goo blog サービス終了のお知らせ 

塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

キリンカップ、チェコ戦の展望

2011-06-02 23:31:04 | 日記
 昨日のペルー戦、父は

 「何か面白くないな。」

 とテレビを観ながらそう呟いていました。

 確かに詰め掛けたファンが一番盛り上がったのが、長友が交代でピッチに入った際の
事でしたから、ファン、選手そして監督も

 「もどかしさ」

 を感じていたはずです。

 さてチェコ戦は

 「再び3-4-3を導入するのか」 
 「3-4-3を敷く際、先発の顔触れはどうするのか。」

 という問題が論点になると思います。

 ワールドカップ予選を考えるなら、森脇や西といった新戦力に再びチャンスを与える
べきでしょうし、3-4-3の完成度を高めるならば、岡崎や本田といった従来の

 「レギュラー」

 の選手を先発で使うことも考えられます。

 僕は

 「新戦力の起用と3-4-3」

 を同時にこなすよりも、どちらかに的を絞って展開したほうが代表の底上げになる気が
します。

 ちなみにGKは川島で決まりでしょうが、西川と東口にも出場機会を設けて欲しいです
ね。

 GKの突然の交代はアジアカップでも見られたように内部に混乱をきたしますし、リスク
マネージメントの面でも不可欠のはずですから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0か100か、それが問題だ(2)

2011-06-02 23:21:10 | 日記
 そうした批判に晒されている時にレコバの左足は、眠っていると言っても言いすぎで
はなかったと思います。

 しかし

 「ツボ」

 にはまった際のレコバの左足の威力の凄まじさは、インテルファンを狂喜乱舞させたこと
も事実です。

 特に2004-05シーズン、3-2で勝利いたサンプドリア戦のレコバの魅せた凄まじ
さを、今でも脳裏に焼き付けているインテル、サンプドリアの関係者は多いはずです。

 確かにミスをしないことは、プロとして当然です。

 でも平均的な特徴の選手がそつなくプレイをこなしても、残念ながら

 「感銘」

 という響きをファンに届ける事も、また難しいと言えます。

 一方で0か100かの選手はファンに溜息をつかせることもしばしばです。

 しかしその与えられた能力を限界値まで発揮できた時は、無類のスペクタクルを観客に
提供できます。

 サッカーに限らず、

 「天才は調子に波がある。」

 と言われてきました。気分屋と言われても仕方のない出来に終始することもあります。

 でもファンというのは案外、気分屋を愛するものかもしれません。

 インテル会長のモラッティが最後までレコバをトレードに出さなかったように、ミランは
サビチェビッチを、ユナイテッドはカントナを大きな愛で包み込みました。

 皆「一癖」ある選手ばかりですが、その存在そのものに価値があると、心のどこかで考えて
いたのかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0か100か、それが問題だ

2011-06-02 23:11:24 | 日記
 「平均的につつなくこなす選手」

 を11人揃えるよりも

 「0か100か」

 の選手が混じっていた方が、サッカーの世界では得てして効果があるように感じます。

 例えば仕事の面でも

 「彼はいつもミスばかりしている」

 と囁かれている人物が、時に周囲を唖然とさせるくらいの鮮やかな手さばきを見せる事、
皆さんの周りにありませんか?

 時間も空間も限られた現代のサッカーで、盛んにミスをする選手た監督としては非常に
計算しにくい存在であることは間違いありません。

 その一方で

 「劇的な何かを見せ付けるだけの能力」

 が、「0か100」の選手には備わっている気がします。

 僕はこの文章を、「アルバロ・レコバ」を念頭に置いて書いています。

 レコバ自身回想しているように、彼自身ロベルト・マンチーニとの折り合いは決して
良いものではありませんでしたし、インテルを退団して移籍したトリノでも、彼が敬愛
して止まない指揮官、ワルテル・ノベッリーノの期待に答えとは言いにくいですね。

 レコバ自身、インテルのファンから

 「好不調の波が激しい選手」

 と思われていたことは重々承知しているでしょうし、指揮官の多くから

 「色眼鏡」

 で見られていた影響もあるでしょう。

 実際レコバが彼の適所と言える「セカンド・トップ」で起用される回数は非常に少なかっ
たわけですし、レコバ自身

 「アンフェア」

 と思える批判も相当あったと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地味なポジションや裏方に対する敬意

2011-06-02 00:09:49 | 日記
 野球で投手を務めるなら、誰でも先発を任されたいと思うはずです。

 でも実際は違って敗戦処理の為マウンドに上がる投手もいれば、中継ぎとしてほんの
わずかのイニングしか任されない投手もいます。

 ファイターズの斎藤、ジャイアンツの沢村のように新人の年から先発起用される選手
もいれば、5年、10年プロで過ごしても芽がでない選手もいる。

 でもこうした一見地味な存在でしかない選手達が、本当は最も大切な役割を果たして
いるとも言えます。

 敗戦処理は本当は皆が敬遠したい。

 花形である先発や、タイガースの藤川のように抑えとして勝利の瞬間をマウンドで
味わいたい。

 そう皆が思っても、それが出来る選手とそうでない選手がいる。

 だからこそ中継ぎや敗戦処理の投手は、いてくれるだけで価値がありますし、周囲
が彼らに会釈や肩を叩くなどの

 「感謝の意」

 を示す必要があると思うのです。
 
 サッカーでもかつての中山雅史のような

 「スーパーサブ」

 が脚光を浴びたこともありましたし、ペルー戦で長谷部と交代した細貝のように、守備固
めと時間を消費する名目で起用される選手もいます。

 確かに花形の選手は見ていて楽しい。

 でも花形の選手も汗は掻いていますし、それ以上に僕らはテレビに映らないところで奮闘
している選手達に敬意を払う必要がありますよね。

 昨日の代表戦で例えるなら、警備の方、売店の売り子さんから代表のスタッフまで、裏方
を務めた方がそうです。

 皆が自分の役割を真っ当してこそ、プロの興行が成立している。

 だから皆プロの試合に行きたいのだと考えます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする