秋の夜スネアドラムは永遠を刻む
話せば長くなるが、短く言うと。台風で飛行機が飛ばず、ニックと知己のアルバン・ゲ...
野分雲去りて新宿ナイアガラ
台風の大雨の後、小雨が降ったりやんだりする中、ホテルから東京オペラシティまで歩い...
草臥れて顔を見合はす向日葵に
「向日葵が疲れているね」というニックの一言で一句。おしゃべり俳句シニア版。今週...
秋澄むと荷風のキネマ荷風の句
お裾分け頂いた「シーラカンスモナカ」。塩バター味。荷風の句を読んでいると、墨東奇譚が見...
草毟り這いつくばつて露あびて
庭のライムの木が少しずつ育つ。比べて、雑草は憎たらしいほど伸びる。特に裏庭の雑草が茂れ...
朝顔や床下へ行く夢を見て
「今日の一句」夜中に床下で妙な音がするので、見に行った。床下と言っても地下室のように...
雲湧くや新涼日誌を書き始む
千葉に来ている。千葉も秋の暑さ。先日韓国から届いた句友の絵葉書にも、ソウルの残...
名月は晴れか雨月か犬に聞く
小雨の中、新しいハーネスをお試し散歩。一見小さめ、実はたっぷりと余裕がある。かぼちゃん...
句碑あをあを銀杏の実の供へある
たびびと句会秋の部の朝、黒田杏子先生の句碑へお参り。誰かが銀杏の実をお供えして...
雲呑のごと房総の雲の月
今年も生徒さん手作りお月見饅頭。今年の名月は千葉で。千葉駅前にはそごうがある。...