabrielです。
この"Big Time"の特徴は、なんといっても「ベース」でしょう。普通、ベースは目立つ楽器ではないですが、これだけベースが主張している曲は珍しいでしょう。
私は楽器には詳しくはないのですが、どうも、普通のベースではなく、drumstick bassていうらしいです。演奏しているのはTony Levin。いろんなビッグなアーチストと共演している有名なベーシストですね。

そして"Big Time"ですが、Peter Gabrielならではのファンキーで、ダンサブルなロック。"Sledgehammer"にも通じます。"Sledgehammer"といえば、アニメーションを使ったPVが話題になりましたが、この曲のPVも同じく斬新なアニメーションを使い、楽しませてくれました。
コメント (18)
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ビルボード 全米 Top40 1987年3月7日付 ボン・ジョヴィ Bon Jovi - Livin' On A Prayer

2023-03-05 19:49:19 | 1987年ビルボードTop40
1987年ビルボード Billboard All American Top40、1987年3月7日付、これで4週目の1位、年度を代表する特大のヒットとなりました、Bon Joviの"Livin' on A Prayer"。Bon Joviですが、ファーストアルバムからの初めてのシングル"Runaway"が、1984年に最高位39位となんとかTop40入り。その後のシングルはTop40入りしませんでしたが、"You Give Love A Bad Name"が突然の大ヒットでNo.1を獲得、この曲が3曲目のTop40ヒットで、なんと2曲連続のNo.1です。

2位は前週と変わらず、Huey Lewis and the Newsの"Jacob's Ladder"。Huey Lewis & The Newsですが、最高位7位の初のTop40ヒット"Do You Believe in Love"以来、この曲で通算11曲目のTop40ヒット、そのうち9曲がTop10入り、"The Power of Love"、"Stuck with You"の2曲のNo.1ヒットを含み、4曲目のTop3ヒットになりました。

3位は5位からアップ、The Jetsの"You Got It All"。The Jetsですが、アメリカのWolfgramm家の兄弟姉妹バンド。初めてのTop40ヒット"Crush on You"が最高位3位を記録、この曲が2曲目のTop40ヒットで、同じく3位まで上がってきました。

4位は6位からアップ、Linda Ronstadt & James Ingramの"Somewhere Out There"。この曲はアニメ映画『アメリカ物語』のサウンドトラック収録曲。Linda Ronstadtですが、初のTop40ヒットは60年代後半の"Different Drum"、以来、この曲で通算19曲目のTop40ヒットで、No.1ヒット"You're No Good"を含め6曲目のTop5ヒット。James Ingramは、こちらはデュエットソングが多いですが、この曲で6曲目のTop40ヒットで、No.1となったPatti Austinとのデュエット"Baby, Come to Me"に続く2曲目のTop5ヒットです。

5位は7位からアップ、Bruce Willisの"Respect Yourself"。Bruce Willisですが、ご存知だと思います、『ダイ・ハード』シリーズの主人公ジョン・マクレーン役で、大人気の元俳優です。つい最近、引退を表明しました。歌手としてヒット曲を出していたのはあまり知られていないでしょう。この曲が始めてのTop40ヒットで、5位まで上がってきました。

この週、4週目の1位はBon Joviの"Livin' on A Prayer"。最終的に1位は2月14日からこの週の3月7日までの4週間、年間チャートは第10位。Hot100に21週、Top40には13週と、多少短命なヒットだったため、4週間の1位にしては若干低い年間ランクでしたが、Bon Joviを代表する大ヒットとなりました。

Bon Joviですが、1983年にアメリカニュージャージー州で結成。1984年にファーストアルバム『Bon Jovi』をリリースし、ファーストシングルの"Runaway"が最高位39位と、ギリギリですがTop40ヒットを記録します。シングルのTop40ヒットは"Runaway"だけでしたが、アルバムは、年間50位台を記録する大ヒットアルバムとなりました。

そして1986年にリリースした彼らのサードアルバム『Slippery When Wet』が特大のヒット、シングルに先立ち、10月にアルバムチャートNo.1を記録し、通算8週間の1位、1987年のアルバム年間チャートでは堂々のNo.1に輝きました。シングルも、ファーストシングルの"You Give Love A Bad Name "がNo.1を記録、続けてセカンドシングルのこの曲も、連続のNo.1となりました。こちらをご覧ください→→→

2曲連続のNo.1、それも4週間連続のNo.1を記録した"Livin' on A Prayer"ですが、曲の作者はJon Bon Joviに、ギタリストのRichie Sambora、そしてソングライターのDesmond Child の3人の共作。これは"You Give Love a Bad Name"と同じ組み合わせですね。Desmond Child 、Aerosmithの"Angel"やAlice Cooperの"Poison"などなど、ハードロック系のヒット曲を数多く手がけることになる凄腕ソングライターです。この曲の大ヒットには、Desmond Childの力も大きかったのでしょう。

