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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本、ペルーとドロー発進

2011-06-01 23:59:24 | 日記
 日本を代表する選手達でも、短期間で3-4-3の新布陣を実現させるのは、非常
に難しかったようです。

 中継の解説を務めた松木安太郎氏が述べていたように、4-2-3-1では前田の
背後に常に日本の選手が控えていますが、3-4-3では中央を菱形にしない限り、
1トップの後方に選手を置けません。

 しかし菱形の形ではセントラル・ミッドフィルダーはひとりしか置けません。

 中盤の守備力とプレスを考慮すると、菱形ではなく今日のような形での3-4-3
しか方法は無いでしょうね。

 ペルー戦で一番良かった事は、終盤のペルーの攻撃を川島を軸に防ぎきったことで
しょうか。

 失点ゼロで終えたことは、7日のチェコ戦に向けて淡い期待を抱かせましたし、今日
の試合で今野がどれだけザッケローニ監督の信頼を受けているかが、改めて理解できま
した。

 アントラーズの西、ベガルタの関口、サンフレッチェの森脇が起用された点も良かった
と思いますが、西は

 「3-4-3」

 という設計図を忠実に実行しようという、強い意識が働きすぎた感があります。

 僕もそうですが

 「こうしろ!!」

 と責任者から言われると、その旨からなかなか逸脱できないんですね。要は自分の良さ
を出すよりも、完成の度合いを優先してしまうのです。

 監督はイマジネーション溢れるプレイを、決して非難しないと思いますし、久々の代表
となった安田のように、戦術を尊重しながらも逸脱して構わない部分はあると思います。

 チェコ戦は布陣だけでなく、先発の顔触れにも注目しましょう。
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Kリーグの八百長とFIFAの買収騒ぎ

2011-06-01 18:19:20 | 日記
 欧州の2010-11シーズンが閉幕する中で

 「FIFAの買収問題」
 「Kリーグの八百長発覚」

 など、暗いニュースも相次いでいます。

 これらのニュースを耳にすると、やはりサッカーにはとてつもない額のお金が絡んで
いることが実感できますし、外部の人間が加わらないと

 「自浄作用」

 が得られないのではないかと思います。

 僕はKリーグの実例が、Jリーグも対岸の火事では無いと考えます。

 以前からCリーグではリーグの杜撰な運営が度々伝えられてきましたが、日本でも

 「エスパルスのゴトビ監督への中傷」
 「アルディージャの観客数を水増し発表」

 など、近年由々しき問題が相次いでいますから、八百長のような大問題でなくとも
リーグとクラブ、そしてファンがそれぞれ大きな問題を起こさないように、気を配る
必要があります。

 今タイでは日本人選手の需要が非常に高まっているそうですが、タイリーグはJリーグ
の運営方法を参考にしていると聞きました。

 Jリーグがアジアの手本とされている今、僕たちが考えねばならないことは、思いの他
沢山あるのかもしれません。

 まずはやはり

 「トイレを綺麗に使う」
 「ゴミは持ち帰るか、しっかり分別して捨てる。」
 「ボランティアや運営の方に感謝の気持ちを忘れない。」

 こうした基本に立ち返って観戦することが必要ではないでしょうか。
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ポール・スコールズ、引退を決断

2011-06-01 18:05:13 | 日記
 後10日ほどで、僕は35歳の誕生日を迎えます。

 子供の頃は両親にプレゼントをせがむのが楽しくて仕方ありませんでしたが、さすがに
今はウキウキすることは少なくなりました。

 シェフチェンコが欧州選手権後の引退を発表しましたが、ユナイテッドの象徴のひとり
であった

 「ポール・スコールズ」

 も引退を発表しました。

 アレックス・ファーガソンがインス、カンチェルスキスをトレードに出し、スコールズ
を含む

 「ファギー・ベイブズ」

 を主力として登用すると、ユナイテッドファンでさえ彼の決断を訝しげに思ったもの
です。

 ファーガソンの目利きの正しさを既に僕らは知っていますが、監督の決断に見事答えた
彼らは、当時相当の重圧に苛まれていたのかもしれません。

 1990年代のイングランドではユナイテッドだけでなく、リバプールも多くの有望株
が在籍していましたし、中でもジェイミー・レドナップの人気振りは相当な物で、彼が
人気歌手の

