弓子とだらだら話してると、よしもとばななの本を読んでいるような爽快感がある。なぜだろうと心に問うておると、弓子が自ら答えを言う。
「お母さん、いまけっこう元気出たでしょ? あたしって天才だよねえ。本当の事を言って、しかも人を励ますことができるんだから」
へえへえへえ、と感心していると、こんなことを言いだす。
「B・Bクラブではねえ、私の名前の周囲に何百人も人が集まってくるんだ。私の正直な意見を聞いて、がっかりもするけど、結局いい気分になって帰るんだよねえ。こういうの、職業にならないかねえ」
宗教家かよ。正直言って驚いている。弓子はひきこもりになっても、教祖にだけはならんと思ってた。一気に人は開花するものだ。
ばななさんの本も、同じ効用がある。正直でリアリティに溢れ説得力があり、しかも癒される。笑って暮らそうという気持ちになる。これから、”ひとりブッククラブ”を始めることにした。ときどきはゲストに誰か迎えてもいい。ロンリーブッククラブ、略してLBC。今日の本は、よしもとばなな著「日々の考え」でした。
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