この曲、イントロで、Richie Samboraがトーキング・モジュレーターを使っていますね、怪しげなイントロからぞくぞくしてきます。Jon Bon Joviのボーカルが、この曲にはぴったりですね。澄んだ声というわけではないですが、迫力あるボーカルが、この曲にぴったりでした。


今週 先週 song / artist
1 1 LIVIN' ON A PRAYER / BON JOVI
2 2 JACOB'S LADDER / HUEY LEWIS & THE NEWS
3 5 YOU GOT IT ALL / JETS
4 6 SOMEWHERE OUT THERE / LINDA RONSTADT & JAMES INGRAM
5 7 RESPECT YOURSELF / BRUCE WILLIS
6 3 KEEP YOUR HANDS TO YOURSELF / GEORGIA SATELLITES
7 8 FIGHT FOR YOUR RIGHT / BEASTIE BOYS
8 9 BIG TIME / PETER GABRIEL
9 12 MANDOLIN RAIN / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
10 15 LET'S WAIT AWHILE / JANET JACKSON
11 4 WILL YOU STILL LOVE ME? / CHICAGO
12 22 LEAN ON ME / CLUB NOUVEAU
13 21 NOTHING'S GONNA STOP US NOW / STARSHIP
14 14 I'LL BE ALRIGHT WITHOUT YOU / JOURNEY
15 17 I WANNA GO BACK / EDDIE MONEY
16 27 TONIGHT, TONIGHT, TONIGHT / GENESIS
17 20 BRAND NEW LOVER / DEAD OR ALIVE
18 10 BALLERINA GIRL / LIONEL RICHIE
19 23 COME GO WITH ME / EXPOSE
20 30 THE FINAL COUNTDOWN / EUROPE
21 11 TOUCH ME(I WANT YOUR BODT) / SAMANTHA FOX
22 28 CANDY / CAMEO
23 34 DON'T DREAM IT'S OVER / CROWDED HOUSE
24 32 LET'S GO! / WANG CHUNG
25 13 LOVE YOU DOWN / READY FOR THE WORLD
26 16 NOBODY'S FOOL / CINDERELLA
27 19 OPEN YOUR HEART / MADONNA
28 24 AT THIS MOMENT / BILLY VERA & THE BEATERS
29 37 MIDNIGHT BLUE / LOU GRAMM
30 18 STOP TO LOVE / LUTHER VANDROSS
31 44 I KNEW YOU WERE WAITING {FOR ME} / ARETHA FRANKLIN & GEORGE MICHAEL
32 41 WHAT YOU GET IS WHAT YOU SEE / TINA TURNER
33 36 AS WE LAY / SHIRLEY MURDOCK
34 40 THAT AIN'T LOVE / REO SPEEDWAGON
35 35 WE CONNECT / STACEY Q
36 25 CHANGE OF HEART / CYNDI LAUPER
37 39 DON'T NEED A GUN / BILLY IDOL
38 31 FACTS OF LOVE / JEFF LORBER feat. KARYN WHITE
39 26 TALK TO ME / CHICO DEBARGE
40 42 DON'T LEAVE ME THIS WAY / COMMUNARDS
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ザ・ジェッツ The Jets - You Got It All(1987年の洋楽 Part8)

2023-03-02 21:32:08 | '87年洋楽
1987年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart8は、The Jetsの”You Got It All”。 最高位は3月7日付の第3位。年間チャートは43位。初のヒット"Crush on You"を上回るヒットとなりました。

The Jetsですが、アメリカミネソタ出身のファミリーバンド。ジャクソンファミリー、デバージファミリーに続く、Wolfgramm家のファミリーポップグループです。
Wolfgramm家ですが、元々はトンガ出身、なんと17人の兄弟だったそうですが、そのうちの8人がグループを組んだのがThe Jetsです。

1985年にファーストアルバム『The Jets』をリリース、そのアルバムから、ファーストシングルはダンスチャートでは話題になったものの、レギュラーチャートでは100位以内には入れず、セカンドシングルの"Crush on You"が、実質的な初のヒットシングルとなり、最高位3位を記録する大ヒットになります。こちらをご覧ください→→→

次の3枚目のシングルは、Top40以内には入れなかったようですが、4枚目のシングルカット曲がこの曲”You Got It All”、"Crush on You"と同じく最高位は3位を記録する大ヒット、年間チャートでは"Crush on You"を上回り、4枚目のシングルにして最大のヒットを記録しました。

”You Got It All”ですが、なんと驚いたのが、この曲の作者はRupert Holmes。Top40ファンの皆様ならご存じ、あの1970年代最後のNo.1となった"Escape"の大ヒットで有名です。そうそう、「ピニャ・コラーダ・ソング」として有名ですよね。こちらをご覧ください→→→

そのRupert Holmesさん、久しぶりのTop40登場、ソングライターとして、心にしみるバラードを作ってくれました。
The Jets、ダンスナンバーの"Crush on You"から、一転してしっとりとした曲で大成功しました。

リードボーカルを取っているのは兄弟のうちのElizabeth Wolfgramm、1972年生まれということですので、この曲を録音した1985年にはまだ13歳!よくぞこのバラードを歌ったものです。




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