ミセスローゼンの上人坂日記

秋天や子らを訪ねて三千里


新宿中央公園の亀。
今日は晴れ。今から成田へ、そしてNYへ行く。昨日は群馬シンフォニーを聞きに東京オペラシティーへ参じた。プログラムが興味深いので、ニックはだいぶ前から楽しみにしていた。ヴォーン・ウィリアムズ:トマス・タリスの主題による幻想曲、プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調 op.16、ウォルトン:交響曲第1番変ロ短調。大友直人先生のプログラムは、いつもニックのツボにはまる。私は故きサーネヴィルを尊敬していたのと同じ理由で大友先生を好き。それは、楽曲のあるがままの姿を引き出す為に全力を捧げる所だ。サーネヴィルのモーツァルトと人は呼ぶが、彼自身は全くそういう自意識過剰さが無く謙虚で信念のある方であった。さておき、ピアニストのハオチェン・チャンもプロコフィエフの2番も初めて聞いた。どちらもモンスター! 素晴らしかった。群馬交響楽団もパワフルで弦が風のように響く素晴らしいオケ。このオケで二大イギリス作曲家の曲を聞けて大幸運、大満足の結婚記念日だった。私が28日に日本にいないので前倒しで祝った。パークハイアットディナーして群馬響を聴く素敵な6周年のアニバーサリーだった。

東京富山間約400キロ、NY東京間約1万900キロ、合計11300キロ。三千里は11781.819 キロメートル。

ハオチェンに楽屋で会ったとき、大友先生が、チャイコフスキー優勝者のナサニエルローゼンさんだよ、と紹介すると、ハオチェン君はキョトンとして、それからニックの髭面をじーっと見て、だーいぶ前ですよね? と言ったのがおかしかった。ニックも笑ってた。イケメンじゃないのにドラマの主役をはれそうなタイプ、だと思った。
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