 「ルイーズ」

 を花嫁にした際は、大きな話題になったものです。

 昔からリバプールはエバートンとユナイテッドをライバル視していましたしね。

 戦績としてはユナイテッドに軍配があがるわけですが、スコールズが2004年に代表を
退く決断を下した事も、ファーガソン監督にすれば望外の喜びだったはずです。

 マルディーニもそうでしたが、クラブだけに集中できる環境を手にいれたことで、スコー
ルズ自身も自身にかかる負担を軽減できたことが、今日まで活躍できた秘訣と言えるで
しょう。

 これでユナイテッドはGKと中盤の補強が不可欠になりました。

 GKはアトレティコ・マドリーのデ・ヘアに焦点を絞ったと言われていますが、中盤の
構成を今後どう考えるのか、ファーガソンは思案の真っ最中だと思います。
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バルセロナの魅力

2011-06-01 13:52:18 | 日記
 バルセロナのサッカーをある人は

 「美しい」

 と讃え、ある人は

 「幾何学的だ。」

 と絶賛します。

 では僕が抱くバルセロナの印象は何かと言いますと

 「パスとドリブル、攻撃の選択しを選手が的確に選択している。」

 というものです。

 前線にボールを運ぶ手段としてパスとドリブルがあるわけですが、その意図、使い方
がクラブ内で徹底していなければ、ショート・カウンターの餌食やボールも持ちすぎで
相手に削られてしまいかねません。

 4-3-3と3-4-3

 バルセロナが90年代以降に採用してきた布陣の代名詞ですが、この布陣はどちらも
中盤で「トライアングル」を形成しやすいという特徴があります。

 パスを出す側が受ける側との適切な距離を考慮してのパスですから、ミスになる確率
は格段に減りますし、そこに

 「溜め」
 「デコイ」

 といったアクセントを加えることで、攻撃の魅力を更に奥深いものに発展させている事
が、バルセロナの攻撃を支えていると思います。

 勿論グアルディオラは練習やスカウティングの段階で、選手にこれらを示唆している
はずですが、当然映像と実際の試合は異なるわけです。

 ですから1度試合に突入すれば、選手がその場面に応じた

 「最適の選択」

 をしないといけません。

 その選択肢、選手間の意思統一が盤石だからこそ、バルセロナは必然のかたちで勝ち点
を積み上げているのだと考えられます。

 当然口で言うのは簡単ですが、グアルディオラの手腕と選手達の弛まぬ努力が背後に
あるのは言うまでもありません。
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バルセロナの強みを考える

2011-06-01 13:39:31 | 日記
 普通

 「全体主義」

 と言いますと、戦時中の日本やファシズム、ナチズムを連想させ決して良い意味では
使われません。

 厳しい言論統制や他の民族の排斥など、思想的にも治安的にもこの制度で暮らす人々
にとっては暗い時代でした。

 僕は現在のバルセロナは、この

 「全体主義」

 のクラブだと思っています。

 誤解しないで頂きたいのは、僕は「全体主義」という言葉を、彼らに対する賞賛の言葉
として用いていることです。

 政治用語の全体主義というのは、皆が同じ思想を抱き、同じ方向を向いて邁進すること
を意味します。

 ですから自分の意見を披露すること、他の民族を庇うことはそれだけで「国益」に反す
ると考えられました。

 今のバルセロナは

 「監督」「ファン」「選手」そして「フロント」

 のいずれもが、同じ方向を向いてサッカーをしています。

 つまり4者全てが思い描くサッカーが、完全な形で具現化されている。

 だからこそ僕は敢えて「全体主義」という言葉を用いました。

 皆が同じ方向を向いているからこそ、ファンは監督の戦術と選手起用に理解があります
し、監督もファンが要求しているサッカーがわかる。

 フロントも監督とファンが求める資質を備えた選手をスカウトし、選手は求めらるサッ
カーをする為に日々練習に励む。

 この同じ目線で活動できていることが今のバルセロナ最大の強みであり、最高の魅力
であると僕は考えるのです。
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