今年も俳句甲子園が終わった。昨年は最優秀賞の句について高野先生が語られた時に大感動して鳥肌が立った。今年、最も印象に残った瞬間は、この句に出会った時。
星月夜われらのための岬欲し 開成高校
膝のマイ採点表は9点。6点や9点をつけるには結構な胆力が要る。だが、由良半島という小さな岬に生まれた海の子として、満天の星月夜の海を知る者として、この句を正当に評価せねば、彼らに応えねば、私にもっと勇気があれば、10点をつけるのに、と膝が震えた時、組長が10点をつけてくれた。鳥肌が立った。

この句への組長の講評は、(私が覚えている内容は、)以下のようなものだ。
この句の「われら」をカップルと読む人もあるかもしれませんが、私は、今まさに壇上に居る彼らのような、最低五、六人ぐらいの仲間ではないかと、そう思った瞬間、この景が眼前に鮮やかに立ち上がりました。満天の星空を知らない都会の青年が「星月夜」を仲間と見るための細長い岬が欲しいと、そのストレートな想い、“大志”を受け止めたいと思います。
この句は、敬愛する藍生の先輩(年は私よりお若い)高田正子先生の入選句となった。本当に良かった。おめでとうございます!
最優秀句への講評にも、最後の小澤先生のご挨拶にも感動した。

以下はいつき組の仲間たちと記念撮影集。







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