ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1987年8月15日付 U2 - I Still Haven't Found What I'm Looking For

2023-08-13 20:27:53 | 1987年ビルボードTop40
1987年ビルボード Billboard All American Top40、1987年8月15日付、2週目の1位はU2の"I Still Haven't Found What I'm Looking For"。U2ですが、アイルランド出身、デビューは1980年、母国やヨーロッパではすでに大人気バンドですが、アメリカでは、84年、"(Pride) In The Name Of Love"が最高位33位、87年になって、突如"With or Without You"がチャートを上昇、3週間の1位を記録、この曲が3曲目のTop40ヒットで、2曲目のNo1となりました。

2位は7位からジャンプアップ、Madonnaの"Who's That Girl"。"Who's That Girl"ですが、マドンナ主演の映画『Who's That Girl』主題歌。Madonnaですが、83年に"Holiday"が初めてのTop40ヒット、それからまだ4年しか経っていませんが、この曲で14曲目のTop40ヒットで、"Like a Virgin"、"Crazy for You"、"Live to Tell"、"Open Your Heart"の4曲のNo.1を含め12曲目のTop5ヒット、8曲目のTop3ヒットとなりました。

3位は1週のみの2位からダウン、George Michaelの"I Want Your Sex"。George Michaelですが、もちろん皆様ご存知のイギリス出身のデュオWham!のメンバー、初のソロアルバム『Faith』からのファーストシングルがこの曲です。Wham!のアルバムの中から、Wham! Featuring George Michaelとして発表した"Careless Whisper"が3週間の1位、"A Different Corner"が最高位7位、ソロ名義としてはこの曲が3曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop3ヒットです。

4位は5位からアップ、Suzanne Vegaの"Luka"。Suzanne Vegaですが、アメリカニューヨーク出身のシンガーソングライター。デビューは1980年代初め。ファーストアルバムはヒットしませんでしたが、1987年にリリースしたセカンドアルバム『Solitude Standing』からのセカンドシングルのこの曲"Luka"が初めてのTop40ヒットになり、4位まで上がってきました。

5位は11位からジャンプアップ、Los Lobosの"La Bamba"。"La Bamba"は元々はメキシコ民謡で、50年代にリッチー・ヴァレンスが歌って大ヒット。そのリッチー・ヴァレンスの自伝映画『ラ★バンバ』の主題歌をLos Lobosが取り上げ、再びの大ヒットになりました。Los Lobosですが、メキシコ系アメリカ人により結成されたロック・ポップグループ。初のTop40ヒットが5位まだ上がってきました。

この週2週目の1位はU2の"I Still Haven't Found What I'm Looking For"。1位はこの2週間、年間チャートは23位。3週間の1位"With Or Without You"に続く2曲目のNo.1ヒットとなりました。

U2ですが、アイルランド出身のロックバンド。デビューは1980年、ファーストアルバム『Boy』をリリース、母国アイルランドでの人気グループから、徐々にヨーロッパ全体に人気が広がり、3枚目のアルバム『War』が、イギリスでついにNo.1アルバムとなります。

続く4枚目のアルバム『The Unforgettable Fire』、元ロキシー・ミュージックのBrian Enoと、その弟子のDaniel Lanoisがプロデュースを務めたアルバムで、シングルカットされた"(Pride) In The Name Of Love"がアメリカで最高位33位、アメリカでの初めてのTop40ヒットになりました。

1984年、エチオピア飢餓救済を目指すバンド・エイドのチャリティーシングル"Do They Know It's Christmas"にボノとアダム・クレイトンが参加、翌年には、ロンドンとアメリカフィラデルフィアを結んで行われた20世紀最大のチャリティーイベント『ライヴエイド』に出演、全世界から注目されます。

その『ライヴエイド』後、1987年にリリースされたのが、5枚目のアルバム『The Joshua Tree』、このアルバムからのファーストシングルが"With or Without You"で、U2の初めての大ヒット、3週間のNo.1を記録します。こちらをご覧ください→→→

