塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

オンリーワンの代名詞、それはバスクの雄

2011-09-17 23:05:07 | 日記
 「オンリーワン」も「ナンバーワン」も

 「唯一無二」

 という意味合いでは同じですが、その立ち位置はまるで異なります。

 オンリーワンは間違いなく「個性」の塊であり、だからこそ地元のファンは例えクラブ
が貧しくとも、熱心に応援するわけです。

 オンリーワンの代名詞、僕が考えるに

 「アスレチック・ビルバオ」

 ほど、個性に秀でたクラブは存在しないと思います。

 極論ですが、彼らのやり方は時代錯誤で、富豪や王族からすれば旨味の無いクラブと
冷たい視線で見られることでしょう。

 ビルバオの本拠地「バスク」は、バルセロナのホーム「カタルーニャ」同様、今も
独立心旺盛な地方として世界中に知られ、彼らのルーツである

 「バスク語」

 は、他に似た言語が見当たらないと言われています。

 バスク地方にはもうひとつ、白と青の縦縞でしられる

 「レアル・ソシエダ」

 がありますが、彼らはバスクという地域にこだわらず、選手を獲得するようになりまし
たが、ビルバオは今でも

 「バスク純潔主義」

 と謳われる、バスク人のみでクラブを構成しています。

 大体「アスレチック」という英語をクラブ名に用いている時点で、強い個性を感じますし
あの赤と白の縞柄のジャージは、リーガのクラブの中で最も優れた配色と言えます。

 バルセロナが

 「ユニセフ」
 「カタール財団」

 と長年拒否し続けてきた胸スポンサーのロゴを入れたことが、近年ファンの間で討論され
てきましたが、同じ事がビルバオでも起きました。

 つまりファンからすれば

 「金の問題ではない。」

 というわけです。

 仮にクラブが資本主義の傘下に陥ろうそすれば、ビルバオのファンは身を投げ出して
阻止することでしょう。

 ナンバーワンではなくオンリーワン

 こんなクラブが今の時代に存在しても、良いではありませんか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オンリーワンとナンバーワン

2011-09-17 22:54:49 | 日記
 皆さんと同じように、僕もスマップの

 「世界にひとつだけの花」

 は、本当に素晴らしい曲だと思います。

 普段CDを買う事が無い僕が買ったくらいですから、この曲がきっかけでファンになった
方も多いのかもしれません。

 でも残念ながら

 「オンリーワン」

 は、既にサッカーの世界から淘汰されようとしています。

 サッカーは競技である以上、どうしても「ナンバーワン」を目指さなくてはいけませ
んし、フロントも今は優勝できなくとも、5年、10年先には優勝、強豪の仲間入りが
できるような

 「クラブ運営」

 を心がけねばなりません。

 でもこの

 「ナンバーワン」

 というものが曲者で、マンチェスター・シティやマラガのように、資本家の手によって
買収されるクラブが後を断たなくなると、どうしても

 「限られたクラブ」

 でのみ優勝が争われ、ファンの関心を失い、テレビの放映権料もやがて

 「値崩れ」
 
 してしまうでしょう。

 最新号の

 「ヨーロピアン・サッカーダイジェスト」

 では最近まで「かすり」もしなかったロシアの新興クラブ「アンジ」が、しっかり掲載
されています。

 ロベルト・カルロスとサミュエル・エトーが在籍している以上無視できないのでしょうが

 「富豪」
 「王族」

 の真意がどこにあるのか、正直僕にはわかりません。

 ここまで財力に物を言わせたクラブが増えたなら、皮肉にも

 「金で買った勝利」

 という批判は起きないでしょうし、虚栄心とも思える要求も満足できるに違いありません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スマップの北京公演から学ぶ言葉の大切さ

2011-09-17 00:08:35 | 日記
 デビュー20周年にして初の海外公演が北京。

 「日中友好」

 の旗頭のもと、スマップの皆さんは相当の緊張感があったと思いますが、4万人の観衆
の前で、代表曲

 「世界にひとつだけの花」

 を中国語で疲労するなど、心地よく舞台は終了した模様です。

 スマップの5人は中国語の歌詞を相当稽古したのでしょうし、その稽古が北京公演に向け
ての
 
 「自信」

 になったのでしょう。

 彼らの公演から見ても、言葉は本当に大切だと痛感します。

 外国語を学び、その土地でその言葉を用いるのは、相手に

 「私はあなたのことを知りたいのです。」

 という意思表示ですね。ですから言葉の良し悪しはともかく、自分たちの言葉を海外の
方が話していると、自然と引き込まれてしまいます。

 サッカーもFIFAの公用語として

 「英語」「スペイン語」「ドイツ語」の3言語が規定されていますし、もちろん他の言語
の重要性も高まっています。

 アルファベットとひらがな、そして漢字の間に共通項を見つけることは難しいですが、今後
日本人が

 「指導者」

 として欧州リーグ、東南アジア諸国へ旅立つならば、それらの国の風習だけでなく、最低限
の言語の知識が不可欠になります。

 選手の立場なら、通訳は許されると思います。

 しかし監督には自分の言葉で選手を鼓舞しなくてはいけないときがあります。

 その際通訳の力を借りては、その効果は半減してしまうに違いありません。

 熱弁を振るうにはそれだけの語彙が必要ですし、修辞の能力も必要でしょうから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする