ミセスローゼンの道後日記

断食の夫婦寡黙に爽やかに



ラックオブラム(仔羊骨付き肉のグリル)。



ナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨン“ケイマス”。



ラムは辛子で、ジャガイモはタバスコで、焼きたてブロッコリーはパルミジャーノ・チーズをかけて。



簡単アップルケーキにマカデミアナッツアイス。

このようなご馳走を食べだめして、今断食中。

今日のニックの話。

ハイフェッツ先生が亡くなった原因はあまり知られていないが、断食が原因らしい。断食中の弱った身体で転び、頭を打たれて、しばらくして具合が悪くなり、病院に運ばれそこで亡くなった。だから今日僕は自転車に乗らない。

〈当たり前やんかそれ〉と心で突っ込みつつ、黙って犬の散歩をする。ニックが、「朝コーヒーを飲まないと怒りっぽくなるので喋らないことにしよう。黙って自分の罪について考えていよう。」と言うので。
私は今日しか日がないので、化粧して、パーチェム・ヘアサロンに来て、ヘアカラーとトリートメントして、出されたエスプレッソも飲んでる。日没まで一切、物は食べない。そこだけは毎年ニックにおつき合いしてやってる。それって普通のダイエットじゃん? と聞かれたら、そうだけど、と答えるしかない。
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