前作に引き続き元ロキシー・ミュージックのBrian Enoと、その弟子のDaniel Lanoisがプロデュースを務めたこの5枚目のアルバム『The Joshua Tree』から、"With or Without You"に続きシングルカットされたのがこの曲"I Still Haven't Found What I'm Looking For"で、2曲連続のNo.1、大ヒットとなりました。

"I Still Haven't Found What I'm Looking For"ですが、邦題は「曲名の後に括弧書きで(終わりなき旅)」となっています。曲の作者はもちろんBono。
神秘的なメロディに、Bonoの高音のボーカル、これぞU2の名曲です。


今週 先週 song / artist
1 1 I STILL HAVEN'T FOUND WHAT I'M LOOKING FOR / U2
2 7 WHO'S THAT GIRL / MADONNA
3 2 I WANT YOUR SEX(FROM "BEVERLY HILLS CUP Ⅱ) / GEORGE MICHAEL
4 5 LUKA / SUZANNE VEGA
5 11 LA BAMBA / LOS LOBOS
6 4 HEART AND SOUL / T'PAU
7 12 DON'T MEAN NOTHING / RICHARD MARX
8 8 CROSS MY BROKEN HEART(FROM "BEVERLY HILLS CUP Ⅱ) / JETS
9 13 ONLY IN MY DREAMS / DEBBIE GIBSON
10 6 RHYTHM IS GONNA GET YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
11 14 ROCK STEADY / THE WHISPERS
12 3 SHAKEDOWN(FROM "BEVERLY HILLS CUP Ⅱ) / BOB SEGER
13 16 BACK IN THE HIGH LIFE AGAIN / STEVE WINWOOD
14 19 IT'S NOT OVER('TILL IT'S OVER) / STARSHIP
15 21 LOVE POWER / DIONNE WARWICK & JEFFREY OSBORNE
16 37 I JUST CAN'T STOP LOVING YOU / MICHAEL JACKSON
17 9 ALONE / HEART
18 10 WOT'S IT TO YA / ROBBIE NEVIL
19 20 SEVEN WONDERS / FLEETWOOD MAC
20 23 CAN'T WE TRY / DAN HILL(DUET WITH VONDA SHEPARD)
21 15 THE PLEASURE PRINCIPLE / JANET JACKSON
22 25 LIVING IN A BOX / LIVING IN A BOX
23 28 DOING IT ALL FOR MY BABY / HUEY LEWIS & THE NEWS
24 29 WHEN SMOKEY SINGS / ABC
25 40 DIDN'T WE ALMOST HAVE IT ALL / WHITNEY HOUSTON
26 34 HERE I GO AGAIN / WHITESNAKE
27 32 GIVE TO LIVE / SAMMY HAGAR
28 17 I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(WHO LOVES ME) / WHITNEY HOUSTON
29 22 I'D STILL SAY YES / KLYMAXX
30 39 WIPEOUT / FAT BOYS(&THE BEACH BOYS)
31 33 SINCE YOU'VE BEEN GONE / OUTFIELD
32 47 TOUCH OF GREY / GRATEFUL DEAD
33 36 MARY'S PRAYER / DANNY WILSON
34 18 KISS HIM GOODBYE / THE NYLONS
35 43 LIES / JONATHAN BUTLER
36 44 I HEARD A RUMOUR(FROM "DISORDERLIES") / BANANARAMA
37 41 JAM TONIGHT / FREDDIE JACKSON
38 42 WHO FOUND WHO / JELLYBEAN
39 49 I NEED LOVE / L.L. COOL J
40 48 ONE HEARTBEAT / SMOKEY ROBINSON
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トゥ・パウ T'Pau - Heart And Soul(1987年の洋楽 Part31)

2023-08-10 21:06:04 | '87年洋楽
1987年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart31は、T'Pauの"Heart And Soul"。前の記事に書きましたが、バンド名は「ティー・パウ」ではなく、「トゥ・パウ」と呼ぶのが正しいようです。最高位は8月8日付の1週間の第4位、年間チャートは33位。最高位4位ながら、Hot100に27週間滞在する超ロングヒットで年間チャートは上位に入る、デビューシングルにして大ヒットとなりました。

T'Pauですが、イギリス出身のポップ・ロックグループ。デビューは80年代半ば。女性ボーカルのCarol Deckerと、ギタリストでソングライターのRonnie Rogersが中心となって結成されました。

デビューアルバムは、1987年にリリースされた『Bridge of Spies』。そのアルバムからのファーストシングルがこの曲"Heart And Soul"です。曲の作者はバンド中心メンバーのCarol DeckerとRonnie Rogersの共作。

アルバムのリリースに先立って、まずは母国イギリスで、デビューシングル"Heart And Soul"が発売されましたが、イギリスでは全く話題にならなかったようです。
続いてアメリカでシングルがリリースされ、コマーシャルソングとして使われたようで、一気にブレイクしました。アメリカでの大ヒットで、母国イギリスでも火が付き、イギリスシングルチャートでも最高位4位を記録、アルバムも、アメリカではそこそこのヒットに終わりましたが、イギリスでは大ヒット、アルバムチャートではなんとNo.1となりました。

このアルバムのプロデューサーは、新人バンドにもかかわらず、なんと大物プロデューサーのRoy Thomas Bakerです。Roy Thomas Bakerといえば、クイーンのプロデューサーとして有名ですね。あの"Bohemian Rhapsody"のプロデューサーです。他にも、ザ・カーズ、フォリナー、ジャーニー、などなど、多くのロック系大ヒットアルバムを手掛けています。新人ながらこの大物プロデューサーが手掛ける、どういう経緯だったのでしょうか?かなり期待されているバンドだったのでしょうね。

この曲"Heart And Soul"、ちょっとブロンディを感じさせるところもある曲、これまでしっかりとは聞いたことがなかったですが、改めていい曲じゃあないですか。その後、アメリカでは全くヒット曲が出ず、一発屋に終わってしまいましたが、イギリスでは、次のシングルが、シングルチャートでNo.1となるなど大人気バンドとなり、90年代にかけて活躍することになります。
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ビルボード 全米 Top40 1987年8月8日付 グロリア・エステファン Gloria Estefan & Miami Sound Machine - Rhythm Is Gonna Get You

2023-08-06 19:52:36 | 1987年ビルボードTop40
1987年ビルボード Billboard All American Top40、1987年8月8日付、この週も1位の交代がありました、2位から上がっての1位はU2の"I Still Haven't Found What I'm Looking For"。U2ですが、アイルランド出身、デビューは1980年、母国やヨーロッパではすでに大人気バンドですが、アメリカでは、84年、"(Pride) In The Name Of Love"が最高位33位、87年になって、突如"With or Without You"がチャートを上昇、3週間の1位を記録、この曲が3曲目のTop40ヒットで、2曲目のNo1となりました。

2位は4位からアップ、George Michaelの"I Want Your Sex"。George Michaelですが、もちろん皆様ご存知のイギリス出身のデュオWham!のメンバー、初のソロアルバム『Faith』からのファーストシングルがこの曲です。Wham!のアルバムの中から、Wham! Featuring George Michaelとして発表した"Careless Whisper"が3週間の1位、"A Different Corner"が最高位7位、ソロ名義としてはこの曲が3曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop3ヒットです。

3位は1週のみの1位からダウン、Bob Segerの"Shakedown"。Bob Segerですが、デビューは1960年代、初のTop40ヒットが1968年の"Ramblin' Gamblin' Man"、その後しばらくヒットがなかったですが、1976年の"Night Moves"以来コンスタントにヒットを重ね、この曲で18曲目のTop40ヒットで、6曲目のTop5ヒット、これまでの最高が83年の"Shame on the Moon"の第2位、デビューから20年以上を経ての、初のNo.1獲得です。

4位は6位からアップ、T'Pauの"Heart And Soul"。バンド名は「ティー・パウ」ではなく、「トゥ・パウ」と呼ぶのが正しいようです。そのT'Pauですが、イギリス出身のポップ・ロックグループ。デビューは80年代半ば。この曲"Heart And Soul"がデビューシングルで、4位まで上がってきました。

5位は8位からアップ、Suzanne Vegaの"Luka"。Suzanne Vegaですが、アメリカニューヨーク出身のシンガーソングライター。デビューは1980年代初め。ファーストアルバムはヒットしませんでしたが、1987年にリリースしたセカンドアルバム『Solitude Standing』からのセカンドシングルのこの曲"Luka"が初めてのTop40ヒットになり、5位まで上がってきました。

この週6位はGloria Estefan and Miami Sound Machineの"Rhythm Is Gonna Get You"。最高位は8月1日付の第5位。年間チャートは72位。Gloria Estefan and Miami Sound Machineですが、これまで、Miami Sound Machineとして1985年に最高位10位を記録した"Conga"が初のTop40ヒット、この曲から、アーチスト名をGloria Estefan and Miami Sound Machineとしましたが、通算で5曲目のTop40ヒットで、86年に最高位5位を記録した"Words Get In The Way"に続く2曲目のTop5ヒットです。

そのGloria Estefan and Miami Sound Machineですが、1975年にアメリカマイアミで活動を開始したラテン系ミュージックグループ。77年にはキューバ出身のボーカリストGloria Estefanが参加して、Miami Sound Machineとして本格的な活動を開始します。

その後、アルバム・シングルのリリースを重ねますが、ヒットにはなかなか至りませんでした。初めてのメジャーヒットは8枚目のアルバム『Eyes of Innocence』から。このアルバムが初めての英語でのアルバムです。アメリカではなくイギリスで初めてのヒットとなりました。アメリカではダンスチャートでは話題になりましたが、レギュラーチャートではHot100ヒットには至りませんでした。

アメリカでの初のヒットは次の9枚目のアルバム『Primitive Love』からのシングル"Conga"、最高位10位を記録します。こちらをご覧ください→→→

そこからはヒットを連発、最高位5位を記録したバラードヒット"Words Get In The Way"を始め、計4曲のTop40ヒットを記録します。こちらをご覧ください→→→

そして"Rhythm Is Gonna Get You"ですが、次の10枚目のアルバム『Let It Loose』からのファーストシングルカット曲。このアルバムから、アーチスト名がGloria Estefan and Miami Sound Machineと表記されるようになりました。

曲の作者はメンバーのEnrique GarciaとGloria Estefan。「♪ Oh eh Oh eh ♪」から始まるこの曲、"Conga"に近いリズミカルな曲です。覚えやすいラテン系ダンスミュージックで大ヒットになりました。


今週 先週 song / artist
1 2 I STILL HAVEN'T FOUND WHAT I'M LOOKING FOR / U2
2 4 I WANT YOUR SEX / GEORGE MICHAEL
3 1 SHAKEDOWN / BOB SEGER
4 6 HEART AND SOUL / T'PAU
5 8 LUKA / SUZANNE VEGA
6 5 RHYTHM IS GONNA GET YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
7 11 WHO'S THAT GIRL / MADONNA
8 7 CROSS MY BROKEN HEART / JETS
9 3 ALONE / HEART
10 10 WOT'S IT TO YA / ROBBIE NEVIL
11 24 LA BAMBA / LOS LOBOS
12 16 DON'T MEAN NOTHING / RICHARD MARX
13 15 ONLY IN MY DREAMS / DEBBIE GIBSON
14 17 ROCK STEADY / THE WHISPERS
15 14 THE PLEASURE PRINCIPLE / JANET JACKSON
16 21 BACK IN THE HIGH LIFE AGAIN / STEVE WINWOOD
17 9 I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(WHO LOVES ME) / WHITNEY HOUSTON
18 12 KISS HIM GOODBYE / THE NYLONS
19 27 IT'S NOT OVER / STARSHIP
20 26 SEVEN WONDERS / FLEETWOOD MAC
21 31 LOVE POWER / DIONNE WARWICK & JEFFREY OSBORNE
22 19 I'D STILL SAY YES / KLYMAXX
23 33 CAN'T WE TRY / DAN HILL(DUET WITH VONDA SHEPARD)
24 13 GIRLS, GIRLS, GIRLS / MOTLEY CRUE
25 32 LIVING IN A BOX / LIVING IN A BOX
26 28 HEARTS ON FIRE / BRYAN ADAMS
27 20 SOMETHING SO STRONG / CROWDED HOUSE
28 35 DOING IT ALL FOR MY BABY / HUEY LEWIS & THE NEWS
29 39 WHEN SMOKEY SINGS / ABC
30 18 POINT OF NO RETURN / EXPOSE
31 22 DON'T DISTURB THIS GROOVE / THE SYSTEM
32 34 GIVE TO LIVE / SAMMY HAGAR
33 36 SINCE YOU'VE BEEN GONE / OUTFIELD
34 41 HERE I GO AGAIN / WHITESNAKE
35 25 HAPPY / SURFACE
36 40 MARY'S PRAYER / DANNY WILSON
37 - I JUST CAN'T STOP LOVING YOU / MICHAEL JACKSON
38 23 FUNKY TOWN / PSEUDO ECHO
39 45 WIPEOUT / FAT BOYS(&THE BEACH BOYS)
40 50 DIDN'T WE ALMOST HAVE IT ALL / WHITNEY HOUSTON
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ナイロンズ The Nylons - Kiss Him Goodbye(1987年の洋楽 Part30)

2023-08-03 20:27:35 | '87年洋楽
1987年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart30は、The Nylonsの"Kiss Him Goodbye"。最高位は8月1日付の第12位。年間チャートは圏外でした。

The Nylons、うーん、何者でしょうか?この頃のヒットになると、全然知らないグループが出てきますねー、このThe Nylonsもその一つです。Top40ヒットはこの曲のみですから、仕方ないでしょうか。

そのThe Nylons、カナダオンタリオ州で結成された、男性アカペラグループ。結成は70年代後半です。この87年時点では4人組だったようです。

この曲"Kiss Him Goodbye"ですが、前述したように、The Nylonsの初めてで唯一のヒット曲。実はこの曲にはオリジナルがあります。Steamというグループの"Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye"です。
1969年に2週間のNo.1を記録した大ヒットでした。このThe Nylonsバージョンは曲名短縮バージョンですね。

曲の作者はPaul Leka、Gary DeCarlo、Dale Frashuerの、Steamのメンバー3人の共作。
原曲は、曲名のとおり、「Na Na Na Na Na Na Na Na Hey Hey~♩」から入る、日本でも大ヒットした曲ですので、私も知っていました。でも、このThe Nylonsバージョンは、冒頭の「Na Na Na Na Na Na Na Na Hey Hey~♩」がないものですから、同じ曲だとは思いつかなかったです。途中から「Na Na Na Na Na Na Na Na ~♩」が入ってきて、そこまで進むと、「ああ、この曲の原曲知っている」となりました。

The Nylonsも、Steamと同様、Top40ヒットはこの曲のみ、一発屋で終わってしまいました。


こちらがその原曲のSteamの"Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye"です。先ほど書きましたが、日本でも大ヒットしましたね。Steamですが、この曲が入ったアルバムを作るために集まった、架空のグループのようです。そのため、Top40ヒットはこの曲だけでした。
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