塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アンブロが抱く信念

2011-06-06 23:51:05 | 日記
 僕自身は「アンブロ」の熱心なファンではありませんが、アンブロが掲げる

 「アンブロはサッカー・ブランド」

 という哲学は、本当に凄いものだと感じています。

 つまり彼らは

 「私たちはサッカーに関する用具、ウエアしか開発、製品化しません。」

 と銘打っているわけですから、ある意味で時代に逆行しているという見方さえできると
思います。

 今はどのスポーツブランドも総合スポーツブランドとして、様々な競技の製品開発を
行っているのが普通です。

 例えばアンブロを傘下におさめるナイキであれば

 レブロン・ジェームズ(NBA)
 マリア・シャラポワ(テニス)
 アーロン・ロジャーズ(NFL)

 など、様々な競技の様々な選手達をサポートしています。

 でもアンブロのように、自分たちの信念に忠実である企業が存在することは、サッカー
だけでなく他の分野から見ても貴重な存在であるといえます。

 アンブロ自身サッカーに

 「限定」

 しての商品開発は、他の競技を支援しない分開発費の軽減というメリットがある反面、
どうしてもライバル企業と比較して

 「露出」

 の面で劣ってしまうデメリットが考えられます。

 でもアンブロとしては、

 「自分たちを本当に信頼してきれるクラブと代表、そして選手達を契約できればそれで
  結構。」

 と考えているのかもしれません。

 僕はアンブロがガンバ大阪と長年の信頼関係を結んでいる背景には、クラブの枠を超え
日本の顔にまで成長した

 「遠藤保ニ」

 との関係も絡んでいると、密かに睨んでいます。
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代表が今後抱えるかもしれない問題点

2011-06-06 02:17:40 | 日記
 しかしザッケローニ監督は、ファン・ハールには無い柔軟性をミラン時代に見せてい
ます。

 結果的にウエアはチェルシーに移籍しますが、ウエアと愛弟子であるオリバー・ビア
ホフを最大限活かすため

 「3-4-1-2」

 を導入したことは、広く知られていますが、同時にこの対応は自分の居場所が無いと
不満を漏らしていた、ボバンの口封じのための

 「苦肉の策」

 でもあったのです。

 ザッケローニ監督の

 「3-4-3」
 「3-4-1-2」

 は、今後の日本を象徴する形のエピソードになりそうです。

 3-4-3の場合、1トップの背後にMFがいないこともそうですが、最終ラインを負担
を軽減させるために、ウイングは相手サイドバックへのプレスをかけ、攻撃を封じる任務が
生じます。

 加えて今の日本の中盤には、

 「4-2-3-1」の3の中央で最も輝くであろう、本田と香川を3-4-3ではサイド
にしか配置できないという、デメリットになるであろう問題も抱える形になります。

 ザッケローニ監督はさすがに3-4-1-2の導入はしないでしょうが、布陣を変更する
事で生じるかもしれない選手の

 「ポジショニング」

 の問題を、今後解決する必要があるかと思います。

 サッカーに限らず、人は皆自分の得意分野で生きていきたいと思いますしね。
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ウエアとリバウドが抱えた不満

2011-06-06 02:09:13 | 日記
 日本代表が取り組んでいる「3トップ」

 僕が3トップと聞いて連想するのは、

 「リバウド」
 「ジョルジュ・ウエア」

 のふたりです。

 実はこのふたり、ある共通点があります。

 彼らが現役時代を過ごしたバルセロナ、ミランで彼らは指揮官、前者はルイス・ファン・
ハール、後者がザッケローニから、

 「3トップの左」

 を務めるよう指示を受け、最終的に

 「俺を左サイドで使うな!!」

 と公の場で字分の不満をふたりとも爆発させたんですね。

 つまりふたりともサイドで「拠点」を作ることが自分の役目ではなく、シュートを相手
ゴールに突き刺すことこそ自分の仕事と考えていた。

 だからこそ次第に鬱憤が溜まり、結果それが大爆発となったんです。

 ふたりの言い分も一理あります。

 プロは自分が最も得意とする分野で結果を残すからこそ高い報酬が得られるわけで、自分
の意図しないポジションをあてがわれ、結果が出せなければ解雇されてしまいます。

 一方で指揮官は、自身の選手たちに戦術を指導する権利がある。

 だからこそ彼らと監督ふたりは相成れなかったわけですが、今後日本代表は3トップの
顔触れをどう捉えてゆくのか、注目したいところです。
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