ミセスローゼンの道後日記

花の内なる東京の授賞式



「鈴木牛後さんの角川俳句賞受賞式」
この受賞は快挙である。俳句界にとってもセンセーショナルな登場だけど、酪農家の方々にとっても大きな明るいニュースだと思う。天声人語にずらり並んだ牛の句に、どれほど皆さん励まされただろう。私は牛後さんの雪の句も大好き。初雪、根雪、雪かき、雪卸し、雪解けなど、雪の季語を心ゆくまで味わえ、春遠し、暖かし、などの句にも、雪国に生きる喜びを共感できる。昨夜、牛前さん(牛後さんの奧様)に、「山梨豪雪の時、私とニックは我が家の犬一匹さえ自力で守れなかった。なのに牛後さんたちは70頭の牛を守ってすごい。」と言ったら、「私は昔から農家に憧れていたんです。」と牛前さんがおっしゃった。ああ夢が叶ったんだなあ。牧場の日々の暮しの事などをもっともっとお聞きしてみたいなあ。授賞式に出て、こんな素敵な女性に出会えてよかった。

「サラッとかっこいいこと」
ある俳人の方に、「代表句は何ですか?」と聞かれ、「まだ出来てません。」と正直に答えた。その方は代表句をさらっと言われた。むっちゃ可愛い句やった。別の俳人の方も躊躇なく、さらっと言われた。それが意外な句であった。めちゃかっこええ。私も今年は代表句をさらっと言えるようにするぞ、と決心した。

季語「花の内」は、大正月の「松の内」に対して、小正月から月末までを言う。

コメント一覧

朗善
Re:Unknown
いっやー楽しくてホロリとして素敵な文章ですね!!更紗さん、シェアして下さって本当にありがとうございます!これから牛後俳句も、牛前エッセイも見逃せませんね。楽しみは雪だるま式に増えていく!!!
更紗
https://usiobasan.exblog.jp/30379083/
先日の「角川俳句賞贈呈式」の模様その他もろもろを牛後さんの奥様牛前さんがブログにアップされました。
牛後さんの挨拶、正木ゆう子先生の講評も全文。奥様えらい~!

ここにはあがってませんが、角川短歌賞の受賞者は28歳の山川築氏(「オン・ザ・ロード」)。
この方の挨拶も素晴らしかったですね。息子と同い歳とはとても思えぬ落ち着きにビックリでした。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事