塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アーセナル、MFふたりを獲得

2011-09-02 02:02:11 | 日記
 アーセナル、「体裁」を整えましたね。

 デンマーク代表FWのベントナーの離脱は、ヴェンゲルは既に折込済みだったはず
です。

 既に昨シーズンから、彼の移籍話は紙面を騒がせていましたし、サンダーランドには
良い取引になったと言えます。

 ナスリとセスクを失った中盤には

 「ヨッシ・ベナユン (イスラエル代表)」
 「ミケル・アルテタ (スペイン)」

 という2選手を補強しましたが、特に後者はスペイン代表に選出されないのが不思議な
程の実力者ですし、彼の離脱にエバートンの指揮官、デビッド・モイースは

 「失望」

 を隠しきれない様子です。

 エバートンのように一度「歯車」が狂ってしまうと、選手層の観点から降格圏内が迫っ
てくる可能性が高いわけです。

 言い換えればそれだけアルテタの存在は、エバートンにとって大きかったと言えます。

 一方のベナユンはラシン・サンタンデールからウエストハムに加入して以降、短期間で
クラブわ渡り歩いていますから、そろそろ

 「足場」

 を固めたいと考えているはずです。

 リバプールでもチェルシーでも、脇役的な形から逃れられませんでしたが、アーセナル
ではアルテタ同様に、中心選手としての活躍が期待されます。

 ふたりの活躍がアーセナルの浮沈を握る形になるのが、現在の苦境を物語っていますが、
パク・チュヨンの獲得も含めて、ファンは巻き返しに期待していることでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

医学を取り入れた製品づくり

2011-09-02 00:33:40 | 日記
 実は

 「血管を圧迫させないように、シューレースをずらしてデザインする。」

 という試みは、1980年代既にコンバースが行っていたのです。

 商品名は「オデッサ」と言いまして、生誕100周年の2008年には海外限定で復刻
したようですが、当時はさほど生産されなかったようでした。

 スポーツ医学を取り入れた靴作りは、同じアメリカの

 「ブルックス」

 が有名ですが、今後サッカーの世界でも、選手の足首や指を保護するようなスパイクが
誕生する可能性はあります。

 「20世紀最高のFW」

 として多くのファンに愛されたマルコ・ファン・バステンも、たび重なる足首の負傷に
より、その選手生命が断たれる形になりました。

 ニッポン放送出版が1994年に出版した

 「サッカーハンドブック94」

 の34ページに

 「今ディアドラが足首に負担をかけない特性のスパイクを作ってくれていて、何度か
  履いたら具合がいいんだよ。」

 と、ファン・バステンの談話が掲載されています。

 彼はその後まもなく引退するわけですが、ショルダーチャージやタックルの類は近年
更に悪質な形で指摘されるようになりましたから、

 「スパイクが防護する形」

 は、今後スポーツブランドが抱えた命題となるでしょう。

 プラティニが1998年のフランスワールドカップで

 「バックチャージをレッドカードの対象にする。」

 と公表したのは、現役時代彼がそれらに非常に悩まされたからだと聞きました。

 確かに選手の寿命を伸ばす為には、用具の発達だけでなく、判定やルールの見直しも
必要かもしれません。

 (参考文献 永久定番コンバース 祥伝社ムック)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナイキが生み出した画期的な靴

2011-09-02 00:22:44 | 日記
 日本中が

 「エア・マックス」

 ブームに沸いた1995年、ナイキはそれまでの常識を覆す、新作シューズを発表しま
した。

 それが

 「エア・フットスケープ」

 と呼ばれるランニング・シューズで、アウトソールにはナイキ伝統のワッフルソールを
用いながらも、アッパーは従来の位置にあるはずのシューレースを

 「中央よりも外側」

 に配置する事で、より快適な歩行を生み出すことに成功しました。

 1995年当時はナイキのスニーカーであればどんな品でも注目を浴びましたので、当然
このフットスケープも爆発的な人気を得ましたが、ナイキの意図は消費者とは異なった点に
ありました。

 ナイキがシューレースの位置を、従来の位置からずらした背景には

 「シューレースが現在の位置だと、血管を圧迫させてしまい健康と歩行に良くない。」

 という、完全に

 「医学的」

 な立場になって開発した商品だったためです。

 この考えは当然サッカーにもフィードバックされ、開発されたスパイクが

 「トータル90」

 で、フランチェスコ・トッティ(現在はディアドラを使用中)が着用していたことを、覚
えている方は多いと思います。

 スパイク開発には、基本

 「軽量性」
 「通気性」
 「デザイン」

 などが求められるでしょうが、医学的見解のもとで開発されたスパイクは2010年代
の今でも非常に少ないと思います。

 ナイキのフットスケープは今でも人気がありますし、トータル90も後継モデルが発売
されていますから、試みはファンに受け入れられたのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする